◆切手(日本)

【日本の馬切手のすべて】

競馬・馬術切手 競馬(22種、内 近代競馬17種)
馬術競技(12種)
馬文化切手 馬の文化財(25種、馬の絵画・工芸品など)
馬の年賀切手(13種/6回、馬の郷土玩具)
馬が描かれている切手 馬が描かれている切手(123種、ふるさとの馬など)
馬の干支文字・文様切手(11種)
満州国、占領地、沖縄切手(11種)


『切手で馬三昧』 新潟馬主協会会報(本人著)

    

【日本の馬切手あれこれ】


馬および馬に関連したものが題材もしくは題材の一部に描かれている日本切手は、現在217種類(オリジナル切手(フレーム切手)などは含まず)発行されている(本サイト調べ)。最新は2021年9月8日発行の『美術の世界シリーズ第3集』に収められている東山魁夷の『緑響く』。連作「白い馬の見える風景」の一つで、シャープAQUOSのCMとしても有名。

競馬を題材とした日本最初の切手は、1948年に逓信省から発行された「競馬法公布二十五周年記念 日本ダービー」の記念切手。近代競馬を題材とした切手は、この切手を含み、その後、「第50回日本ダービー」、「第100回天皇賞競走」の記念切手、「20世紀のデザイン切手」シリーズとして第一回および第二回日本ダービー2種類、2004年に「中央競馬50周年」を記念した2種類、そして20012年に「近代競馬150周年」を記念して10頭の三冠馬がデザインされた6種類の計17種。

1990年のウマ年の年賀切手である「飾馬(浜松張り子)」は「世界初のくじ付き切手」。お年玉抽選のくじ番号が印刷面上部に凸版で印刷されている。

2002年の切手趣味週間に発行された「賀茂競馬図屏風」は、角度を変えると別の文字が浮かび上がる世界初の「メタリックマルチイメージ(金属多重模様)」が採用された切手。
賀茂競馬図屏風切手

1936年に満州国第4次普通切手として「荷馬車」が、1943年には南方占領地切手のシャン地方切手として「馬車」、1944年には中国占領地切手として蒙古政府成立5年の記念切手「奔馬図」が発行されている。また、沖縄(琉球)切手の1966年の年賀切手として、前年12月に「紅型」が発行され、それぞれに馬が描かれている。
満州国第4次普通切手・荷馬車(6分)
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日本初の郵便切手は1871年、横浜居留地で設立された英国人経営の郵便馬車会社「サザーランド社」により発行されたサザーランド切手。「郵便馬車に乗り郵便ラッパを吹く騎手」をデザインしたもので、明治政府による最初の切手より19日早く発行された。現在までに発見されているのは15枚のみ。最も新しく発見(鑑定)されたものは、2003年に英国人のコレクションから発見され、その後、米国の切手商が有する使用済みのもの。
サザーランド切手
        


オリジナル フーム切手
   
東京競馬場開設80周年記念 武豊3000勝記念 競馬法100周年記念「翠」