プルーヴンウィナー(Proven Winner)牝3 

2021年1月29日生(黒鹿毛) 栗東・矢作芳人厩舎
生産 ; 追分ファーム 繋養 ; 追分ファームリリーバレー
父 キズナ
   黒鹿毛 2010
ディープインパクト
*キャットクイル(加)
母 *ブラインドラック
   栗毛 2007
Pollards Vision(米)
*ラッキーワン(米)
兄弟 アイムアラッキーガイ(北米2勝)、カフー(UAE2勝)
馬名の意  「はっきりとした勝者」。母名より連想
戦績 5-1・0・0・4 条件 1勝クラス

■競走成績■

日付 開催 レース名 頭数 人気 着順 騎手 斤量 コース 馬場 タイム 馬体重
3ヶ月休養(右腕節骨棘)  
2024/08/17 札幌 3歳上1勝C(牝) 9 3 佐々木大輔 53.0 1700 1.48.0 490
2024/06/30 函館 3歳未勝利(牝) 14 7 佐々木大輔 55.0 1700 1.47.2 488
2024/06/08 京都 3歳未勝利 18 16 藤懸貴志 55.0 2400 2.26.9 492
2024/05/05 東京 3歳未勝利 14 9 北村友一 55.0 2300 2.24.0 494
2024/04/21 京都 3歳未勝利(牝) 18 8 北村友一 55.0 1600 1.35.3 506
ゲート試験合格(2024/03/22)
栗東・矢作芳人入厩(2024/03/15)
右腕節剥離骨折(2023/03/21)

■近況レポート■

[2024年 3歳]

月13日移動後に念のため右腕節のレントゲン検査を実施したが、トレセンでの所見と特に変わりはない。現在はウォーキングマシンでの運動を行っている。歩様に若干の硬さはうかがえるものの、右腕節を気にしてではなく、どちらかというと首周りの筋肉の疲労が原因ではないかとの見解も寄せられている。そのため、筋肉をしっかりほぐすように入念なケアを施している。もうしばらく常歩程度で動かしながら、コンディションの良化に努めていく。最新の馬体重は498㌔。

月5日 島上牧場からチャンピオンヒルズへ移動。今後はこちらで右腕節のケアを施しながら調整していく。

月1日 坂路コースをゆっくりと駆け上がったあと、右前肢の歩様に若干の違和感。念のため精密検査を行ったところ、右腕節のトウ側手根骨と第3手根骨の間に骨棘が出ていることが判明。クリーニング手術を施すほどではなく、保存療法で完治する程度だが、剥離の可能性もあるとの見解で、全治3ヶ月の見舞金対象となる。次走の目標は一旦白紙として、今夕、島上牧場へ移動。矢作調教師は「ご心配をおかけして、申し訳ございません。栗東TCへ戻ってからも元気だったので、そのまま中京戦へ出走することで調整していました。しかし、右前肢の歩様に違和感が出たことから、大事をとって検査を行いました。現時点では骨折とも言えないくらいの症状ですが、剥離の可能性もあるとの見解で、見舞金の対象にもなるとの診断だったことから、ここは無理せず次走の予定は白紙とします。手術も必要なく、保存治療で対応できるくらいなので、わりと早めに乗り出せると思います」と。

月28日 栗東TC到着後も状態に問題なく、本日は坂路コースを65.8-48.0-31.7-15.8のタイムで駆け上がる。来週9月8日中京・ダート1800㍍(牝馬限定)戦への出走を検討。宮内助手は「栗東TC到着後も元気ですね。すでに坂路入りを再開して、問題なく調整しています。今週末あたりから速めへと移行しますが、台風の影響もありますので、馬場状態を見きわめながら攻めていきます。追い切りの感触をたしかめたうえで、来週の牝馬限定戦へ向かうかどうか判断する予定です」と。

8月21日 前走後も脚元を含め馬体に問題ない。出走翌日に函館競馬場へ戻っており、昨日発で、栗東TCに移動。宮内助手は「また馬場入りで難しいところは見せていたものの、今回も競馬ではしっかりと走ってくれました。クラスが上がってもやれる手応えがつかめたのは収穫でしたね。レース後も特に大きなダメージはありませんでしたが、一旦栗東TCに戻します。到着後の状態をたしかめて、中京戦へそのまま向かうかどうか検討していきます」と。

8月17日 札幌・1勝C(ダート1700㍍・牝馬限定)戦に53㌔佐々木大輔騎手で出走。馬体重はプラス2㌔の490㌔。レースでは、まずまずのスタートを切り、鞍上が多少手を動かしながらも、後方2番手に収まってホームストレッチを通過。最初のコーナーはじっくりと回り、向正面に入ると徐々に位置を上げ、3コーナーで3番手まで進出。ステッキが入るなどして4コーナーを回り、一旦は先頭に並びかけるも、直線入り口ではそのライバルにやや置かれてしまい、内から抜けてきた馬にも交わされ4着でゴール。佐々木騎手は「スタートしてから、砂を被ると反抗するところを見せたのですが、馬群がバラけて、前が開くと進んでいくようになりました。今日は1勝クラスだったため、マクリきるまではいかなかったものの、きちんと戦えるだけの感触はつかめましたね」と。藤田助手は「どちらかというと、デビューして間もないころはチャカチャカとしているイメージだったのですが、キャリアを重ねて余裕が出てきたのか、気難しさの質が我の強さに変わってきていますね。前走での様子を踏まえ、今日は後出しにしたのですが、ダートまで行ったところで、なかなか走り出しませんでした。そうしたところは見せながらも、クラスが上がったなか、競馬において一定の形で勝負できた点は収穫といえるでしょう。緩さを残していますし、これからもさまざまなことを教えながら、さらなる体の成長・走りの良化を求めていきたいところです」と。

