アミドゥクール(Ami de Coeur) 牡2 

2022年2月22日生(黒鹿毛) 美浦・尾関知人厩舎
生産 ; 追分ファーム 繋養 ; 追分ファームリリーバレー
育成 ; 追分ファームリリーバレー 外厩 ; 山元TC
父 キズナ
   青鹿毛 2010
ディープインパクト
*キャットクイル(加)
母 *ディレクタ(仏)
   黒鹿毛 2017
Anodin(愛)
Misdirect(米)
兄弟 初仔
馬名の意 心の友(フランス語)の意。父名より連想
戦績 0-0・0・0・0 条件 未登録

■競走成績■

 日付 開催 レース名  頭数 人気  着順  騎手  斤量  コース  馬場 タイム  馬体重
2024/--/-- 2歳新馬
 山元TCにて調整(2024/08/17~/)
ゲート試験合格(2024/08/09)
美浦・尾関知人厩舎入厩(2024/08/01)
右大腿骨OCD(離断性骨軟骨症)除去手術(2023/08/15)

■近況レポート■

[2024年 2歳]

9月14日 この中間、右トモに傷腫れを負うアクシデント。1週間ほどウォーキングマシン運動のみのメニューにとどめて治療に専念したところ、徐々に腫れも治まってきたため、ふたたび騎乗調教を進めている。現在のメニューは、周回コースをハッキングキャンターで2500㍍、または坂路コースをハロン15秒ペースで駆け上がるという内容。騎乗を控えていたわりには、そこまで馬体が緩むようなこともなく、登坂時の行きっぷりも良好。徐々にペースを上げて乗り込み、デビューに向けての下地を整えていく。最新の馬体重は538㌔。

8月28日 山元TC到着後は、リフレッシュを図ったのち、騎乗調教に移行している。現在のメニューは、周回コースをハッキングキャンター2500㍍、または坂路コースをハロン17秒ペースで駆け上がるという内容。動き始めでの右トモの硬さはあるものの、歩様が特段気になるわけではない。体調面は良好なので、しっかりと乗り込み、体力面の強化に努めていく。飼い食いも良く、最新の馬体重は527㌔。

8月17日 山元TCへ移動。

8月15日 坂路コースで速めを追い、55.5-40.6-26.3-13.0の時計。

8月14日 先週9日にゲート試験を受けて合格。明日あたりに1本速めを追ったあと、放牧に出る予定。尾関調教師は「1回目の出は少し遅めだったものの、2回目はスッと出ていきました。なかなかセンスのあるところはうかがえましたね。しかし、すぐに競馬へというタイプではなさそうですから、速めを1本乗って感触をたしかめてから、あらためてデビューに向けての下地づくりを進めてもらおうと思います」と。

8月7日 入厩後はゲート練習を中心に消化している。本日は坂路コースを1本駆け上がったあと、ゲート練習を行っている。尾関調教師は「新たな環境でも落ち着いて過ごせており、ゲート練習を順調に積んでいます。手開けまで進めている段階で、今日は1回目に入りで渋るところを見せたものの、2回目は大丈夫でした。今後も練習を重ねながら、試験を受けるタイミングをうかがっていきます」と。

8月1日 先ずはゲート試験合格を目指すことになり、本日美浦TC・尾関知人厩舎入厩。環境に慣らしながら、ゲート練習を進めていく。

7月28日 この中間は徐々に調教の進度を戻している。現在のメニューは、周回コースをハッキングキャンターで2500㍍、または坂路コースをハロン15秒ペースで駆け上がるという内容。少しずつ体力はついてきているものの、疲れが溜まりやすいタイプという印象で、コンディションを確認しながら進めている。馬体もまだ幼いため、しっかりと成長を促していく。飼い葉食いは問題なく、最新の馬体重は527㌔。

7月14日 この中間は坂路調教も交えながら、徐々に負荷を高めて乗り込んでいたが、暑さがこたえているのか、毛ヅヤが落ちるなど、馬体コンディションがひと息に感じられた。そのため無理をせずに、先週はリフレッシュに専念したところ、コンディションは少しずつ回復傾向にあることから、ここから徐々に調教の進度を戻していく。今後も疲れを溜めこまないように、適度に休みを挟みつつ、メリハリのある調教メニューで動かしていく。最新の馬体重は519㌔。

