トランスマリーン(Transmarine)牡2

2023年5月7日生(芦毛) 栗東・平田修厩舎
生産 ; ノーザンファーム 繋養 ; ノーザンファームYearling
育成 ; ノーザンファーム早来 外厩 ; ノーザンファームしがらき
父 ロードカナロア
   鹿毛 2008
キングカメハメハ
レディブラッサム
母 パシフィックギャル
   芦毛 2011
ゼンノロブロイ
*アイランドファッション(米)
兄弟 フィリアーノ(1勝、地1勝)、コースタルテラス(2勝 現)、パシフィックハイツ(未)
馬名の意  「海を横断する」の意。母名「太平洋地域のギャル」、父名の一部「ハワイに伝わる海の神」より連想。父や祖母が活躍した地での出走へ海を渡る。
戦績 2-0・0・0・2 条件 未勝利


■競走成績■

 日付 開催 レース名 頭数 人気 着順 騎手 斤量 コース 馬場 タイム 馬体重
2025/10/26 京都 2歳未勝利 10     和田竜二 56.0 1600      
2025/10/05 京都 2歳未勝利 7 2 和田竜二 56.0 1600 1.34.8 486
2025/09/15 阪神 2歳新馬 10 5 和田竜二 55.0 1600 1.36.9 486
NFしがらきにて調整(2025/08/01~08/18)
ゲート試験合格(2025/07/31)
栗東・平田修厩舎入厩(2025/07/24)

■近況レポート■

[2025年 2歳]

10月26日 京都・芝1600㍍戦に56㌔和田竜二騎手で出走。

10月22日 今週10月26日京都・芝1600㍍戦に和田竜二騎手で出走予定。この中間は状態を確かめながら乗り込んでいる。本日は和田竜二騎手を背に坂路コースで追い切り、53.5-39.1-24.8-12.1の時計。平田調教師は「今週もジョッキー騎乗で感触を確かめました。和田騎手は『舌を縛って、息遣いは良くなりましたね。動きも良かったです』と話していました。ただ、同時に『左へのモタれがキツく感じました』とも指摘がありました。あらためてジョッキーと相談して、ハミの調整や、実戦では片側だけチークピーシーズを着けることを検討します。しっかり対処して、いい結果を出したいですね」と。

10月16日 和田竜二騎手を背に坂路コースで追い切り、54.5-40.0-26.1-13.1の時計をマーク。平田調教師は「続けて使ってきていますし、サッと馬なりの予定でしたから、時計はこれくらいで十分です。ただ、ジョッキーから『息が荒い』との指摘がありました。疲れてヘバっているわけではないですし、念のため内視鏡検査を実施したところ、まだ若駒でノドのヒダが柔らかく、DDSPのような症状が出ているとの診断でした。苦しがる様子はうかがえませんし、来週は舌を縛ったうえで、追い切りの感触をあらためて確認しましょう」と。

10月15日 来週10月26日京都・芝1600㍍戦に和田竜二騎手で出走予定。3日間開催後で全休明けとなる本日は坂路コースを軽めで駆け上がっている。追い切りは明日行う。

10月8日 前走後も脚元の状態を含め馬体に問題はない。優先権も得ているので、このまま続戦し再来週10月26日京都・芝1600㍍戦へ向かう。鞍上は引き続き和田竜二騎手に依頼。平田修調教師は「変わりなく元気もあるので、もう一戦しましょう。馬体はだんだんしっかりしてきていますが、仕草はまだ子供っぽいですし、経験を高めて良化を図れればと考えています」と。

10月5日 京都・芝1600㍍戦に56㌔和田竜二騎手で出走。馬体重はデビュー時と変わらず486㌔。レースでは、スタート後の体勢がいまひとつで、外の馬とも接触して行き脚がつかず。序盤は最後方を追走。内からジワッと進んで、道中は5番手で運び、促しつつ3~4コーナーをカーブ。前を行く4頭との差はなかなか詰らず、残り100㍍位でようやく勢いがつくと、3着争いの一角まで上がったところで4着でゴール。和田竜二騎手は「デビュー戦よりも体の使い方がいまひとつで、突っ張っていました。返し馬からイレ込むわけではないものの、左右に気がいってしまい、前にいかない感じでした。レースでも前を突っ張っているので、ずっとフォームを整えながらとなってしまいました。少頭数でも流れていたので、ポジション的には悪くないと考えていました。ただ、4コーナーで促していっても差を詰められませんでした。前走の方がもっとハミに出てくる感じがありましたね。ラストは脚を使ってくれていますし、力はあると思いますが、もう少し経験を積む期間が必要でしょうか。全体的に子供っぽさが残るので、うまく対応して、走る方に気持ちが向いてくれるように仕向けていきたいですね」と。平田調教師は「うーん、前半の進みがいまひとつでしたね。最後はよく差を詰めてくれているのですが、勝負どころが後方のままでしたから・・・。突っ張っていたのは緩い馬場で走りにくかったのもあるのでしょうか。根本的にこなせないというよりは経験不足の面が強いでしょう。まだ走り切っていないので、上がりも元気でした。また様子を見て、次の予定を検討したいと思います」と。 

