ウィズザドリーム(With the Dream)牡4 

2020年3月16日生(栗毛) 栗東・高野友和 ⇒ 名古屋・角田輝也 ⇒ 高野友和 厩舎
生産 ; 追分ファーム 繋養 ; 白老ファームYearling
育成 ; 追分Fリリーバレー 外厩 ; チャンピオンヒルズ
父 *マインドユアビスケッツ(米)
   栗毛 2013
Posse(米)
Jazzmane(米)
母 ドリームアドリーム
   鹿毛 2011
ディープインパクト
*ジョシュズマデリン(米)
兄弟 ツヴァイシュテルネ(地2勝)、アイタカ(1勝、現)
馬名の意  「夢とともに」の意。母名より連想
戦績 中央 5-1・0・0・4
地方 2-2・0・0・0
条件 2勝クラス

■競走成績■

 日付 開催 レース名 頭数 人気 着順  騎手  斤量  コース 馬場 タイム 馬体重
2024/11/--   特別(3歳上2勝C)                   
調教再審査合格(2024/09/04)
2024/08/10 中京 日進特別(3歳上2勝C) 16 6 中止 西村淳也 58.0 1800 506
    3ヶ月休養(左前肢跛行・ソエ)
2024/05/12 京都 4歳上2勝C 14 4 斉藤新 58.0 1800 1.53.8 502
2024/04/06 福島 4歳上1勝C 15 2 斉藤新 58.0 1700 1.46.2 508
4ヶ月休養(両前肢ソエ)
NAR登録抹消(2023/11/30)/栗東・高野友和厩舎再登録(2023/12/--)
2023/11/29 名古屋 宇連川特別(C15組) 12 1 今井貴大 56.0 1500 1.35.9 522
2023/11/14 名古屋 C24組 12 1 今井貴大 56.0 1500 1.36.5 520
JRA登録抹消(2023/08/--)/名古屋競馬場・角田輝也厩舎転入(2023/10/18)
2023/08/05 新潟 3歳未勝利 15 1 松若風馬 56.0 1800 1.56.2 512
2023/07/16 中京 3歳未勝利 16 9 松若風馬 56.0 1800 1.55.0 512
ゲート試験合格(2023/06/09)
1年休養(右前挫跖→膿瘍)
2022/07/31 新潟 2歳新馬 16 取消 松山弘平 54.0 1400
ゲート試験合格(2022/07/06)
栗東・高野友和厩舎入厩(2022/06/29)
結腸左背方位変位で開腹手術(2021/07/17)

■近況レポート■

[2024年 4歳]

9月13日 チャンピオンヒルズに移動。馬体のケアを施しつつ、緩めないように調整していく。

9月11日 平地調教再審査をクリアしたあとは、歩様をチェックしながら調整。本日は斎藤新騎手を背に坂路コースでサッと時計を出している。高野調教師は「先週ダートコースでビシッと走らせた分、疲れはありましたが、思ったより回復が早く、週末には坂路をサッとキャンターで2本駆け上がっています。また、昨日も斎藤新騎手を背にウッドでキャンター調教を行いましたが、硬さはマシで、元気もうかがえました。そのため、今日はサッと併せ馬で14-14くらいのところを消化しています。ただ、動けてはいるものの、普通キャンターでの元気さに比べると、速めではちょっと物足りなく、硬さも感じました。ジョッキーも同じような感触でした。やはり無理せず、短期でも放牧を挟んでから、レースへ向かった方がいいでしょう。緩めないように意識しつつも、じっくり時間をかけて調整し、11月2日京都・衣笠特別(ダート1800㍍)か、11月3日福島・河北新報杯(ダート1700㍍)あたりを目指していければと考えています」と。

