メモリードライブ(Memory Drive) 牡2 

2022年4月16日生(青鹿毛) 美浦・池上昌和厩舎
生産 ; 追分ファーム 繋養 ; 追分ファームリリーバレー
育成 ; 追分ファームリリーバレー 外厩 ; 山元TC
父 *フォーウィールドライブ(米)
   鹿毛 2017
American Pharoah(米)
Funfair(米)
母 ユアメモリー 
   青鹿毛 2011
*シンボリクリスエス
メモリアルサマー
兄姉 ユースフルラヴ(2勝)、メモラーブル(地2勝、現)、ユアフラッシュ(1勝、現)、ユアグローリー(未)
馬名の意 メモリーを用いた外部記憶装置。父母名より連想
戦績 0-0・0・0・0 条件 新馬

■競走成績■

 日付 開催 レース名  頭数 人気  着順  騎手  斤量  コース  馬場 タイム  馬体重
2024/10/14 新潟 2歳新馬 1800
山元TCにて調整(2024/05/30~09/04) 
ゲート試験合格(2024/05/17)
美浦・池上昌和厩舎入厩(2024/04/26)

■近況レポート■

[2024年 2歳]

9月18日 10月14日新潟・新馬(ダート1800㍍)戦でのデビューを目指して調整中。ただ、この中間、右前蹄を気にする素振りを見せた。すぐに症状は落ち着いたものの、本日の朝、指動脈が張るようなところがあったため、4分の3蹄鉄に打ち替え、常歩15分間のメニューにとどめている。池上調教師は「蹄鉄がズレて、中の釘が当たっていたようです。その後、順調に回復していましたが、今日になって指動脈が強くなりました。すぐに履き替えたところ、歩様はだいぶ良くなりました。このまま問題なければ、新潟2週目へ向かえるでしょう。今後も慎重に様子を確認していきたいと思います」と。

9月11日 美浦TC帰厩後も順調で、週末より時計を出し始めた。本日はウッドチップコースで5ハロンから68.9-54.3-39.8-25.7-12.8をマーク。10月14日新潟・新馬(ダート1800㍍)戦でのデビューを目指す。池上調教師は「放牧前にウッドチップコースで速めを消化し、さらには先週末にも時計を出しましたが、今日が帰厩後の実質1本目の追い切りということで、単走でサラッとやりました。タイムはそれなりにまとまっているものの、最内を通ってのものですし、乗り手も『終いまで楽だった』とコメントしています。トモなどの状態を含めて、いまは気になるところもありません。ここまで動き自体もいいですね。あとは追ってからがどうでしょうか。新潟戦でのデビューを目指して、じっくりと仕上げていきます」と。

9月4日 美浦TC帰厩。動き・仕上がりを見ながら、具体的なデビュー目標を決めていく。

8月28日 この中間も脚元の状態にあわせて乗り進めている。現在のメニューは、周回コースをハッキングキャンターで2500㍍、または坂路コースをハロン15秒ペースで駆け上がるという内容。歩様を含めて脚元の状態に問題はなく、いい手応えで調教をこなしている。このまま進めていけそうな感触なので、今後はさらにピッチを上げ、調教の進度を戻していく。最新の馬体重は546㌔。

8月14日 この中間は左トモにも打撲を負うアクシデントがあったが、歩様の違和感はだいぶ解消されてきたことから、先週より騎乗調教を再開している。現在のメニューは、周回調教を併用しながら、坂路コースではハロン17秒ペースで駆け上がるという内容。周回コースでは左トモの歩様が若干気にはなるものの、登坂時は特に問題ない。今後も歩様を確認しつつ、無理せずじっくりと立て直していく。最新の馬体重は549㌔。

8月2日 帰厩に向け徐々にペースを上げてが、この中間の馬体チェックで、左前肢の歩様に違和感が見られた。顎下にも腫れがあったため、寝違えによる可能性が高いと考えられる。まずは状態の回復に努めつつ、ふたたび移動に向けて進めていく。