10月1日 今週10月5日京都・芝1600㍍戦に和田竜二騎手で出走予定。この中間も変わりなく、本日は坂路コースで追い切り、53.5-38.7-25.6-12.7の時計。平田調教師は「相手なりの追い切りで、こちらはまだ余力がありました。緩過ぎず、攻め過ぎず、ちょうどいいくらいだと思います。前走でいい経験をつめたので、上積みは十分に見込めるでしょう。さらにいい競馬を期待しています」と。

9月24日 来週10月5日京都・芝1600㍍戦に和田竜二騎手で出走予定。前走デビュー戦からの回復は順調で、本日は坂路コースでサッと追い切り、58.3-41.5-26.9-13.2の時計をマーク。平田調教師は「状態は変わりないですね。順調に調整しています。今日はサッと14-14くらいで駆け上がりました。動きも問題ありません。このまま来週のレースに向けて仕上げていきます」と。

9月17日 前走後も脚元の状態を含め馬体に問題はない。このまま続戦し、再来週10月5日京都・芝1600㍍戦へ向かう。鞍上は引き続き和田竜二騎手に依頼。平田調教師は「なかなか前が開きませんでしたが、スペースができてから、一瞬は勝ったかなとも思いました。いろいろと課題は挙がったものの、まだその分、伸びしろがあると言えるでしょう。距離はジョッキーも話していた通り、マイルまでだと思います。レースを経験した分の上積みも見込めますし、いまのところ心身ともに大きなダメージはないので、このまま中2週で京都のマイル戦へ向かいましょう」と。

9月15日 阪神・新馬(芝1600㍍)戦に55㌔和田竜二騎手でデビュー。馬体重は486㌔.。レースではややモッサリ気味気味のスタートから、ごった返す先団グループの後ろに。3コーナーでやや外めへ持ち出し、8・9番手の外になり、前の集団を見ながら4コーナーをカーブ。直線では前が壁で、なかなか追うことができず。内回りコースとの合流点のあたりで前が開き、ジワジワと脚を伸ばすも、勝ち馬から0.4秒差の4着でゴール。和田竜二騎手は「内容は悪くありませんでした。ゲートは入ったものの、中にいることを理解して、ゴソゴソとしはじめてしまいました。もう少しいいスタートを切りたかったです。道中のリズムを整え、直線で前が開くと脚を伸ばしてくれました。手応え的には突き抜けるかと思いましたけどね。距離はマイルまででしょう。やや一本調子で、もっと器用さと柔らかみが欲しいです。ある程度いいポジションでレースを進めたいところです。そこらへんをうまく修正しながら、勝利を目指していければと考えています」と。平田調教師は「包まれる形で、なかなか前が開きませんでした。終いは伸びてきましたし、一瞬勝ったかと思いました。昨日デビュー勝ちを飾った馬と同じくらい手応えがあり、期待していた馬です。ただ、モタれるところがあったとのことですし、心身ともに幼さを残しています。まだまだこれから良くなってくるでしょう。課題のゲートは、大回りせずにスッと入ってくれました。今後も課題をひとつずつクリアしていってもらいたいです。距離はジョッキーもコメントしていた通り、マイルまでだと思います。状態をしっかりと確認したうえで、このあとの予定を決めましょう」と。

9月11日 坂路コースで追い切り、54.8-39.2-25.4-12.8をマーク。平田調教師は「結構な雨が降り、馬場が重たかったので、時計はこれくらいで十分でしょう。動きは良かったですよ。いい感じで仕上がったと思います。あとはゲートでしょうか。入りがちょっとまだ渋いですね。ひょっとしたら枠順にかかわらず先入れになるかもしれません。ただ、練習を積んで、出はマシになり、駐立もおとなしいので、入ってしまえば問題ないでしょう。気持ちの部分でも落ち着いて臨みたいところですね」と。