9月4日 斎藤新騎手を背にダートコースで調教再審査に臨む。6ハロンから78.9-64.3-50.6-37.1-11.3をマークし合格。高野調教師は「独特の硬さは残すものの、ほぐせば動きは良くなっていました。規定の3週間が経過したことから、早速、調教再審査に臨みました。気持ちも集中させるために、チークピーシーズを着用しました。普段のうちの厩舎の調整方法ならば、ダートコースでこれほどの時計を出すことはありませんし、単走だったこともあって、テンはちょっとフワッとしていて、肩ムチが入って気合をつけていました。それでも、スピードに乗ってからは、問題なかったですし、バランスよく走り、直線もしっかりと伸びていました。5ハロン65秒の設定タイムもクリアし、無事合格でした。ただ、ゴールしたのをよく分かっているようで、計測点を過ぎてからは、すぐに自分からゆっくりとペースを抑えていました。このあたりの理解度の高さも難しさにつながっているような気がしますね。また、ダートでしっかりと攻めたことで、普段より上がってきてからの疲労感は感じました。まずはケアを施していきます。慢性的にさばきの硬さはうかがえますから、このあともそのままレースに向かうのではなく、しばらく経過をみたのちに、あらためてリフレッシュ放牧を挟んで、しっかりと疲れを癒してから、目標を絞り込んでいきましょう。いい状態で出走できれば、十分にやれると考えていますので、しばらくは1戦ごとに放牧を挟みながらの調整で、疲労を溜め込まないように注意しながら進めていく方針です」と。

8月30日 チャンピオンヒルズでは、リフレッシュを図ってから騎乗調教を再開。さばきの硬さはうかがえるものの、ほぐせば動きに問題はない。既に坂路コースでの15-15を消化し、しっかりと駆け上がっている。高野調教師も状態を確認、本日栗東TCに帰厩。まずは平地調教再審査をクリアさせる。

8月16日 栗東TCで経過を見てきたが、異常を示す所見は認められず、本日チャンピオンヒルズへ移動。リフレッシュを図ってから、しっかりと態勢を整え直していく。

8月14日 競走中止となった前走後は慎重に状態をたしかめている。いくらか硬さはうかがえるものの、跛行は呈しておらず、脚元に異常はない。もうしばらくケアを施してから、リフレッシュ放牧に出す。なお、3週間あけてからの平地調教再審査を課せられている。高野調教師は「ご心配をおかけしております。慎重に状態をチェックしていますが、特に大きなダメージは見られません。念のため、トレセン診療所の獣医陣にも確認してもらいましたが、臀部の筋肉に張りがあるくらいで、脚元に腫れや熱感もなく、レントゲンを撮るほどのこともないとの診断です。翌日から1時間ほどの曳き運動を消化していますが、歩様はおおむねスムーズですね。いくらか硬さがあるくらいで、軽くスクんでいるような感じでしょうか。その点についても、念のため血液検査を実施しましたが、数値も平常でした。幸い目つきや表情もいつも通りで、メンタル面でもこたえている感じはありません。大事をとって、もうしばらく経過をたしかめたうえで、リフレッシュ放牧を挟みます。しっかりと態勢を整えなおしてから、まずは調教再審査に備えたいと考えています」と。

8月10日 中京・日進特別(ダート1800㍍)に58㌔西村淳也騎手で出走。馬体重はプラス4㌔の506㌔。レースでは、五分のスタートから軽く促し、ラチ沿いに寄せてハナに立つ。そのまま先頭で1コーナーをカーブしたが、2コーナーに差し掛かるあたりで、徐々に外へと逃避するような形となり減速。その後は流すように進み、向正面でジョッキーが下馬し競走中止。西村淳也騎手は「左トモの歩様に違和感があり、競走を中止しました。返し馬から凄い具合の良さを感じていましたし、スタートしてからもスピードの乗りが良かったです。状態は良かっただけに、このような形となってしまい、申し訳ございませんでした」と。高野調教師は「左トモの歩様の違和感ということで、すぐに競馬場内で検査を行いました。幸いにも、いまのところは特に異常はないという診断です。歩様についても、大丈夫そうです。ご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。ただ、これから何か異常があらわれるという可能性もありますから、トレセンに戻るまで、また戻ったあとの状態もきちんと確認しておきます。なぜこのようになったのか、ハッキリとした原因は分からないものの、その原因のひとつとして、コーナーで手前を変えきれずに不正駈歩になったという可能性は考えられます。たしかにパトロールビデオを見ても普通ではありませんし、ジョッキーが止めるというのも納得できます。このあとの獣医チェックでも馬体に特に問題がない場合は、おそらく、異常歩様による平地調教再審査の制裁が課されることになるでしょう。このあとも無事を確認したうえで、まずは一旦放牧に出し、立て直してからと考えています。申し訳ございませんでした」と。