6月28日 山元TC到着後は、様子を見ながら騎乗調教を進めている。現在のメニューは、周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるという内容。全体的にしっかりとしている印象を受けるものの、乗り進めていくことで、さらに良くなってきそうなので、少しずつペースを上げて、きちんと鍛えていく。飼い葉食いは良好だが、最新の馬体重は514㌔と、輸送で少し減らしている。

6月14日 この中間もハロン14秒ペースを中心とした速め調教を重ねてきた。やや硬さを感じる点はあるものの、速いペースでもだいぶ安定して動けている。もう一段階ギアが上がれば、なお良さそう。精神的に落ち着いている点は好感が持て、飼い食い・体調面ともに問題ないことから、本日発で山元TCへ移動。移動前の馬体重は529㌔。

6月1日 この中間も速めを乗り重ねている。現在のメニューは、坂路コースをハロン14秒ペースで1本、またはハロン17秒・15-14秒ペースをそれぞれ1本の計2本、もしくは周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるといった内容。速め調教をこなすなかで、手応えは着実に向上している。一方で、疲れがたまりやすい様子もうかがえるため、注意をしていく。動き出しの際に、右前肢の出に硬さが感じられるものの、動かしてしまえば気になることはない。フットワークは軽く、背中の感触も良いので、適度にリフレッシュを挟みつつ、じっくりと乗り込んでいく。気性は安定しており、飼い葉食いは問題ない。最新の馬体重は527㌔。

5月18日 適度にリフレッシュを挟んだことで、疲れは着実に抜けており、この中間は順調に乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン14秒ペースで1本、坂路コースをハロン17秒および15秒ペースでそれぞれ1本、周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるという内容。動けてはいるものの、自ら進んでいくというよりも、促されてペースなりに走っている感触。前進気勢がより出てくるように、気持ちを乗せていきたい。飼い食い・体調面は良好で、最新の馬体重は524㌔。

5月4日 この中間もじっくりと鍛錬を重ねている。現在のメニューは、坂路コースをハロン17秒15秒ペースでそれぞれ1本の計2本、もしくは坂路コースをハロン15秒ペースで1本、その他の日は周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるという内容。キレのある走りからは成長を感じさせるものの、15-15の本数を増やしたところ、少し疲れが見られ、体力的にも苦しそうなときがある。無理はさせないように、適度にリフレッシュを挟みつつ、コンディションを維持しながら乗り込んでいく。気性は穏やかで、集中力が高い点は好印象。飼い食い・体調面に問題はなく、最新の馬体重は534㌔。

4月6日 この中間より登坂本数を増やして鍛えている。現在のメニューは、坂路コースでハロン16・15秒ペース各1本の計2本、またはハロン16秒ペースを1本、もしくは周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるといった内容。登坂時の手応えは向上しており、動きにキレが出てきた様子からは、本馬の着実な成長が感じられる。体幹がしっかりとしてきたことで、走行時のバランスも整ってきた印象。飼い葉食い・体調ともに問題はなく、適度な前進気勢をもって調教に取り組めているので、この調子を維持しながら、さらなる成長を促していく。3月下旬の測尺は、体高162㌢、胸囲189㌢、管囲20.2㌢、馬体重536㌔。

3月2日 この中間も基礎体力の養成に努めている。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで1本、または周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるという内容。馬体重は522㌔とまた増えており、成長期を迎えていることも影響してか、走行時にバランスをやや崩している。それでも加速が鋭く、柔軟かつ跳びの大きい動きはけっして悪くない。脚元に反動・疲労が表れないように注意して鍛え、走りの質や心肺機能をさらに高めていければと考えている。また、うまく扶助しながら正しいフォームに整えていく。気性や体調面は安定している。なお、馬名が 「アミドゥクール」(Ami de Coeur 「心の友(仏)」。父名より連想) に決定。