8月14日 今週8月17日札幌・ダート1700㍍(牝馬限定)に53㌔佐々木大輔騎手で出走予定。想定時点ではフルゲート14頭のところに8頭の出走表明。本日はウッドチップコースで追い切り、半マイルから58.4-43.3-14.0の時計。宮内助手は「戻ってきてからも順調です。追い切りの日は角馬場に行かず、直接ウッドに入れるようにしたら、馬場入りをゴネることもなくなりました。単純に気性面での成長かもしれませんが、集中力も感じられ、いい傾向だと思います。今日は雨の影響で馬場も重かったので、それほど速い時計は出ていません。それでも、先週金曜、今日と動きは良かったです。一応、18日の札幌・ダート1700㍍戦という選択肢も残していますが、おおむね牝馬限定戦に向かうと思います。確定すれば、明後日に札幌競馬場へ移動する予定です」と。

8月7日 順調に調整できていたことから、本日函館競馬場に帰厩。こちらでさらにピッチを上げて出走態勢を整えていく。矢作調教師は「まだ幼さも残すので、昇級戦でどれだけやれるかという部分はありますが、順調に調整できていましたし、勝った条件と同じ北海道のダート1700㍍戦を使いたいと思います。仕上がり具合を確かめながら、札幌開催後半への出走を目指していきます」と。

7月26日 この中間より騎乗調教を再開。現在は坂路コースをハロン14秒ペースで1本駆け上がるという内容を基本に、その他の日は周回コースをハロン24秒ペースで2500㍍駆け抜けるなどのメニューを消化。順調にペースアップできており、引き続き脚元・体調面に問題はないため、この調子で乗り込んでいく。最新の馬体重は514㌔。

7月12日 追分Fリリーバレー到着後は、毛ヅヤ・コンディションは良好であるものの、テンションが高め。念のため脚元のレントゲン検査を行ったが、特に問題はない。現在はトレッドミルでダクペースの運動を消化しており、近日中に乗り出す。飼い食いは良好で、体の戻りは早く、最新の馬体重は502㌔。

7月3日 前走快勝後も脚元を含め馬体に問題ないが、ここでリフレッシュを挟むこととし、昨日追分Fリリーバレーへ移動。宮内助手は「これまでも調教やレースにおいて、気難しい面はありましたが、函館に着いてからは落ち着いていましたからね。馬場入場の際のアクシデントには驚きました。馬場入りをゴネてしまい、そうかと思うと、急に走りだしたりで大変でした。そのような精神状態でしたが、しっかりと勝ってくれたのはすごいと思いますし、きちんと結果を出せたことでホッとしています。今後の出走時にも引き続き気をつけていきます。レースが終わってからは、ピリピリとすることもなく、おとなしかったです。大きなダメージもありませんでした。このリフレッシュ期間で、心身ともにもうひと回り成長してくれることを期待しています」と。

6月30日 函館・ダート1700㍍(牝馬限定)戦に55㌔佐々木大輔騎手で出走。馬体重はマイナス4㌔の488㌔。レースでは五分のスタートから、馬なりで中団に。しかし、キックバックを嫌がり、後方に下がる。それでも外に持ち出して、向正面に入ると捲っていき、どんどんポジションを押し上げて一気に先頭に。3・4コーナーで後続も並び掛けてきたものの、ステッキも入れて気合をつけ、リードをキープ。直線、内ラチ沿いで粘り込みを図り、懸命にライバルたちを振り切りにかかる。一旦、完全に抜け出し、あとは押し切るだけ。ゴール前で外から伸びてきた馬に迫られたものの、キッチリと残して先頭でゴール。ダート替わりの一戦で、鮮やかな捲りを決め、待望の初勝利を飾る。矢作調教師は「うまくいきました。おめでとうございます。パドックでゴネて、テンションが高くなるアクシデントがあったのですが、そういった精神状態でも勝ったのはすごいですね。また、ダートに替わったことも良かったのでしょうが、今日はそれ以上にジョッキーがうまく乗ってくれました。初ダートでキックバックを嫌がっていましたし、それを踏まえての捲りで勝負に行ってくれました。今回はこれしかないという形でしたね。最後もよく踏ん張ってくれました。このあとは一旦リフレッシュを挟みましょう。まだまだ幼いところもうかがえましたし、昇級後はもうひとつ上の走りが求められますからね。ダート替わりで良いところを見せ、惜しい競馬になると、時期が時期だけに続けて使っていく必要があったでしょう。キッチリと勝ち切って、ここでひと息入れてあげられるのは今後に向けて大きいと思います。本当に良かったです。ありがとうございました」と。