8月7日 今週8月10日中京・日進特別(ダート1800㍍)に西村淳也騎手で出走予定。本日は坂路コースで追い切り、57.0-41.4-26.2-12.4の時計。高野調教師は「全体は予定よりも少しゆっくりの時計となりましたが、暑い時期ですし、これくらいでも十分でしょう。動きそのものは良かったですし、今日はバランスの左右差もなかったです。フレッシュで元気ですし、ほどよく気合も乗っています。この感触であらためて期待したいところです」と。

8月4日 今週8月10日中京・日進特別(ダート1800㍍)に特別登録。フルゲート16頭に対して24頭が登録しているが、出走間隔から除外の心配はない。。

7月31日 来週8月10日中京・日進特別(ダート1800㍍)に西村淳也騎手で出走予定。本日は西村淳也騎手を背に坂路コースで追い切って、55.7-40.2-25.6-12.2の時計。高野調教師は「こちらの指示通りに駆け上がってきました。ジョッキーは『手前の左右のバランスに良化の余地を感じましたが、おおむねしっかり走れていました』と話していました。自分でも跨りましたが、背腰に疲労感がなく、活気も十分に感じられますね。走ろうとするメンタルも、放牧を挟んで、新鮮さがうかがえ、いい雰囲気です。脚元の状態も問題ありませんので、このまま来週のレースに向けて仕上げていきます」と。

7月24日 再来週8月10日中京・日進特別(ダート1800㍍)に西村淳也騎手で出走予定。本日は坂路コースの1本目を70.9-51.7-33.7-16.9で駆け上がったあと、2本目で追い切り、55.6-40.3-25.9-12.3をマーク。高野調教師は「単走での調整です。筋肉の質的にも硬めであることや、夏場で暑さが増していることを考慮し、そこまで速い時計は出さないようにしています。強めの負荷をかけてダメージが出るのは避けたいですし、丹念に本数を重ねているイメージです。活気のある雰囲気ですし、予定通りのレース目標で進めていきたいと思います」と。

7月17日 8月10日中京・日進特別(ダート1800㍍)に西村淳也騎手で出走予定。帰厩後も順調で本日は坂路コースで追い切り、56.1-40.2-25.5-12.3の時計。高野調教師は「まずはこれくらいの時計で十分でしょう。予定通りの負荷です。まだスッと動ききれず、終いの反応には物足りなさを感じました。しっかりと乗り込んでいきます。脚元の状態は問題ありませんが、さばきに多少の硬さは感じます。このあたりはきちんとほぐしながら調整していきます」と。

7月12日 栗東TC帰厩。8月10日中京・日進特別(ダート1800㍍)への出走目指す。

7月5日 引き続きしっかりと乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン18秒ペースで2本、週2回坂路コース2本目でハロン15-13秒の速めを消化するという内容。硬さはほぐれてきており、13-13でもいい動きをしている。暑さを苦にする様子もない。高野調教師も状態を確認。順調に進めば、8月10日中京・日進特別(ダート1800㍍)への出走を目指していく。最新の馬体重は522㌔。

6月21日 この中間は坂路コースを中心に乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン18秒ペースで2本、週2回坂路コース2本目で15-15を消化するという内容。動かし始めに多少の硬さは感じるものの、ほぐせば問題なく、速めでもなかなか良い手応えで駆け上がっている。疲れも癒えて、馬体に気になるところはない。暑さは徐々に厳しくなっていくが、体調面も良いので、今後は負荷をさらに強めていく。最新の馬体重は524㌔。

6月7日 放牧後の馬体チェックで首の筋肉に少し張りを感じたので、ショックウェーブでケアを施す。トレセンで十分に治療を行っていたこともあり、そのほかに特に疲れは感じられない。今週より騎乗調教を再開しており、現在は周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン18秒ペースで1本というメニューを消化している。速めは乗っていないが、いまのところ動きは良好。跨ってからも左前肢球節の状態は変わりなく安定している。もうしばらく慎重に状態をチェックしながら、徐々にピッチを上げていく。最新の馬体重は526㌔。