2月3日 この中間もじっくりと鍛錬を重ねている。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで1本、坂路コースをハロン17-16秒ペースで1本、または周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるという内容。適度な前進気勢を見せ、変わらず素軽い動きを披露しているが、周回調教ではやや前にモタれるところが出てきたので、体を起こして安定したフォームで走れるように促している。息遣いや手応えは良化・向上しているものの、ラストまで余裕をもって登坂できるように引き続き鍛えていく。飼い食い・体調面に問題はなく、最新の馬体重は511㌔。

1月5日 この中間よりペースアップを図っている。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで1本、坂路コースをハロン17-16秒ペースで1本、または周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるという内容。雄大な馬格ながらも素軽い走りを見せており、加速はスムーズで動きのキレも感じさせる。一方で、まだ乗り出してから間もないこともあってか、体力的に物足りない印象。精神面での幼さも感じられるため、本数を重ねながら焦らずじっくりと体力の向上に努めていく。飼い葉食いは良好で、体調も問題ない。最新の馬体重は501㌔。

[2023年 1歳]

12月2日 調教厩舎に移動したあとは、馴致をしっかりと行い騎乗運動を開始。すでに坂路入りも始めており、現在のメニューは、坂路コースをハロン18-17秒ペースで1本、周回コースをハッキングキャンターで2500m駆け抜けるという内容。乗り出したばかりのため、何かあると慌ててしまい、調教というものにまだ慣れていない。落ち着かせながら、ハミ受けや体の使い方など、ひとつひとつ丁寧に教えていき、基礎体力の強化にも取り組む。動きに特段の硬さはなく、ストライドは標準。乗り込んでも脚元の状態や飼い喰いを含む体調面に問題はない。最新の馬体重は505kg。

11月4日 先月中旬に右トモのレントゲン検査を行い、患部の経過が良好であることが確認されたため、この中間よりウォーキングマシン運動を開始。イヤリング厩舎では、ふたたび基礎馴致も取り入れつつ、ウォーキングマシン運動30分間と小パドックでの放牧メニューを消化し、先月末に調教厩舎へと移動した。運動制限下でも馬体は順調な成長を遂げており、たくましさが増してきている。緩さは感じるものの、放牧地での雄大な動きを見ていると、乗り出した際に、どういった走りを披露してくれるのかが今から楽しみ。飼い食いが良く、体調面に問題はないが、うるさいところは見せるので、その点には十分に注意しながら、騎乗調教開始に備えていく。最新の馬体重は503kg。

10月7日 この中間も右トモ患部の経過は良好。現在は、小パドックの放牧に加え、曳き運動を15分間といったメニューを行っている。運動を制限しているなかでも、大きくコンディションを落とすことはない。気性面で、たまにピリッとした部分を見せるものの、基本的におとなしく、扱いに困らない点も好印象。引き続き、脚元の状態にあわせて慎重に立ち上げていく。飼い葉食い・体調面は問題なく、最新の馬体重は503kg。

9月2日 右大腿骨のOCD除去手術後は、舎飼いで様子を観察。経過は良好で、現在は曳き運動を消化している。なお、装鞍の練習、背中に人が跨る練習、洗い場で脚を洗う練習といった初期馴致は、手術を行う前に修了している。筋肉量が豊富で、特にトモや肩周りが目をひく。今後も患部に対しては入念なケアを施し、良化を促していく。飼い食いは良く、体調面に問題はない。8月下旬現在の測尺は、体高155.5cm、胸囲170cm、管囲20.9cm、馬体重470kg。

8月15日 右大腿骨のOCD(離断性骨軟骨症)除去手術を行い無事終了。

8月14日 先日の定期的に実施している脚元の検査において、右大腿骨にOCD(離断性骨軟骨症)の所見が認められた。歩様に異常はないものの、関節液増量の症状が出ている。そのため、一両日中に社台ホースクリニックにてOCD除去手術を行う。

7月3日 馬体重454kg。

6月5日 測尺;馬体重433kg、体高152.5cm、胸囲170.5cm、管囲20.1cm。