6月26日 今週6月30日函館・ダート1700㍍(牝馬限定)戦への出走を視野。想定時点ではフルゲート14頭のところに17頭が出走を表明しているものの、本馬の出走決定順は8番目タイ・同順位に他1頭となっているため、除外の心配はない。ただしメンバー構成や頭数次第では、6月29日函館・ダート1700㍍戦や6月30日函館・ダート1700㍍戦へ回る可能性も残している。函館競馬場到着後も状態は変わりなく、本日はウッドチップコースで追い切り、69.9-54.3-39.8-13.2の時計。宮内助手は「函館競馬場に到着後もコンディションは良好です。順調に乗り込めていますよ。追い切りも函館競馬場のウッドなので、派手な時計ではないものの、イメージしていたよりもハマっていて、動きは良かったと思います。ダートでの変わり身にも期待したいですね」と。

6月21日 出走しやすい来週以降の函館戦へ向かうことになり、本日栗東TCから函館競馬場へ向けて移動。

6月20日 今週は除外。来週以降の出走を目指す。

6月19日 今週6月22日京都・ダート1800㍍(牝馬限定)戦への出走を検討。想定時点ではフルゲート16頭のところに21頭が出走を表明しており、本馬の出走決定順は20番目タイ・同順位に他1頭となっているため、このままでは除外対象。前走後の回復は順調で、本日は坂路コースで追い切り、53.4-38.6-25.2-12.5をマーク。岡助手は「出られれば、中1週となるため、坂路でサッと追い切りました。これまで、ウッドなら徐々にハマってくるものの、坂路ではいまひとつ動ききれていない感じでした。そのイメージに比べると、スッとペースアップして、終いの反応も良かったですね。一杯に追っていないわりに、時計も出ていました。良化・成長度はゆっくりであるものの、少しずつ上向いてはいるのではないでしょうか。今週のダート戦から視野に入れています。ただ、想定を見る限りではちょっと厳しいかもしれません。明日の投票締切まで、牝馬限定戦以外もチェックしながら出走機会をうかがっていきます」と。

6月12日 前走後も脚元に問題はない。このまま在厩で調整し、次走を目指していく予定だが、いくぶん背腰に疲れがうかがえるため、しっかりとケアを施していく。矢作調教師は「次走はダートを試してみましょう。全体的なシルエットはいい馬なんですが・・・。トモの甘さや前後の繋がりが薄いところがどうしても課題として残っています。普段の馬房でも、ちょっと後ろを休めるような姿勢をとりがちです。攻めは徐々に動けるようになっていますし、使いながらもうひとつパンとしてくれるキッカケをつかみたいところです」と。

6月8日 京都・芝2400㍍戦に55㌔藤懸貴志騎手で出走。馬体重はマイナス2㌔の492㌔。レースでは、まずまずのスタートも無理せず、リズムを整えて後方から運ぶ。前半は一時、最後方まで下がるが、3コーナーあたりからインを突いて、徐々にポジションを押し上げていく。4コーナーも内をロスなく回って、直線はラチ沿いからジワジワ伸びるも、上位を狙えるほどの勢いはなく、中団で流れ込んで14着で入線。藤懸騎手は「トモのハマりに時間を要するので、テンは急がせず、リズムを整えることを優先し、後半から勝負をかける形を選択しました。勝負どころでロスなく差を詰め、手応えもあったのですが、脚色はジリジリでしたね。決して最後まで止まっていません。ただ、キレという部分には欠ける印象です。各パーツはいいですし、それぞれにパワーは感じます。ただ、聞いていた通り、前後の繋がりが薄いですね。ジリっぽさを補うため、ダートを試してみてもいいかもしれません」と。岡助手は「テンから急かしていくと、トモがハマらないまま走ってくることになりますし、どうしても現状では今日のようなスタイルになると思います。18頭立ての大外枠でしたが、早めに内に入れて、勝負どころで押し上げていくときもインをロスなく立ち回ってもらえました。途中の上がっていく雰囲気は悪くなかったですし、ジョッキーも話していましたが、ハマりだせば、だんだんと動けるようになってきます。ただ、キレという部分では、上位の馬には見劣りしてしまいますね・・・。使いつつもっと前後の繋がりが強くなってきてくれれば良いのですが、なかなか課題として挙がったままになって、大きく変わってきません。いいものは感じるだけにもどかしいですね。申し訳ございません。ジョッキーからの進言もありましたし、次走にはダートも視野に入れて検討していきます」と。

6月5日 今週6月8日京都・芝2400㍍戦を本線に出走を検討。鞍上は調整中。想定時点ではフルゲート18頭のところに21頭が出走を表明しているものの、本馬の出走決定順は13番目で除外の心配はない。この中間も調整は順調で、本日はウッドチップコースで追い切り、6ハロンから84.9-69.9-54.6-38.6-23.5-11.5をマーク。岡助手は「今週のレースを予定しているので、全体の時計は先週よりも控えましたが、後半はしっかり速いタイムが出ましたね。ただ、まだ乗っている感触としては、トモがハマってくるまでに時間を要するという課題が残ります。実戦でもこの点をどうクリアするかがカギになるでしょう。どのレースへ向かうかは、芝2400㍍戦を本線に、メンバー構成なども見ながら、明日の出馬投票締切まで検討を重ねていきます」と。