7月28日 この中間は帰厩に向けての最終調整を行っている。現在のメニューは、坂路コースをハロン13秒ペースで1本、または周回コースをハッキングキャンターで3000㍍駆け抜けるといった内容。かねてより、フォームの改善に努めていたが、ここ最近は走りにまとまりが出てきたため、現在はネックストレッチを外して調教を行っている。登坂時は併せ馬でもしっかりと動けていて、促してからの反応も良好。飼い葉食いや毛ヅヤは問題ないので、近日中の帰厩を視野に態勢を整えていく。最新の馬体重は543㌔。

7月14日 この中間はまた一段階、時計を詰めている。現在のメニューは、坂路コースをハロン13秒ペースで駆け上がるか、周回コースをハッキングキャンターで3000㍍という内容。登坂時における前進気勢が増し、本数を重ねるごとに動きは良くなってきた。周回コースでも集中力を保った走りを見せている。馬体の張りをもう少し良化させたいところだが、態勢は徐々に整ってきたため、今後は帰厩を視野に入れて調整を行う。最新の馬体重は536㌔。

6月28日 この中間は徐々に調教の負荷を強めて乗り込んでいる。現在のメニューは、周回コースをハッキングキャンターで3000㍍、または坂路コースをハロン14秒ペースで駆け上がるという内容。周回調教では、突っ張るような走りになってきたため、ネックストレッチを着用したところ、効果が感じられ、動きは良化している。坂路調教において、先頭だとフワフワするところを残しているものの、追走では前向きに集中して走れており、手応えも問題ない。この調子で速めを重ねていく。飼い食い・毛ヅヤともに良好で、最新の馬体重は530㌔。

6月14日 山元TC到着後も脚元や体調面に問題ないことから、すぐに騎乗運動を再開。現在のメニューは、周回コースをハッキングキャンターで3000㍍、または坂路コースをハロン17秒ペースで駆け上がるという内容。周回コースでは落ち着いて走ることができているものの、現状ではまだトモに弱さが感じられる。一方、坂路コースでの調教では、フワフワとまわりを気にしながら走っているが、これから慣れてくれば問題はない範囲。しっかりとトレーニングを重ね、トモと体力の強化に努めていく。飼い葉食いや毛ヅヤは良好で、最新の馬体重は526㌔。

5月30日 山元TCへ移動。更なる鍛錬を重ねデビューを目指す。

5月29日 ウッドチップコースで5ハロンから、70.5-54.2-39.1-25.0-12.2を併せ馬でマーク。池上昌和調教師は「脚元や体調面に変わりはないことから、今日もう1本時計を出しました。前向きさが少しずつ出てきて、助手を乗せても手応え良く動けましたが、内を通った分もあるでしょう。終いで切れるタイプではなく、ダートの中距離戦が合っていそうなイメージです。いまの時期はそのような番組が組まれていないため、この後は一旦放牧を挟もうと思います」と。

5月26日 ウッドチップコースで半マイルから、56.3-40.4-12.5を併せ馬でマーク。

5月22日 ウッドチップコースで石神深道騎手を背に、半マイルから58.7-42.8-27.6-13.3の時計を併せ馬でマーク。池上昌和調教師は「1本目でしたが、なかなかいい動きでしたね。跨がったジョッキーによると、『走る気がありますし、なかなか跳びの大きな走りですね。あとは上のギアを入れたときに、どのような動きを見せてくれるでしょうか』とのことです。脚元や体調面に問題はなく、とにかく落ち着きがあって扱いやすいです。もう1、2本追ってから、今後の方針を決めたいと思います」と。

