ストレヌア(Strenua)牝
デビュー戦で翌年のダービー馬・レイデオロ相手にあわやの3着
3歳夏の新潟競馬場で心不全発症し無念
東京競馬場(幸英明騎手) 山田光生氏提供
2014年2月13日生(黒鹿毛) | 美浦・和田正一郎厩舎 | ||
生産・繋養・育成 ; 社台ファーム | 外厩 ; 山元TC、和田牧場 | ||
父 *ワークフォース(英) 鹿毛 2007 |
*キングズベスト(米) | ||
Soviet Moon(愛) | |||
母 イオス 鹿毛 2007 |
*バゴ(仏) | ||
チューニー | |||
兄弟 ラララルジェス(1勝) | |||
馬名の意 ; ローマ神話で力を司る女神。父名、母名より連想 | |||
戦績 | 5-0・0・2・3 | 条件 | 未勝利 |
日付 | 開催 | レース名 | 頭数 | 人気 | 着順 | 騎手 | 斤量 | コース | 馬場 | タイム | 馬体重 |
予後不良(心不全) | |||||||||||
2017/09/03 | 新潟 | 3歳未勝利(牝) | 15 | 4 | ⑬ | 津村明秀 | 54.0 | ダ1800 | 良 | 1.59.0 | 432 |
2017/08/12 | 新潟 | 3歳未勝利(牝) | 15 | 9 | ③ | 津村明秀 | 54.0 | ダ1800 | 稍 | 1.55.0 | 432 |
2017/06/10 | 東京 | 3歳未勝利 | 16 | 7 | ⑪ | 石橋脩 | 54.0 | ダ1400 | 良 | 1.27.7 | 426 |
2017/04/30 | 東京 | 3歳未勝利(牝) | 18 | 4 | ⑬ | 石橋脩 | 54.0 | 芝1600 | 良 | 1.35.9 | 426 |
6ヶ月休養(和田牧場にてリフレッシュ→左膝外傷、細菌性関節炎) | |||||||||||
2016/10/09 | 東京 | 2歳新馬 | 16 | 13 | ③ | 幸英明 | 54.0 | 芝2000 | 重 | 2.04.9 | 420 |
山元TCにて調整(2016/07/07~09/10) | |||||||||||
ゲート試験合格(2016/06/30) | |||||||||||
美浦・和田正一郎厩舎入厩(2016/06/17) | |||||||||||
千葉サラブレッドセールにて購入(2016/05/16) |
■近況レポート■
[2018年]
4月9日 京都・下鴨神社にて物故馬慰霊祭が執り行われる。
[2017年 3歳]
9月6日 和田正一郎厩舎全員により、美浦TCの馬頭観音にたてがみと蹄鉄を捧げる。
9月3日 新潟・ダート1800㍍牝馬限定戦に出走。終始先頭で走る中で、最後の直線で右トモに異変。ゆっくりとゆっくりとゴールへ。頑張って頑張って頑張って馬運車へ。心不全発症。馬頭観音にたてがみを捧げることになる。
8月30日 調教負荷と馬体のバランスを考慮し、本日は普通キャンターのみで調整。今週9月3日新潟・ダート1800㍍牝馬限定戦に津村明秀騎手で臨む。
8月27日 前走時同様、1週前の本日に強めを追い切る。状態をみながら、明後日に軽めで調整しレースに臨む。
8月25日 馬房内でのイレ込みは、今週に入り大分落ち着いてきた。球節とトモに多少疲れが残っているが、9月3日新潟・ダート1800㍍牝馬限定戦に向けて仕上げていく。
8月16日 前走後、トモに疲れが出ているので、次走に向け回復に努めていく。また、馬房内でのイレ込みがきつくなっており、馬体重の維持に注意していく。
8月12日 新潟・ダート1800㍍牝馬限定戦に津村明秀騎手で出走。馬体重はプラス6㌔の432㌔。大外枠からスタートを決め先行、道中は終始突っつかれるが、我慢して4コーナーへ。直線に入り2番手以降の馬を引き離すも、最後の最後に中団から伸びてきた2頭に差され3着。馬体の回復次第だが、次走は9月3日新潟・ダート1800㍍牝馬限定戦に未勝利脱出を賭ける。
8月9日 今週8月12日新潟・ダート1800㍍牝馬限定戦に向け順調。テンション面を考慮して、日曜日に併せ馬でしっかり追い切っており、本日は単走で軽めに追い切る。
8月3日 来週8月12日新潟・ダート1800㍍牝馬限定戦に向け順調。レースは、バシッとスタートを決め、ふわ~っと前前をゆったり進み、直線でスパッと抜け出すイメージで臨む。鞍上はスタートの上手い津村明秀騎手に依頼。