5月29日 ウッドチップコースで追い切り、6ハロンから81.6-66.7-52.1-37.0-23.5-12.0の時計。岡助手は「引き続き緩さが感じられ、走りがハマってくるまでに時間がかかる印象です。それでも、全体の時計から出ましたし、終いも11.5-12.0のラップタイムで、これまでより速くなりました。しっかり攻めたあとでも、息の入りも良かったです。もっといろいろと噛み合ってくれば、競馬の走りも変わってくるはずです。いまのところ、来週以降の競馬で検討中です。どのレースへ向かうかは、メンバー構成や頭数なども見きわめての判断になると思います」と。

5月25日 栗東TC帰厩。

5月17日 リフレッシュは図れていたことから、今週より騎乗調教を再開。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン20-17秒ペースで1本という内容。動き・体調ともに問題ないため、坂路コースでさらに負荷を強めていく。飼い葉は食べており、馬体重は503㌔。

5月11日 チャンピオンヒルズへ移動。

5月8日 前走後も脚元の状態を含め馬体に変わりはない。東京競馬場から戻って、そのまま外厩・島上牧場へ放牧に出ており、リフレッシュを図ってから、チャンピオンヒルズへ移動する。安藤助手は「2戦目でメンタル面は少し安定したのは収穫でしたし、距離はある程度あった方が良さそうですね。極端に細い感じはしませんが、リフレッシュを図って、馬体の回復を図ってから、また次走を目指していく方針です」と。

5月5日 東京・芝2300㍍戦に55㌔北村友一騎手で出走。馬体重はデビュー戦からマイナス12㌔の494㌔。レースでは、まずまずのスタートを決めると、少し掛かる形ではあったもののそのまま先行。1コーナーを4・5番手で通過。2コーナーを通過して向正面へ入ってからも、じっくりとリズムを整えながらの追走。レース後半に差し掛かったあたりで、ライバルが早めに上がっていったため、本馬は7番手となる。密集した先行集団を前に捉えた位置で3・4コーナーをカーブしながら、直線へと入る。ここから先頭に迫るべく鞍上が懸命に追い出すも、ジリジリとした伸びにとどまり、最後はなだれ込む形で8着でゴール。北村友一騎手は「前後躯のつながりが緩く、もともと非力さを感じさせる馬なのですが、輸送を挟んで目方が減ったこともあり、余計に非力に感じました。精神面は、メンコとリップチェーンをつけて競馬に臨み、だいぶましでしたね。前回は振り落とされるのではないかと思うくらいでしたからね・・・。心身ともにもっとしっかりとしてくる必要はあると思います」と。

5月2日 想定等を検討した結果、今週5月5日東京・芝2300㍍戦へ北村友一騎手で向かう。

5月1日 今週5月5日京都・芝1600㍍戦もしくは芝1800㍍戦への出走を検討。どちらの場合も鞍上は★古川奈穂騎手で調整中。想定時点では両レースともにフルゲートには達していない。この中間も順調に乗り込み、本日は坂路コースで追い切って、54.5-39.8-26.0-13.0の時計をマーク。金羅助手は「雨の影響で馬場状態が重たいなかとしては、しっかりと走れていました。まだ緩さは残るものの、デビュー前よりしっかりしていますので、一度レースを使っての上積みはありそうです。前進を期待します」と。

4月24日 前走後も脚元の状態を含め馬体に変わりはない。このまま続戦を検討。安藤助手は「ジョッキーの感触としても、良いものは持っているのですが、まだ芯が入っていないという感じでした。調教では少しずつ良化がうかがえてましたので、ここからは使いつつ変わってきてくれればと期待しています。いまのところ大きなダメージはうかがえません。様子を見て、来週か再来週のレースから視野に入れていけるよう調整していきます」と。

4月21日 京都・芝1600㍍(牝馬限定)戦に55㌔北村友一騎手でデビュー。馬体重は506㌔。レースでは、スタートがゆっくりで後方から。道中もそのまま後方集団での追走となる。3コーナーから少しずつ促していくが、4コーナーでも後ろのポジションのまま。直線、外に出して、ジワジワと脚を伸ばすも、大きく順位を上げられるほどではなく、最後は12着で入線。北村友一騎手は「金曜日の調教に乗せてもらい、感触を確かめていました。そのときも今日も感じたのですが、前躯も後躯も各パーツはとてもいいのですが、その繋がりが緩く、四肢それぞれの連動性に欠ける印象です。返し馬を終えてからも、その分、苦しさが出てしまうのか、ゲート裏では立ち上がったり、尻っ跳ねをしたりと、不安定な感じでした。そのため、前半から急かしていくと、バラバラになると思いましたし、ゲートも踏ん張りが利かないので、ゆっくりでしたから、無理せず後方から運びました。抱えていって、ジワッとハマってくると、徐々に走りも良くなっていました。直線もジワジワと伸び脚を使ってくれていました。緩さや連動性というところに課題があったと聞いていますし、実戦を経験したことで、変わってきて欲しいですね。血統もいいですし、緩さが解消されて、よりハマりやすくなれば、もっと楽に走れると思います。適性がどのあたりにあるかは難しいですが、現状では、抱えてリズムを整え、走りがハマってくるのを待つ必要がありますから、もう少し距離があっていいと思います」と。