5月17日 ゲート試験を受け合格。池上昌和調教師は「今日はきちんと出ていき、無事に合格できました。来週に1本追ってから、一旦放牧を挟みたいと思います」と。

5月16日 ゲート試験を受けたが、出・二の脚が遅く不合格。練習の内容や状態を見ながら、次回受験のタイミングを決めていく。

5月15日 引き続きゲート練習中。本日は角馬場で乗ったあとにゲート練習を行う。池上昌和調教師は「練習を重ねるごとに少しずつ良くなってきましたが、まだ出がもうひとつですね。それでも近々、練習がてら試験を受けてみようかと思っています。テンションはまったく上がることなく、落ち着いてメニューを消化しています」と。

5月8日 この中間もゲート練習主体のメニューを消化。本日はダートコースを軽く1周したあと、ゲート練習を行う。池上昌和調教師は「ゲートは特に癖もなく、入り・駐立については大丈夫です。ただ、まだトモに力がつききっていないこともあり、出るときに踏ん張りが利きませんね。乗り手によると、『出てからも走りがバラバラしています』とのことです。じっくりと練習を重ねて、ゲート試験の合格を目指します。テンションについては大丈夫で、飼い葉もきちんと食べています」と。

5月1日 美浦TC入厩後は、新しい環境に慣らしながらゲート練習を始めている。本日はゲート練習を消化。池上昌和調教師は「テンションはとりあえずのところは大丈夫ですね。ゲートの入りも問題ありません。今日は手開けで出して、発進はまだこれからという感じなので、練習を重ねていきます」と。

4月26日 美浦TC・池上昌和厩舎入厩。新しい環境に慣らしながら、まずはゲート試験の合格を目指す。

4月22日 この中間も順調に調整が進んだことから、本日発で山元TCへ移動。到着後の状態に問題がなければ、近日中に美浦TCへ入厩する。

4月6日 この中間は調教の負荷を強めて乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン14秒ペースで1本、もしくは坂路コースをハロン17・14秒ペースでそれぞれ1本の計2本、その他の日は周回コースをハロン24秒ペースで2500㍍駆け抜けるという内容。ペースを上げながら2本登坂の調教を継続しているが、体力・息遣いともに問題なく、力強い動きを見せており、周回コースでの長めもしっかりとした脚取りで走れている。ただ、体つきに関してはあまり変化がなく、腹回りを中心に余裕があり、動きにもやや重たさを感じるため、引き続き馬体を引き締めることを意識して乗り込んでいく。飼い食い・毛ヅヤともに良好で、体調面・脚元にも問題はない。今後も状態をよく確認しながら調教を重ね、良化に努めていく。3月下旬に計測した測尺は、体高166㌢、胸囲185㌢、管囲20.1㌢、馬体重526㌔。

3月2日 現在は登坂2本のメニューを中心に調教を行っており、坂路コースをハロン17秒・15秒ペースをそれぞれ1本の計2本、もしくは周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるといった内容。現状のメニューにも順調に対応できており、手応え良く、終いまで力強くしっかりと走れている。普段から精神的に落ち着いており、調教中も精神面での課題はない。一方で、もう少し前進気勢をもって取り組んでほしいところで、併せ馬などさまざまなシチュエーションを取り入れていく。まだ体つきに余裕があり、走りにもやや重さを感じるため、乗り込みながら馬体の引き締めを図っていく。飼い葉食い・毛ヅヤともに良好で、最新の馬体重は517㌔。なお、馬名が 「メモリードライブ」(Memory Drive 「メモリーを用いた外部記憶装置」 父名および母名より連想)に決定。

2月3日 この中間は速めの時計も出し始めた。現在のメニューは、坂路コースをハロン15秒ペースで1本、または坂路コースをハロン17-16秒ペースで2本、周回コースをハロン24秒ペースで2500㍍駆け抜けるという内容。負荷を高めても問題なく対応できており、本数を重ねるごとに動きが良くなって、体力面の向上もうかがえる。走りのバランスに左右差は感じず、まとまった走り。乗り手の指示に対して従順に反応する賢さを持ち、我の強い面は引き続きのぞかせながらも、扱いに困ることはない。体つきに余裕をまだ感じるが、ボリュームのある馬体ともいえ、体幹がしっかりしている点は好印象。いまのトレーニングを継続して、下地をしっかりと作りあげる。飼い食いは旺盛で、毛ヅヤも悪くなく、最新の馬体重は520㌔。