7月26日 帰厩後も順調で、8月12日新潟・ダート1800㍍牝馬限定戦出走に向け今週日曜から速めを乗り出す。
7月22日 8月12日新潟・ダート1800㍍牝馬限定戦出走に向け美浦TC帰厩。
7月19日 和田牧場で順調に乗られており、今月中にも美浦TCへ帰厩する。
7月15日 左腰の痛みは消え、歩様も改善。8月中旬新潟・ダート1800㍍戦目標に乗り込んでいく。
7月10日 トモの状態は使えない程ではないが、レースで万全を期すため、次走は8月新潟開催のダート1800㍍戦視野。
7月8日 トモの回復具合が思ったよりスローのため、普通キャンターを乗りながら、筋注と塗り薬、レーザーで回復を促す。時間との闘い。
6月30日 トモ、腰の状態は快方に向かい、帰厩に向けて強めを開始する予定。
6月26日 左トモの筋肉痛がまだ若干残っているので、もう少し待ってから調教のペースを上げていく。
6月19日 左トモのケアを行ないながら騎乗調教再開。次走に向け乗り込んでいく。
6月13日 前走後、左トモに疲れが見られるため、次走に向け和田牧場で短期リフレッシュする。
6月10日 東京・ダート1400㍍戦に54㌔石橋脩騎手で出走。馬体重は前走と変わらず426㌔。五分のスタートから気合いを付けて5~6番手の外側を追走。しかし直線半ばで一杯となり11着に敗退。当日前半のレースは前残りが決まる状況だったので前目につけたが、追込みが決まる展開。本馬も直線勝負にかけた方が持ち味が生かせそう。馬体に問題なければ福島戦視野に続戦していく。
6月7日 今週の出走に向けWコースで追い切る。走りのキレが良くなり、息遣いも良好。但し芝1600㍍戦は除外濃厚のため、ダート戦に回る公算大。
6月1日 美浦TC厩舎改築工事(第1期)竣工に伴い北の杜地区に移転。天井高く明るい造りで、対面式で広くなった馬房は快適な筈。初勝利への前祝い?
5月31日 帰厩後も脚元を含めて順調で、本日はWコースで追われ良い雰囲気を醸し出している。新馬戦で戦った相手がダービー馬となっただけに、次走に向け力が入る!
5月23日 和田牧場で順調に乗り込まれ、本日、美浦TC帰厩。
5月19日 この中間も順調で、和田牧場でキャンター調教が進められている。6月11日東京・芝1600㍍戦出走を視野に、来週、美浦TCに帰厩する。
5月12日 関節炎の後遺症もなく、来週より速目を乗り出す。
5月2日 前走後、左肩にやや疲れがあるも、脚元を含め特に問題は無い。優先出走権がとれなかったため、6月東京開催での出走に向け和田牧場でリフレッシュ。
4月30日 東京・芝1600㍍牝馬限定戦に54㌔石橋脩騎手で出走。馬体重は初出走時に比べプラス6㌔の426㌔。腰回りなどに身が入ってきた印象。但し、パドック入場時には、久々もありテンションが高め。レースでは大外枠からのモサッとしたスタートで中団外目を追走。しかし3コーナーで他馬に寄られ引っ掛かり、終い1ハロンでは脚がなくなり不本意かつ不完全燃焼の13着。次走に期待。
4月26日 Wコースを併せ馬で追われ軽快な動き。馬体重も維持している。今週4月30日東京・芝1600㍍牝馬限定戦に石橋脩騎手で出走。
4月21日 ゲート練習を行なうが、スムーズにポンと出て半年振りも問題なし。4月30日東京・芝1600㍍牝馬限定戦での復帰に向け仕上げていく。
4月18日 日曜にWコースに入れた後も脚元に問題は無い。明日以降の追い切りの様子みて復帰戦を定める。
4月10日 帰厩後も脚元の不安はないが、ややテンションが高い。そのため今週末までは普通キャンターでリラックスさせ、日曜から速目を追う。復帰戦は今月末の東京2週になりそう。
4月7日 美浦TC帰厩。
4月4日 今週4月7日の検疫で帰厩する。昨日現在の馬体重は449㌔と、馬体に身が入ってきた。動き、息遣いを確認しながら復帰戦を検討する。
3月28日 既に強めキャンターに移行しており、歩様に関しては休養前より素軽さが出てきた。種子骨もすっきりしており、骨も固まってきたと思われる。休ませている間に馬体良化が窺える。脚元への負担から飼葉を控えていたが、今後は確り喰べさせ、更なる成長を促す。動き、息遣いを確認しながら帰厩日を検討していく。
3月14日 ハロン22~25秒程度の普通キャンターに移行しているが馬体に問題なく、来週からは15~20秒程度の強めキャンターを乗り出す。4月早々の帰厩目指す。