4月17日 今週4月21日京都・芝1600㍍(牝馬限定)戦でのデビューを検討。鞍上は調整中。この中間も入念に乗り込み、本日はウッドチップコースで追い切り、6ハロンから84.1-68.6-52.8-37.2-23.5-11.6をマーク。安藤助手は「終いはよく伸びていましたね。まだトモに緩さは残しているものの、動き・手応えともに先週より良化がうかがえます。上がってきてからの感触も問題ないため、今週の牝馬限定戦からの出走を視野に入れていくことになりました。明日のコンディションにも問題なければ、出馬投票する予定です」と。

4月10日 ウッドチップコースで追い切り、6ハロンから85.9-70.0-54.7-39.2-24.7-12.5の時計。安藤助手は「ウッドで長めから攻めて、終いの手応えは一杯でした。6ハロンから追ったのは1本目ですから、それを考慮すると、時計的にはまずまずかなというところです。ただ、まだグッとハマってこない感じがありますし、長めから全体を通して動ききる体力も物足りないですね。もう少ししっかりと乗り込みを重ね、強化・良化に努めます」と。

4月10日 この中間も入念に乗り込んでおり、本日は坂路コースを65.3-47.9-31.3-15.5のタイムで駆け上がっている。今週は明日追い切る。

4月5日 坂路コースで追い切り、56.6-41.0-26.6-13.2の時計。岡助手は「もう少し時計を詰めたかったのが本音ですね。追ってからもっとトモがグッと入ってきてくれると良かったのですが、まだちょっと物足りなかったです。さらに乗り込んで鍛えていきます」と。

4月3日 傷腫れの症状も治まり、先週末より坂路コース入りを再開。本日は坂路コースを64.7-48.2-32.0-16.1秒の時計で駆け上がっている。岡助手は「しっかりとケアを施し、脚元の状態も問題ありません。速いところはまだこれからですが、馬場入り再開後も特に変わりないですね。明日か明後日から負荷を強めていければと考えています」と。

3月27日昨日、右前肢と左後肢に傷腫れの症状が見られた。血液検査の結果はやや数値が高いものの、幸い体温は上がらず、抗生剤を投与して早めの回復を図っている。腫れは徐々に引いてきており、歩様も問題ないため、本日厩舎周りで曳き運動を行う。もうしばらくケアを施したうえで、馬場入りを再開する。岡助手は「ご心配をおかけして申し訳ございません。ゲート試験直後は大丈夫でしたが、週明けに傷腫れの症状が見られました。幸い大事には至らず、早めに回復しそうなので、もうしばらく経過を確かめてから、コース入りを再開します」と。

3月22日 昨日の感触が良かったことから、本日ゲート試験を受け、入り・駐立・発馬といずれも問題なく無事合格。岡助手は「無理強いすることなく、ソフトに入りを促していったら、徐々にスムーズになりました。練習も兼ねて試験を受けたところ、無事合格でした。そこまでスタートは速くなかったものの、特に気になる感じはなかったですね。来週からはデビューに向けて、徐々にピッチを上げていきます」と。

3月20日 入厩後は新しい環境に慣らしながらゲート練習も進めている。本日は古川奈穂騎手を背に坂路コースを62.2-46.5-31.5-15.4で駆け上がったあとにゲート練習。古川騎手は「跨った感触に緩さもありますし、メンタル面でも難しそうですね。昨日の通過の練習も入りからゴネていました。今日も前扉を開けた状態ならようやく入り、それから扉を閉めて駐立させました。消音ゲートで手開けの発馬までやりましたが、合格にはもう少し時間はかかりそうです。また、調教へ向かうまでも何度か尻っぱねをしていました」と。岡助手は「先週末に跨った助手は『緩いけど、乗り味はいい』と話していましたし、攻めていけば、もっと良くなりそうです。ただ、まずはゲートが課題ですね。入りをずいぶんと渋っていました。物怖じするタイプではないので、我が強いことが影響している印象です。1週間くらいで試験を受けることが多いのですが、後戻りはしたくないので、ちょっと時間をかけて、試験のクリアを目指していくことになりそうです」と。

3月15日 チャンピオンヒルズで坂路4ハロン56秒の速めを課し、だいぶ動けるようになってきたことから、本日栗東TC・矢作芳人厩舎へ入厩。新しい環境に慣らしながらゲート試験合格を目指していく。