5月29日 この中間は馬体のケアを重ねながら、曳き運動で様子を見てきた。筋肉の傷みが徐々に解消し、歩様も安定してきたため、昨日チャンピオンヒルズへ移動。高野調教師は「慎重に状態を確かめさせてもらいましたが、大事には至らず、上腕あたりのケアを入念に施し、歩様も回復しました。ここでひと息入れて、しっかりと態勢を整えてから、次走の目標を立てていきましょう」と。

5月22日 この中間に左前肢のエコー検査を実施。球節あたりに若干の粗造が映る箇所はあったものの、腱などに炎症は認められず。また、診断麻酔も行い、原因を探ったところ、上腕の筋肉の傷みが跛行につながっていた可能性が高いとの診断。治療を重ね、現在は歩様も安定している。もうしばらく経過を確かめたうえで、一旦リフレッシュ放牧を挟む。高野友和調教師は「ご心配をおかけしましたが、現時点で骨や腱に大事に至るような所見は認められず、原因としては筋肉の傷みの可能性が高いとの診断でした。前走は思っていた以上にしっかりと走ってきたのでしょう。ソエも軽度の症状で、すでに歩様は改善しています。ここでひと息入れて、しっかりと態勢を整えたうえで、また次走を目指していければと考えています」と。

5月15日 昨日、左前肢の歩様に乱れ。チェックを施したところ、軽いソエが出ており、上腕あたりの筋肉にも傷み。獣医師からは「球節が気になる」との見解もあったため、検査も行ったが、骨に異常は認められず。しばらく経過を見てから、今後の予定を検討していく。高野友和調教師は「連勝とはなりませんでしたが、最後まで真面目に走っていて、交わされてからも踏ん張っていました。内容としては今後に十分期待できるものだったと思います。潜ってしまったゲートに関しては注意のみで済んでいますので、また次走の前に練習しておきます。ただ、短期放牧を挟んでから、また次へと考えていたものの、週が明けてから、左前肢が軽い跛行を呈しています。そのため、慎重に状態をチェックしています。いまのところソエや筋肉の傷みだけで、球節に加えて腕節もレントゲンを撮りましたが、骨折の症状は見られませんでした。時間が経ってから出てくる症状もあるかもしれませんので、もうしばらく経過を確かめていきます」と。

5月12日 京都・4歳上2勝C(ダート1800㍍)戦に58㌔斎藤新騎手で出走。馬体重はマイナス6㌔の502㌔。レースでは、ゲートを潜ろうとする場面もあったが、その後の駐立は落ち着き、しっかりとスタートを決める。鞍上が促すと行き脚もついて先行。2番手のポジションで1・2コーナーをカーブ。向正面もしばらくは位置をキープして進むが、外からマクるライバルもおり、4番手に下がって3・4コーナーをカーブ。内めをロスなく進み、4番手のまま直線を向く。インコースのスペースが空いたところを突いて、懸命に脚を伸ばすが、逃げ馬を含めた先行勢の脚色が良く、後続数頭にも交わされ6着でゴール。斎藤新騎手は「クラスが上がってもポジションを取れるスピードがありますね。道中で外からマクられたものの、あの場面で張っていたら、終いが苦しくなった可能性もあるので、あえて控えて砂を被せました。それでも、最後まで真面目に、ジワジワと脚を使ってくれましたね。走っている時に気難しさは特に感じさせず、今日は集中して走れていた印象です。このクラスのペースなどに慣れてくれば、さらにいいレースをしてくれると思います。ゲートについては、前走は問題なく、今日は急に潜ろうとしました。おそらく突発的なものだと思います。精神面についても、返し馬からおとなしく、連戦の分、多少気持ちが入っているかなという程度で、レースにはいい方に働いてくれると感じていました」と。

5月8日 今週5月12日京都・ダート1800㍍戦に斎藤新騎手で出走予定。この中間も順調に乗り込み、本日は坂路コースでサッと追い切っている。高野友和調教師は「優先権が切れても5節あれば両にらみで十分と思っていたのですが、その点は読み違えました。新潟戦はハンデも魅力でしたが、除外濃厚な状況です。ただ、具合はいいですし、京都戦ならば、引き続き斎藤新騎手も乗れるので、こちらで勝負したいと思います。追い切りは動きの質も良く、いい手応えで終いまで駆け上がっていました。具合は良好です。前走ではフワフワしたところがあったとのことですが、勝っているわけですから、馬具については検討した結果、着けないことにしました。前走と同じノーマルの馬装で臨みます」と。