3月3日 ハロン30秒程度の軽めキャンター1200㍍を乗り出しているが脚元は問題ない。状態を見ながら徐々に負荷を高めていく。現在の馬体重は435㌔。
2月25日 ダクの時間を20分に延ばしても球節に問題なく、キャンターでの運動を開始。2週間ほど軽めキャンターを行ない、次のステップへ移る。
2月17日 ダクでの距離を延ばしている。長い距離を乗ると球節に熱感が出ることがあるが、痛みもなく、獣医の診断でも問題ないことから、今月末よりキャンターを開始する。
2月3日 昨日から和田牧場のダートコース1周(800㍍)をダクで乗り出す。熱感は無く、1週間ほど続けて問題なければ次のステップに進む。
1月27日 昨日からダクでの運動を開始したが、球節にやや熱感が出る。乗り出しが早いというサインとみて、レーザ治療、冷却を施しながら並歩でもう1週間ほど慣らしダクに移行する。
1月20日 昨日の獣医の診断で回復が確認され、本日よりウォーキングマシンに加え騎乗運動を開始。1週間ほど並歩で慣らしてからダクに移行する。
1月13日 和田牧場へ移動後もレーザ治療、冷却を施しており脚元は安定している。念の為、来週木曜日に獣医の診断を仰ぎ、その上で乗り運動を再開する。
1月4日 和田牧場へ移動。
1月3日 本日の白血球の数値も問題なく、腫れも治まる。明日、和田牧場に移動。10日間程は曳き運動とウォーキングマシンのみで調整し、その後騎乗運動へと移行していく。
[2016年 2歳]
12月27日 左トモに腫れの症状。白血球の数値は正常のため、感染によるものではないと思われる。恐らく入院馬房で10日程過ごしたこと、昨日は全休日のため運動が行われなかったことによる「立ちバレ」か?。念の為、放牧に出さず自厩舎で経過観察する。
12月25日 一昨日自厩舎に戻り、曳き運動を開始。今後は和田牧場に移動し騎乗運動再開、2月中頃より速めを乗り出す予定。復帰戦は4月か?
12月21日 手術後の経過良好。痛みは既になくなり、一昨日から痛み止めの注射は行なわず。また炎症を示す数値もゼロになり、抗生物質の投与も本日まで。あと2日ほど入院馬房で様子をみて、問題なければ自厩舎に戻る。
12月14日 関節液の洗浄、痛んでいる組織の除去手術を行なう。損傷はあまり進んでいなかったが、今後は再発防止のため10日~20日間程度、抗生物質を投与。その後は一旦放牧に出し次走に備える。
12月14日 調教後に左前脚球節部がもやもやしているので診断を仰いだところ、細菌性関節炎を確認。本日中に細菌の除去手術を行なうが、来週の出走は白紙。
12月9日 やや喰いが細まっているが、順調に調教を消化している。再来週12月24日中山・未勝利(芝2000㍍)戦に向う。
12月2日 リフレッシュ効果で精神的に落ち着き、飼葉も食べている。テンションを上げさせないためにも、少しづつ負荷を高めていき、来週木曜に15-15程度を行なう。中山最終週での出走目指す。
11月30日 検疫がとれ美浦TC帰厩。
11月18日 傷は癒えて乗り込みを始めている。12月に入り帰厩し、中山最終週での出走目指す。
10月28日 まだ幾分腫れが残っているため、騎乗運動はダクに留めている。なお、桜花賞、オークスに向けて、第1回特別登録を完了。
10月20日 柵に左膝をぶつけ、2針縫う外傷を負う。4~5日は曳き運動だけに留める。
10月14日 千葉県成田市の和田牧場で、2~3週間を目途にリフレッシュ。
10月11日 【スポーツ報知 次回注目馬】新馬戦は13番人気のワークフォース産駒。レース前は全く注目していなかったが、最後の末脚はなかなか見どころがあった。重馬場で行われたレースは1000㍍通過が63秒3で勝ち馬は4コーナー3番手。2着は2番手で4着は1番手と、完全に前残りの競馬だった。ストレヌアは4角11番手と絶望的なポジションにいたが、追われてからは目を見張る伸び。騎乗した幸も「追ってからしっかりしていたし、いい競馬だった」と好評価だった。馬券圏内に入ったことで、人気になるかもしれないが、次も直線が長い東京なら狙ってみたい。(西山智昭氏)
10月11日 短期放牧でのリフレッシュを挟んで次走に向う。
10月10日 レース後は神経が高ぶっていたが、一夜明け落ち着きを取り戻している。右前脚が硬い感じもするが問題になる程ではなく、次走に向け調整していく。