9月10日 週明け9月15日阪神・新馬(芝1600㍍)戦に和田竜二騎手でデビュー予定。この中間も順調で、本日は坂路コースを軽めで駆け上がっており、明日最終追い切りを行う。

9月3日 来週9月15日阪神・新馬(芝1600㍍)戦に和田竜二騎手でデビュー予定。この中間の調整も順調で、本日は藤懸騎手を背にウッドチップコースで追い切り、6ハロンから83.9-66.8-51.3-36.4-22.7-11.6の時計をマーク。平田調教師は「すぐ前にゆっくりめの3頭併せがいたので、テンが遅くなりましたが、後半からしっかり加速して、終いもよく伸びていました。相手に先着は許したものの、こちらも手応えはまだまだ十分に残していましたね。ここまで順調です。ウッドで2週ビシッと乗れたので、来週はサラッと坂路で仕上げます。あとはゲートでしょうか。出はマシになったものの、今度は入りがちょっと渋かったです。また練習したうえで、レースに臨みます」と。

8月27日 再来週9月15日阪神・新馬(芝1600㍍)戦に和田竜二騎手でデビュー予定。この中間は徐々にピッチを上げており、本日は藤懸騎手を背にウッドチップコースで追い切って、6ハロンから81.8-66.5-52.0-37.3-11.6をマーク。平田調教師は「若干ハミがかりが遅いものの、ハミを取り出せば、しっかり動きます。先週(金)はちょっと予定よりも時計が速くなってしまいました。メンタル面で難しいところは感じますが、力があるということは確認できました。週末(日)はウッドチップコースでキャンターを乗ったところ、コントロールは利いていましたね。慣れていけば、もっと良くなってくるでしょう。今日はレースで騎乗する和田竜二騎手が併走相手に乗って、こちらは藤懸騎手で追い切りました。全体的にしっかり負荷をかけたうえで、終いもまだ余力がありました。いい感じで上向いてきていますね。素質は感じますので、心身ともにパンとしたら、さらに楽に動けるでしょう。ただ、ゲートを確認したら、ちょっと出がいまひとつでした。また練習しておきます」と。

8月20日 順調に調整が進み、昨日栗東TC帰厩。本日は坂路コースを軽めで駆け上がっている。平田調教師は「リフレッシュを挟んで、さらに元気になっていますね。ここからピッチを上げて、阪神戦でのデビューを目指していきましょう。いまのところマイルでの始動を考えていますので、9月15日阪神・新馬(芝1600㍍)戦を視野に入れていくつもりです」と。

8月15日 NFしがらき移動後はリフレッシュを図ってから騎乗調教を再開。現在のメニューは、周回コースでハロン23秒ペースのキャンター1800㍍、または坂路コースをハロン17秒ペースで1本という内容。暑さは厳しいものの、元気で動きも問題なく、馬体重も491㌔と増やしている。まだ幼さは残すものの、トレセンを経験したことがいい刺激となって、心身ともに着実な成長が窺える。

8月1日 NFしがらきへ移動。リフレッシュを図ってからさらに乗り込んでいく。

7月31日 坂路コースを67.5-49.6-32.7-16.8で駆け上がったあとにゲート試験を受ける。入りが少し甘かったものの、駐立は問題なく、発馬もそれなりに決めて無事合格。明日、NFしがらきへ放牧に出る。平田調教師は「入りはちょっと甘かったので、デビューまでにはまた練習しておきます。それでも、出はまずまず良好で、無事合格でした。大きなダメージはありませんが、一旦リフレッシュを挟んで、さらに乗り込みましょう。もうひとつ成長を図りながら秋のデビューを目指していければと考えています」と。

7月30日 入厩後は新しい環境に慣らしながらゲート練習を重ねている。本日は坂路コースを67.7-48.8-31.6-15.7で駆け上がったあとにゲート練習を行う。平田修調教師は「元気ですね。体調面は問題ありません。また、いくぶん左にモタれ加減ではあるものの、動き・メンタルともに変な癖は見られませんね。ゲートは先週末の時点で、すでに発馬まで進めて、いい感触でした。今日は入りも出もちょっと甘かったのですが、練習を兼ねて、明日あたりから試験を受けていくことも考えています」と。