5月5日 来週5月12日新潟・中ノ岳特別(ダート1800㍍・ハンデ56㌔)に特別登録。フルゲート15頭に対して30頭の登録があり除外濃厚。

5月1日 来週5月12日新潟・中ノ岳特別(ダート1800㍍・ハンデ)か、同日京都・ダート1800㍍戦に出走予定。この中間もしっかりと乗り込み、本日は斎藤新騎手を背に坂路コースで追い切っている。高野友和調教師は「斎藤新騎手に感触を確かめてもらいました。ひとタメを利かせてから、しっかりと伸び、こちらの意図する追い切りができました。ジョッキーも『前走を使って状態も良くなっていますね。これならば昇級しても楽しみです』といい手応えでした。この調子でしっかりと調整していきます」と。

4月24日 再来週5月12日新潟・中ノ岳特別(ダート1800㍍・ハンデ)か、同日京都・ダート1800㍍戦に出走予定。この中間も変わりなく調整しており、本日は坂路コースでサッと追い切っている。高野友和調教師は「雨の影響で馬場が悪かったため、時計よりも内容を重視して追い切りました。併せ馬で、道中の感触は普段のキャンターよりも大きな動きで、いい手応えでしたが、終いはやや伸びが物足りなかった印象です。馬場が重く、ラストは向かい風も強く吹いていたので、その分もあったでしょう。じっくりと調整して、コンディションはいいので、この調子で、来週は少し負荷を強めてみる予定です」と。

4月17日 次走は5月12日新潟・中ノ岳特別(ダート1800㍍・ハンデ)か、同日京都・ダート1800㍍戦を予定。鞍上については、新潟戦の場合は石橋脩騎手、京都戦の場合は前走に引き続き斎藤新騎手で調整中。前走後の回復は順調で、本日も坂路コースを2本駆け上がっている。高野友和調教師は「前走の疲れは癒え、いい表情をしていますし、飼い葉食いも良好です。角馬場でのダクなどでは体の使い方がもうひとつかなと感じるところはあったものの、キャンターにいけばいい走りでしたね。このままジワジワとトレセンで調教を進めて、新潟・京都の両にらみで調整していきます」と。

4月10日 レース後に左後肢の落鉄が判明したものの、特に蹄を含め脚元の状態に変わりはない。今のところ大きなダメージはないため、このまま続戦を検討。高野友和調教師は「おめでとうございました。まずは中央でもひとつ勝ててホッとしています。未勝利戦のうちには勝たせることができませんでしたから、牧場や名古屋競馬の関係者を含め皆さまに感謝です。ありがとうございました。左トモを落鉄してましたが、上がってきてからも問題ありません。あらためてジョッキーとも話しましたが、調教と違い、競馬ではフワフワしていたので、名古屋時代にでチークピーシーズを着けていたのがよく分かりました。ただ、フワフワするぶん力まずに走れているので、距離がもっているとも考えられます。次走で着けるかどうかはまた検討します。春番組のうちにもう一戦したいところですが、どのレースに向かうかは検討中です。もう少し短めの方が本質的には合っているのかなと考えていましたが、斎藤新騎手からは『前半であまり急かすと良くないイメージなので、1700㍍や1800㍍の方が現状は合っていると思います』とのコメントもありました。また、馬体重が本日の計測で504㌔と、飼い葉を食べているわりに戻りがいくぶんゆっくりです。中1週の福島戦はキツくなりそうですし、優先権は切れるかもしれませんが、5月の新潟・京都を両にらみでダート1800㍍戦を検討していければと考えています」と。