10月9日 東京・新馬(芝2000㍍)戦に54㌔幸英明騎手でメイクデビュー。馬体重は420㌔で、単勝99.4倍の13番人気。五分のスタートから中団後方10番手辺りのインを追走。手応え良く向こう正面中程から外目に出し、そのまま3~4コーナーを廻る。直線に入ると大外から弾けるように伸びるが、先を行き内から抜け出していた人気の2頭には及ばず3着。小柄な牝馬、重馬場という条件のなか、終い3ハロンは勝馬レイデオロに0.1秒まで迫る34.7秒。次走も1800㍍から2000㍍戦を視野に入れていく。
10月6日 予定していた10月8日東京・新馬(芝1600㍍・牝馬限定)戦は除外となったため、翌9日東京・新馬(芝2000㍍)戦に再投票。54㌔幸英明騎手でメイクデビュー。本日はゲートを確認。距離も問題ないと思われる。
10月5日 今週10月8日東京・新馬(芝1600㍍・牝馬限定)戦はフルゲート18頭に対して、出走表明馬は32頭。うち先週除外の権利持ちが6頭いるため、抽選突破での出走確率は五分五分程度。
10月3日 坂路コースを55秒程度で追われ、脚どりも軽快。やや喰いが細くなっているが、10月8日東京・新馬(芝1600㍍・牝馬限定)戦に向け順調。
9月28日 坂路コースを単走で56.6-41.6-13.1秒で追われる。来週10月8日東京・新馬(芝1600㍍・牝馬限定)戦に柴山雄一騎手で臨む。
9月25日 ポリトラックを4ハロンから55.5-41.1-13.4秒を単走で追われ軽快な動き。10月8日東京・新馬(芝1600㍍・牝馬限定)戦の鞍上は柴山雄一騎手を軸に調整。
9月23日 再来週10月8日東京・新馬(芝1600㍍・牝馬限定)戦でのデビューに向け順調。ポリトラックでの追い切り、ゲート練習のおさらいを重ねて仕上げていく。球節もそれなりに落ち着いている。
9月21日 ポリトラックを68.7-52.5-38.6-12.6を馬なり併走で追われる。
9月13日 帰厩後も順調で、明日、14-15程度の追い切りを行なう。
9月10日 美浦TC帰厩。
9月7日 今週10日に検疫を受け美浦TC帰厩へ。10月8日東京・新馬(芝1600㍍・牝馬限定)戦でのデビュー視野。
9月2日 今週も検疫馬房が取れず、帰厩は6日以降に。そのためデビューは9月中山最終週、もしくは10月東京開幕週にずれ込む。
9月1日 この中間は山元TCの直線坂路コース1500㍍および周回コース1100㍍をキャンターで乗られており、更にウォーキングマシンを1時間行なっている。坂路では常時ハロン16~17秒で乗られており、週1回は14~15秒で乗られている。飼い喰いは良くなり馬体にも幅が出てきた。
8月26日 今週の検疫は取れず、帰厩は来週となる。
8月24日 山元TCでの乗り込みも進み、検疫が取れ次第、美浦TCに帰厩する。9月中山開催でのデビュー目指す。
8月1日 山元TCの直線坂路コース1500㍍および周回コース1100㍍をキャンターで乗られており、更にウォーキングマシンを1時間行なっている。坂路はハロン15秒で乗られており、動き良く前進気勢も旺盛。現在の馬体重は425㌔。
7月27日 球節は落ち着いており、帰厩に向け山元TCで乗り込んでいく。新潟もしくは9月中山開催でのデビュー視野。
7月6日 ポリトラックで15-15を消化。前向き過ぎるところがあるので、詰めて進めるより一息入れた方が良いと判断、一旦、山元TCへリフレッシュ放牧に出す。
7月3日 ポリトラックで4ハロンから55秒程度の時計を出す。軽い走りでスピード感もありフォームも良い。能力は高そう。
6月30日 ゲート試験合格。ハミ見受けも問題ない。デビューに向け速めを追っていくが、一旦山元TCでリフレッシュ放牧を挟む可能性も。
6月24日 少しカリカリする面もあるが、入厩後も順調。来週30日(木)にもゲート試験を受ける。
6月17日 美浦TC・和田正一郎厩舎に入厩。先ずはゲート試験合格を目指す。
6月1日 この中間は直線坂路コース750㍍および周回コース2200㍍をキャンターで乗られており、更にウォーキングマシンを1時間行なっている。
5月21日 乗り運動を再開。元気一杯で馬体重も早々に回復しそう。
5月17日 山元TCで馬体のケアとリフレッシュ。馬体重は426㌔とセールでの調教供覧、および移動で落としているが、馬体に特に気になるところはない。
5月16日 千葉サラブレッドセールに上場。牧場従業員が騎乗し、2ハロンから24.1-11.2秒の時計を計時。ワークフォースの仔としては性格もキリッとしており、スピードもありそう。前日の馬体重は439㌔。セール終了後に山元TCに移動。