7月24日 栗東TC・平田修厩舎入厩。先ずは新しい環境にならしながら、ゲート試験合格を目指す。

7月11日 NFしがらき到着後は順調に騎乗調教を進めている。現在のメニューは、週1回坂路コースをハロン18-17秒ペースで2本、週1回坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週3回周回コースでハロン23秒ペースのキャンター2700㍍という内容。動きはスムーズで、特に問題はない。体調も安定しており、元気に乗り込むことができている。この調子で栗東TC入厩を目指していく。飼い葉食いも良く、最新の馬体重は485㌔。

6月27日 熱発は治まり、体調面は徐々に安定してきたことから、昨日発でNFしがらきへ移動。

6月23日 NF天栄到着後に移動熱と思われる熱発の症状が見られたため、体調を整えたうえでNFしがらきへ移動する。

6月19日 本日発でNF天栄へ移動。

6月14日 この中間は課題に向き合い、成長を促している。現在のメニューは、坂路コースをハロン16・14秒ペースでそれぞれ1本の計2本と角馬場での運動、その他の日は周回コースでのハッキングキャンター調教やウォーキングマシン運動という内容。気持ちの強さをのぞかせながらも、ハミ受けが良化してきた。良好なバランスで動けるようになっており、キレもうかがえている。順調にステップアップできていることから、引き続き移動を視野に入れて進めていく。最新の馬体重は469㌔。

5月31日 この中間はハロン14秒ペースまで進めるなど、順調に調教を消化中。現在は、週3回角馬場での運動に加え、坂路コースをハロン16秒・14秒ペースでそれぞれ1本の計2本、そのほかの日は周回コースでのハッキングやウォーキングマシン運動を消化している。基本的には扱いやすいものの、時折、反抗するようなところを見せる。それでも、動きのキレの良さは光り、体つきもシャープになって、張りツヤも良好。このまま問題なく調整が進むようであれば、6月中の移動も視野に入ってくる。最新の馬体重は464㌔。

5月17日 この中間も角馬場でのフラットワークを織り交ぜながら鍛えている。現在のメニューは、角馬場で軽く体をほぐしたあとに坂路コースでハロン16秒・16-15秒ペースを各1本の計2本登坂、または周回コースをハッキングキャンターで2700㍍駆け抜けるといった内容が中心。基本的にはおとなしくて扱いやすいものの、時折何かを怖がるような様子がうかがえるなど、精神面での幼さは残す。動きにはキレが感じられ、この長所を生かすためにも、道中で溜めを利かせて操縦性を高められるよう努める方針。最新の馬体重は470㌔。

5月3日 この中間も状態に合わせて乗り重ねている。現在のメニューは、週1回坂路コースをハロン16秒ペースで1本と角馬場でのフラットワーク、週2回は周回コースをハッキングキャンターで2700㍍、その他の日はトレッドミルでの運動をキャンターペースで行うといった内容。馬体について、相変わらず毛ヅヤは良好で、筋肉量も着実に増加している。前進気勢を見せて調教に取り組めている点も好印象。一方で、ハミ受けが不安定で、トモの使い方にも良化の余地が感じられる。心身ともにまだまだ伸びしろを残している現状なので、本数を重ねながらさらなる成長を促していく。最新の馬体重は479㌔。

4月5日 この中間は課題に向き合いながらトレーニングを積んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで2本、またはトレッドミル運動という内容。引き続きハミ受けの改善にじっくりと取り組んでいる。ここのところは左にモタれる傾向が強く、右トモのハマりがいまひとつなことが影響している印象。裏を返せばその点が良化したときには、全体的な走りがさらにいいものになると思われる。相変わらず毛ヅヤが光っている馬体には、筋肉がまた着実に備わってきた。体力面もいまの調教を行ううえでは問題ない。精神面の幼さは少し残っている段階なので、今後も鍛錬を課して、心身のレベルアップを目指していく。3月下旬に計測した測尺は、体高163㌢、胸囲179㌢、管囲21㌢、馬体重466㌔。

3月1日 この中間もコンスタントに乗り込んでいる。現在のメニューは、週3日角馬場での運動と坂路コースをハロン18-17・17-16秒ペースでそれぞれ1本の計2本駆け上がるという内容が中心。登坂時に少し右にモタれる面を見せ、ハミをはじくようなところもあるので、徐々に改善できるように取り組んでいく。前進気勢がある点についてはとても好印象。馬体の張りツヤも良好で、筋肉量も少しずつ増えてきており、この調子でさらなるレベルアップを目指していく。飼い葉は残さず食べており、最新の馬体重は484㌔。なお、馬名が 「トランスマリーン」 (Transmarine「海を横断する」母名、父名より連想)に決定。