1月5日 この中間は登坂2本を取り入れるなど、負荷を強めた調教を課している。現在のメニューは、坂路コースをハロン17-16秒ペースで1~2本、もしくは周回コースをハロン24秒ペースで1500~2500㍍駆け抜けるという内容。パワフルな走りは健在で、体幹がしっかりとしてきており、体力も備わってきた。最新の馬体重は512㌔と大きな変化はないが、筋力量が豊富な力強い馬体を誇っている。ここにきて、我の強い部分が出てきたが、現状では問題ない程度で、基本的には乗り手の指示に対して従順で、高い集中力で調教に取り組めている。飼い食い・毛ヅヤともに良好で、さらなるレベルアップを求めて乗り込んでいく。

[2023年 1歳]

12月2日 この中間もコンスタントに乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン17-16秒ペースで1本、または周回コースをハロン24秒ペースで1500~2500m駆け抜けるという内容。現状のペースでも、しっかりと終いまで力強く走り切れている。息遣いも問題なく、体力が着実に備わってきた印象。休まず乗り重ねるなかでも、最新の計測で510kgとしっかりと体重は増えており、馬体にも幅がでてきた。普段から落ち着いていて、精神面で安定しているところは本馬の長所と言える。飼い葉食い・毛ヅヤともに良好で、体調面も問題ないため、この調子を維持しつつ、さらに鍛えあげていく。

11月4日 この中間はまた一段階、調教を進めている。現在のメニューは、坂路コースをハロン17秒ペースで1本、または周回コースをハロン24秒ペースで1500~2500m駆け抜けるという内容。走ることに対して前向きな性格は変わらず、特に並走時に前進気勢の強さを見せている。いまのペースでもしっかりと動けており、体力的な問題も感じられない。体つきに大きな変化はないものの、さらに引き締まってきた。1歳馬らしく、ヤンチャで幼い面はうかがわせるが、基本的には落ち着いている。飼い食い・毛ヅヤもとても良く、いいコンディション。今後もさまざまな面のレベルアップを図っていく。最新の馬体重は497kg。

10月7日 この中間も周回・坂路コースでじっくりと乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン20-18秒ペースで1本、または周回コースをキャンターペースで1500m駆け抜けるという内容。順調に調整は進んでおり、隊列の先頭でも前進気勢が削がれることなく走れている点は好印象で、現状のペースに求められるだけの体力は備えている。最新の馬体重は495kgと数字のうえでは増加傾向だが、馬体は引き締まり、見栄えのする体つき。精神面はおおむね問題ないものの、調教時に過敏な反応を見せることもあるため注意しつつ、徐々にペースアップしながら進めていく。

9月2日 既に追分Fリリーバレーに移動し、鞍やハミを装着する練習、馬房内にて人が跨る練習、ウォーキングマシンでの常歩運動の練習といった初期馴致を終えた。騎乗調教も始めており、現在は坂路コースをハロン20-18秒ペースで1本、または周回コースをハッキングキャンターで1500m駆け抜けるというメニューをこなしている。移動後も脚元・体調に問題はなく、理解力が高かったこともあり、スムーズにブレーキングを修了することができた。いまはゆっくりとしたペースでの調教だが、登坂時も良い前進気勢をもって取り組めている。まだ体型には幼さが残っているが、乗り込むことでだんだんと引き締まってきそう。飼い葉食い・毛ヅヤともに良好で、まずはじっくりと下地作りに努めていく。8月下旬現在の測尺は、体高161cm、胸囲178cm、管囲20.3cm、馬体重488kg。

7月3日 馬体重477kg。

6月5日 測尺;馬体重452kg、体高157.5cm、胸囲174cm、管囲20.8cm。