3月1日 この中間も入念に乗り重ねている。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースで4ハロン58-57秒の速めを消化するという内容。トモに疲れは出ておらず、キャンターの動きは良くなっている。ただ、今週は4ハロン56秒の速めも予定していたが、ペースが上がるとフォームがバラけてしまい、時計を詰められず。トモの踏み込みは改善し、後躯の力強さが増したものの、前後の連動性に欠けるため、いまひとつ走りがまとまってこないと考えられる。矢作調教師も状態を確認。馬体のケアを重ねながら鍛錬を積み、さらに背腰の強化を図っていく。体調面は変わりなく、最新の馬体重は517㌔。

2月16日 引き続きコンディションを確かめながら鍛錬を重ねている。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースで4ハロン58秒の速めを消化するという内容。またトモの筋肉に硬さが出てきて、左トモの踏み込みが遅れ気味だったため、この中間にも入念にショックウェーブを施した。どうしても疲れが溜まりやすい傾向にあるが、体をしっかりと使おうとしている証拠だとも考えている。しっかりとここを乗り越えて、もうひとつ動きの良化を図っていく。最新の馬体重は514㌔。

2月2日 ショックウェーブによりトモの硬さは抜け、通常通りのトレーニングを積んでいる。メニューとしては周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースで4ハロン57秒の速めを消化するという内容。ふたたび硬さがぶり返さないように、細心の注意を払いながら進めていくことはもちろんだが、これから負荷をかけていくなかで、馬自身も壁をひとつ乗り越えてほしいところ。最新の馬体重は520㌔。

1月19日 この中間はさらに負荷を強めた。現在は周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースで4ハロン58-57秒の速めを消化するという内容。ようやく前後の繋がりが強化されてきた感じがしてきたものの、今週になると、トモの運びに若干の硬さがうかがえた。大きな疲れではないので、ショックウェーブでケアを施したうえで、さらに乗り込んでいく。良化の兆しが見えているところなので、ここを乗り越えて、しっかり攻めていきたい。最新の馬体重は515㌔。

1月5日 この中間は順調に乗り込めており、現在は周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースで4ハロン58秒の速めを消化している。まだ前後の繋がりに物足りなさを残すが、騎乗スタッフの感触は上向いており、少しずつ緩さが解消されてくる兆しはうかがえる。蹄を含め脚元は問題なく、体調面も安定しているので、さらに負荷をかけて良化を図っていく。最新の馬体重は525㌔。

[2023年 2歳]

12月22日 右前肢指動脈の張り解消し、蹄のコンディションも問題ないため、騎乗調教を再開。周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、今週は坂路コースで4ハロン58秒の速めも消化している。脚元・蹄ともに問題ないが、ふたたび緩さは出ている印象。本数を重ね、あらためて前後の繋がりがしっかりとするように鍛えていく。最新の馬体重は526㌔。

12月8日 この中間も坂路コースで4ハロン58-57秒の速めを重ねてきた。しかし、一昨日6日朝、馬房内で右前肢を落鉄。釘を踏んでしまい、指動脈も張っているため、大事をとってしばらくは蹄のケアを優先することになった。動き・コンディションともに良くなってきているところのアクシデントで残念だが、しっかりと不安を解消させてから、騎乗調教を再開する。飼い葉食いは良く、最新の馬体重は522㌔。

11月24日 この中間は徐々にピッチを上げている。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースで4ハロン58-57秒の速めを消化するという内容。左前肢の状態は問題なく、本数を重ねるごとに動きは良くなってきた。矢作調教師も状態を確認。さらに前後の繋がりを強化して、緩さの解消に努めていく。最新の馬体重は527㌔で、いくぶん筋肉のメリハリもついてきた印象。

11月10日 捻挫した左前肢球節は問題なく回復し、先週より馬場入りを再開して調教を進めている。周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本乗り、先週末には坂路コースで15-15を消化。脚元に反動はないものの、ふたたび緩さが感じられるので、背中を鍛え、前後の繋がりがしっかりするよう、あらためて鍛えていく。皮膚病は解消し、コンディションは良くなってきた。最新の馬体重は523㌔。

10月27日 この中間も週2回坂路コースで4ハロン58秒の速めを消化。まだグッとハミをとってくる感じには欠けるものの、だんだんと動きは良くなってきた。ただ、一昨日25日左前肢球節に軽い張りがうかがえた。検査の結果、捻挫との診断が獣医師より示される。歩様に違和感は見せていないが、いまは軽めの運動のみに控えている。しばらくケアを施してから、本格的な騎乗調教再開に備える。首のあたりの皮膚病は良化してきているものの、コンディションにも良化の余地を感じたので、この機会にしっかりとリフレッシュを図る。最新の馬体重は522㌔。

10月13日 この中間も少しずつピッチを上げている。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースで4ハロン60-58秒の速めを消化するという内容。ある程度は動けているものの、まだ全体的に緩さが目立つ。また、今週に入って、首のあたりに皮膚病が出てくるなど、体質・体力的にもまだまだ強化を図る必要がありそう。コンディションをチェックしながら、さらに鍛錬を積んでいく。最新の馬体重は514㌔。

9月29日 この中間は一段階ずつピッチを上げている。周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本乗り、今週から坂路コースでの15-15も取り入れ始めた。前向きさはうかがえるものの、まだトモの緩さが目立ち、キャンター・速めともに、動きは良化の余地を残している。しっかりと本数を重ねて鍛え、レベルアップを図っていく。飼い葉食いは安定しており、最新の馬体重は515㌔。