2月1日 この中間も順調に登坂を重ねている。現在のメニューは、週3回坂路コースをハロン18-17秒ペースで1本と周回コースをハッキングキャンターで2700㍍、週1回周回コースをハッキングキャンターで2700㍍、週2回は角馬場での運動といった内容。周回コースでの走りにはまとまりが出てきたものの、馬体に緩さがあるため、坂路では気持ちに体が追いついていない印象。また苦しくなってくると、頭を振って逃げようとするようなしぐさを見せるので、改善に努めていく。馬体はまだまだ細身で幼く映るが、毛ヅヤは良好で、いいコンディションを維持できている。気性面で特に気になるような部分はない。この調子で乗り重ねつつ、さらなる心身の成長を促していく。飼い葉食いは良好で、最新の馬体重は478㌔。

1月4日 この中間より、坂路コースでの調教を開始。現在のメニューは、週3回坂路コースをハロン19-18秒ペースで1本と周回コースをハッキングキャンターで2700㍍、週1回坂路コースをハロン19秒ペースで1本、週1回周回コースをハッキングキャンターで2700㍍駆け抜けるという内容。荒さをうかがわせていた気性面は、ここのところは問題なく、スタッフの指示に素直な反応を見せている。筋肉量の備わった馬体もいい状態を保ち、寒さが厳しいなかでも、毛ヅヤも良好。育成厩舎に移動する時期はゆっくりだったものの、僚馬と変わらないくらいの体力を有しており、しっかりとしている。この調子を崩さずに鍛えていく。最新の馬体重は473㌔。

[2024年 1歳]

12月7日 この中間よりコースでの騎乗調教を開始。周回コースでのハッキングキャンター2700㍍というメニューを交えつつ、現在は角馬場とトレッドミルでの運動を消化中。全体的に緩さが残り、成長の余地を多分に感じさせるため、じっくりと調整を進めていく。やや気性の荒いところがあるので、十分に注意しながらトレーニングを重ねていく。毛ヅヤ・飼い食いが良く、体調面に問題はない。着実に筋肉量が増えてきている馬体は、最新の計測で472㌔。

11月2日 NF早来到着後も飼い葉食いや体調に問題はない。現在は、ロンギ場での馴致を行いつつ、騎乗調教に向けた準備を進めている。まだ移動してきたばかりで、線が細く、体力も物足りない現状だが、跨ってみると本馬なりに一生懸命に動こうとしている様子が伝わってくる。時折、我の強い部分をのぞかせるものの、基本的には素直でいまのところ問題ない。このまま状態にあわせて進めつつ、コースでの調教に向けて態勢を整えていく。最新の馬体重は461㌔。

10月9日 NFイヤリングからNF早来へ移動。こちらの新しい環境に慣らしながら、騎乗調教開始の準備を整えていく。

10月5日 この中間も夜間放牧を消化しており、同時に鞍を着ける練習、背中に人を乗せる練習など、初期馴致を引き続き進めている。順調な成長を遂げて、全体のボリュームはより増してきた。やはり気が少し強いところを見せているため、その点に注意しながら調整を行う。しかし、普段の扱いに困ることはない。態勢が整い次第、NF早来へ移動する予定で、いつ声がかかってもいいように準備しておく。最新の馬体重は465㌔。

9月7日 NFイヤリングでは夜間放牧を行っている。5月生まれながら、筋肉量・骨量ともに十分といえる馬体を誇り、飼い食いも良好で安定して放牧メニューを消化できている。鞍付けや体を洗う練習といった初期馴致も問題なくこなし、調教厩舎に移動となった際は、スムーズに次のステップに移行できそう。普段はおとなしい性格だが、勝ち気なところはありそうなので、その点には注意しながら今後の調整も進めていく。8月下旬の測尺は、体高156㌢、胸囲173㌢、管囲20.9㌢、馬体重450㌔。

8月9日 馬体重442㌔ (+16㌔)

7月3日 馬体重426㌔ (+41㌔)

6月3日 測尺;馬体重385㌔、体高151㌢、胸囲167.5㌢、管囲19.8㌢