4月6日 福島・4歳上1勝C(ダート1700㍍)戦に58㌔斎藤新騎手で出走。馬体重はマイナス14㌔の508㌔。単勝は4.3倍の2番人気。レースでは五分のスタートで、行き脚もついたことからスッと前へ。先行する1番人気馬を見る形で1・2コーナーを回り、道中も楽な手応えで追走。じっくりとリズムを整え3コーナーを3番手で回り、4コーナーでは外から2番手に押し上げ直線へ。残り300㍍地点からは、粘り込みを図る1番人気馬との一騎打ちとなるも、残り100㍍を切ったあたりで差し切り、最後は1馬身の差をつけゴール。JRA再転入初戦を白星で飾る。斎藤新騎手は「攻め馬に乗せていただいた時から、本馬の乗り味の良さは感じていて、十分勝負になるのではと思っていました。レースでも、スタートから無理なく良い位置を取ることができましたし、道中も早めに仕掛けていったライバルに影響されることなく、おおむね理想通りに進められたと思います。4コーナーでの手応えも良かったので、このまま突き抜けるかなという気配でした。ただ、最後までフワフワしているというか、どこか遊びながら走っているようなところがあり、差し切るまでに少し時間がかかりました。まだまだ精神的な幼さは残していると思います。それでもしっかりと勝ち切ってくれるのですから、これからも楽しみですね。乗せていただいて有難うございました」と。

4月3日 今週4月6日福島・ダート1700㍍戦に斎藤新騎手で出走予定。この中間も順調に調整しており、本日は坂路コースで追い切って、55.2-39.7-25.1-12.2の時計をマーク。高野友和調教師は「順調に調整できました。今日も前半はリズムを重視し、3F目で少し行きたがるところを我慢させて、ラスト1Fの反応を見ました。ほぼイメージ通りの追い切りで、能力のある馬の脚の伸ばし方をしていました。欲を言えば、やはりもうひとつパワフルさが出ればというところでしょうか。昨日のキャンター調教では、斎藤新騎手に跨ってもらいましたが、『ほどほどにハミをとってくれて、とても乗りやすいですね』と話していました。メンタル面でも、もっと我の強さといいましょうか、わがままなところもあってもいいかもしれません。とはいえ、平常心で淡々と走れることは悪いことではありませんので、いい方に向いてくれればと思います。ジョッキーにも『追えば、いい反応をする』と伝えています。名古屋時代はチークピーシーズを着用していたと聞いていますが、いまの調教の感触からは、必要ないのではないかと考えています。ひとまずノーマルの馬装で臨むつもりです」と。

3月27日 来週4月6日福島・ダート1700㍍戦に斎藤新騎手で出走予定。本日坂路コースで追い切り、55.4-39.6-25.4-12.1をマーク。高野友和調教師は「前半は無理せずリズム良く運んで、後半でどれくらい反応するかを確かめました。雨の影響で重たい馬場状態でしたが、しっかりと反応して動けています。今日の馬場コンディションで、これだけ終いで伸びるのですから、能力はありますね。ただ、先週末に自分で跨ってみた感触や普段乗っている助手とも同じ意見なのですが、もう少し力強さは欲しいところです。それでいて、楽に動けているのは良さでもあるのですが、もっと力強さが増して、時計と動きの質がマッチすれば、もっと上を狙えるくらいの態勢になってくるでしょう。毛ヅヤは良く、コンディションも安定していますので、この調子で攻めていき、まずは来週の中央復帰戦でいい結果を出したいところです」と。

3月20日 検討した結果、再来週4月6日福島・ダート1700㍍戦へ向かう。鞍上は斎藤新騎手で調整中。本日は坂路コースで追い切っている。高野友和調教師は「本質的にはダート1400㍍あたりを狙いたいところですが、再転入の一戦でモマれてしまうのは避けたいと考えています。先週のゲート試験も出てからの加速にちょっと時間を要していましたからね。その点も踏まえると、ある程度はテンから楽に流れに乗れる距離の方がいいでしょう。1800㍍になるといくぶん長い気がしますし、まずは小回りのダート1700㍍戦からいきましょう。追い切りの動きは良くなってきています。今日は3ハロンめの手応えがちょっと物足りなかったので、しっかりと追ったところ、ラストはよく伸びました。福島戦まではもう少し時間がありますし、攻め過ぎないよう注意しながら調整していきます」と。

3月15日 ゲート試験合格。高野友和調教師は「出てからの加速に若干時間を要すような感じは受けましたが、ゲートに関する挙動は特に問題ありませんでした。さらに乗り進めて、目標を絞り込んでいきます」と。

3月13日 坂路コースで追い切り、55.7-40.6-26.3-12.7をマーク。高野友和調教師は「まずはどれくらい動けるか反応を確かめました。全体的には良く動けていましたが、欲を言えば、もうひとつ終いを伸ばしたかったですね。それでも、走ろうとする前向きさはうかがえますし、さばきは硬いものの、力強く脚を回転させていました。ソエも問題ないですね。近いうちにゲート試験をクリアしておいて、もう少し本数を重ねたうえで、どのあたりを目標とするか検討していきます」と。