9月15日 チャンピオンH到着後も状態に変わりなく、新しい環境に慣らしながら調教を進めている。周回コースでハッキングキャンター3000㍍と今週からは坂路コースにも入り、ハロン20-17秒ペースで1本駆け上がっている。まだトモに緩さを感じるため、しっかりと鍛えていく。飼い葉は食べており、コンディションに問題はないので、今後は速め調教も取り入れていく。最新の馬体重は516㌔。

9月4日 このこの中間は坂路コースでの15-15の調教も取り入れ始めた。本数を重ねるごとに適応してきており、息遣いも良化している。ペースを上げた反動もなく、体調は良好であることから、今後については栗東TC近郊の外厩・チャンピオンHに移動したうえでトレーニングを続けていくことになった。昨日9月3日発で移動している。移動前の馬体重は521㌔。

8月25日 この中間は登坂本数を増やしている。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで2本、周回コースをハッキングキャンターで1500㍍と坂路コースをハロン17-16秒ペースで1本、または周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるという内容。順調にトレーニングを消化しており、跳びが大きく、きれいなフットワークで息遣いも良好。普段に比べて、騎乗時にややうるさい面が出てきたが許容範囲内。脚元やコンディションをしっかりと確認したうえで負荷を高め、心身のさらなる成長を促していく。飼い食い含め体調面も問題ない。トモのボリュームが増し、筋肉量が増した馬体重は532㌔。

8月11日 この中間もじっくりと乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで1本、または周回コースをハッキングペースで1500~2500㍍乗ったあとに、日によってハロン17-16秒ペースでの登坂1本という内容。心身のバランスは安定しており、軽快でキレのあるいい動きを見せている。歩様を含めて脚元の状態も問題ないことから、様子を見て、ハロン15秒ペースの速め調教を始めていく。全体的に筋肉量が増し、良好なコンディションを維持している馬体は、最新の計測で537㌔。

7月28日 この中間は体調面を見きわめながら乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで1本、周回コースをハッキングキャンターで1500㍍と坂路コースをハロン17-16秒ペースで1本、周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるという内容。右前肢を含めて歩様は気にならず、気性も安定している。しかし、心身のバランスが不安定になるときがあるため、疲労やストレスの蓄積度合いを、細かく確認したうえで進めていく。大きな跳びや軽快なさばきなど、やはり動きはいいモノを持っており、素質を丁寧に磨いていきたい。最新の馬体重は531㌔。

7月14日 この中間、軽い疝痛の症状が見られたため、一時的に騎乗調教を控えた。ただ、すぐに症状は回復し、現在は周回コースをハッキングキャンターで2500㍍、坂路コースをハロン17-16秒ペースで駆け上がるという内容で乗り出している。気性面は安定しており、馬体にはメリハリも感じられる。騎乗調教再開後も体調面に問題はないため、このまま乗り進めていく。飼い葉食いも良く、最新の馬体重は529㌔。

6月30日 この中間の検査においても、脚元の経過は良好のため騎乗調教を開始。現在のメニューは、周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるといった内容。乗り出してからも体調に変わりはなく、飼い葉食いも良好。気性も落ち着いており、順調に立ち上げることができている。状態の変化には十分注意しつつ、じっくりと乗り重ねながら、芯からの成長を促していく。最新の馬体重は528㌔。

6月16日 この中間も脚元の状態は安定しており、トレッドミルでの運動負荷をキャンターペース3分間まで高めている。馬体は変わりなく、コンディションも安定。様子を見ながら、騎乗調教再開を目指していく。最新の馬体重は531㌔。

6月2日 先日、右前肢患部の定期レントゲン検査を行ったところ、経過が良好であることが確認されたため、この中間よりトレッドミル運動に移行。現在はダクペース5分間という内容。馬体重は最新の計測で536㌔で、見た目も変わりなく、コンディション・体調面に問題はない。精神面もおおむね安定しており、騎乗運動再開に向けて、まずは現状のメニューを継続していく。

5月19日 この中間もウォーキングマシン運動60分間というメニューを継続。騎乗調教を控えているなかでも、馬体は太めに映ることはなく、良いコンディションを維持できている。引き続き患部の状態にあわせて進めながら、定期検査の結果をふまえて、トレッドミル運動開始のタイミングを検討していく。飼い葉食いは良好で、最新の馬体重は535㌔。

5月5日 この中間も右前肢の状態を確認しながら運動を進めている。4月中旬に行った術後1ヶ月のレントゲン検査で経過が良好だったため、現在はウォーキングマシンでの運動時間を30分間から60分間に延ばした。歩様はスムーズ。術後2ヶ月が経過する今月中旬のレントゲン検査でも問題なければ、トレッドミル運動へ移行したいと考えている。元気がうかがえ、飼い葉食いも良く、最新の馬体重は528㌔。

4月7日 手術後の状態に問題はないことから、ウォーキングマシン運動30分間で動かし始めている。今後も脚元の状態を確認しつつ、慎重に進めていく。体調面・飼い食いに問題はなく、最新の馬体重は522㌔。なお、3月下旬に計測した体高は166㌢、胸囲188.5㌢、管囲19.7㌢。

月21日 この中間、右前肢に若干の張りが感じられたため、レントゲン検査を実施。その結果、右腕節部分の剥離骨折が認められる。手術を行った方が予後は良好であろうという獣医師の見解が寄せられたことから、本日、社台ホースクリニックにて骨片摘出手術を実施。

月3日 この中間も速めを課して鍛えている。現在のメニューは、坂路コースをハロン15-14秒または16-15秒ペースで1本、もしくは周回コースをハッキングキャンターで1500㍍駆け抜けるといった内容。ペースが上がり、気性面でピリピリしたところが出てきたため、適度にリフレッシュを挟んでいる。まだ馬体には緩さがあるなかでも、動きからは本馬のポテンシャルの高さがうかがえ、本数を重ねるごとに踏み込みの力強さも増してきた。春の移動も見すえながら、さらなるレベルアップに努めていく。飼い葉食いは良好で、最新の馬体重は512㌔。なお、馬名が 「プルーヴンウィナー」 (Proven Winner 「はっきりとした勝者」の意。母名より連想) に決定。

月3日 この中間は負荷を強めて乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン15秒、またはハロン16秒ペースで1本、周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるという内容。進度を上げたなかでも、余裕を持って登坂できている。ストライドが大きく、軽快なフットワーク。騎乗スタッフは「体力だけでなく、動きの質にも優れたものを感じます」と評価。気性に注意しながら接してきたこともあり、ここ最近の精神面は安定している。今後も速め調教を重ね、さらなるレベルアップを求めていく。全体的な筋肉量が一段と増え、最新の馬体重は504㌔。

月6日 この中間も順調にトレーニングを進めている。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで1本、または周回コースをハッキングペースで2500㍍駆け抜けるという内容。動きにキレがあり、加速もスムーズでパワーを感じさせ、このままピッチを上げていけそう。ただ、体力的に余裕が出てきたことも影響しているのか、騎乗時のテンションが少し高いため、いま一度、人の指示に従うなどの基本的なことをきちんと教え、今後のスムーズなペースアップにつなげていければと考えている。飼い葉食いは良好で、着実にボリュームアップしている馬体は、最新の計測で492㌔。

[2022年 1歳]

12月2日 この中間も順調に調教を重ねている。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒、もしくは17-16秒ペースで1本、または周回コースをハッキングペースで2500㍍駆け抜けるという内容。現状のメニューに適応し、ここまで乗り込んできたなりの前向きさも出て、良い成長曲線を描いていると言える。馬体重以上にたくましさが感じられ、父産駒らしさがあらわれてきている。このまま登坂本数を重ね、引き続きさらなるレベルアップを求めていく。飼い葉食い・体調面に問題はなく、最新の馬体重は485㌔。

11月4日 この中間より徐々にペースを速めながら鍛えている。現在のメニューは、坂路コースをハロン17-16秒ペースで1本、または周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駆け抜けるといった内容。まだ若駒特有の緩さはあるものの、基礎体力は順調に向上しており、負荷を高めても難なく対応している。筋肉量が着実に増え、前後駆のバランスも取れており、前進気勢を持って調教に取り組めている点は好印象。コンディションを落とすことなく順調に乗り重ねているので、この状態を維持しつつ、さらなる心身の成長を促していく。飼い葉食いは良好で、最新の馬体重は479㌔。

10月7日 この中間も騎乗調教を継続している。現在のメニューは、坂路コースをハロン18-17秒ペースで1本、または周回コースをハッキングキャンターで1500~2500㍍駆け抜けるといった内容。気性的には落ち着いており、周回コースではフォームを崩さず走れるようになった。一方で、体力面で良化の余地が感じられ、その点も影響してか前後駆の連動にばらつきが見られる。背中の使い方は上手く、フットワークも軽快なので、乗り込みを重ねつつ、さらなる体力の向上に努めていく。飼い葉食いは問題なく、最新の馬体重は473㌔。

月2日 イヤリング厩舎での放牧メニューを順調に消化し、現在は調教厩舎へ移動している。物覚えがよく、スムーズに一連の初期馴致を終え、本格的な騎乗調教を始めている。現在のメニューは、坂路コースをハッキングペースで1本、周回コースをハッキングペースで1500㍍駆け抜けるという内容。乗り出してからも落ち着きがあり、扱いやすい。トビが大きく、背中に柔らかみが感じられるものの、現状ではあまりバランスを取るのが得意ではないのか、まだ動きはモタついている。これからじっくりと乗り馴らしながら、良い姿勢で走ることを覚えさせていく。馬格があり、現時点での筋肉量も十分で、飼い食い・体調面ともに問題ない。8月下旬現在の測尺は、体高162㌢、胸囲179㌢、管囲20㌢、馬体重470㌔。

6月下旬 測尺;体重452㌔ 

6月6日 測尺;体重418㌔ 体高155.5㌢ 胸囲174.5㌢ 管囲19.8㌢