3月8日 栗東TC帰厩。この中間もチャンピオンヒルズの坂路コースでハロン15-13秒ペースの速めを重ねてきた。日によって両前肢にソエの触診反応が若干うかがえるものの、調教に影響はない。出がけはやや硬さを感じるが、きちんとほぐせば、13-13でもしっかりと駆け上がっている。体調面も上向いており、栗東TCでさらにピッチを上げていく。移動前の馬体重は516㌔。

2月23日 この中間も坂路コースを中心に乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン18秒ペースで2本、週2回坂路コース2本めをハロン15-13秒ペースで駆け上がるという内容。動きは徐々に良くなってきた。ただ、調教に影響はないものの、ふたたび両前肢にソエの反応が出たため、ショックウェーブで入念にケアを施している。高野調教師も状態を確認。ソエの感触次第のところも残すが、3月前半には栗東TCへ帰厩して、さらに調教を進めていくことを考えている。最新の馬体重は518㌔。

2月9日 この中間も順調に乗り込んでいる。現在のメニューは、角馬場でのフラットワークと坂路コースをハロン18秒ペースで2本、週2回坂路コースの2本めをハロン15-13秒ペースの速めを消化するという内容。ピッチを上げても、まずまず反応して動けている。両前肢のソエもほぼ固まっており、調教に影響はない。徐々に緩さも解消され、この調子で本数を重ねて、栗東TC帰厩の態勢を作っていく。最新の馬体重も520㌔。

1月26日 この中間はさらにピッチを上げている。現在のメニューは、角馬場でのフラットワークと坂路コースをハロン18秒ペースで2本、週2回坂路コースの2本目を15-15で駆け上がるという内容。両前肢ともに触診反応はまだわずかに残るものの、ソエはほぼ固まり、前さばきに問題はない。ただ、まだ動きや馬体に緩さは感じるので、ここから速めをコンスタントに重ねて、しっかりと締めていく。高野調教師も状態を確認。2月中には栗東TC帰厩の目処を立てたい考え。最新の馬体重は520㌔。

1月12日 引き続き坂路コースを中心に乗り込んでいる。現在のメニューは、角馬場でのフラットワークと坂路コースをハロン18-17秒ペースで2本という内容。両前肢のソエも徐々に固まってきたことから、坂路コースのみではあるが、本数を増やし、運動量を確保している。まだ触ると若干の反応は見せるものの、調教に影響はないため、ここからはさらにピッチを上げていく。最新の馬体重は518㌔。

[2023年 3歳]

12月29日 放牧後はトレッドミル運動を経て、騎乗調教を再開。現在のメニューは、角馬場でのフラットワークと坂路コースをハロン18-17秒ペースで1本という内容。厩舎周りのアスファルトなど下が硬いところでは、若干ソエを気にしているものの、ウッドチップでは、問題なく走れている。念のため坂路コースを中心としていくが、しっかりと動かしながら両前肢のソエを固めていく。飼い葉は食べており、最新の馬体重は520㌔。

12月15日 チャンピオンヒルズへ移動。ソエの治療を行いながら調整していく。

12月14日 坂路コースをゆっくりと駆け上がったあとにゲート練習を行う。高野友和調教師は「軽い調教では影響ありませんが、両前肢ともに触るとソエの反応はうかがえますね。今日はゆっくりと登坂してからゲートの入り・駐立まで確認しました。試験までクリアしておくことも想定していましたが、今しっかりとゲートから出すと、その後の反動に繋がる可能性もあるでしょう。無理せず今回は再登録の手続きのみにとどめ、ソエを治してから、復帰戦の目標を定め、その前に試験を受けることにします。既走馬ですし、駐立まではまったく問題ないことが確認できたので、きちんと態勢を整えて臨めば、いい状態で試験からレースへ向かえると思います。名古屋では好内容で連勝を決めて戻ってきてくれましたので、またこちらでもいい結果が出せるように努めていきます」と。

12月13日 ソエの反応が幾分残るものの、体調面は問題ないことから本日、栗東TC・高野友和厩舎へ再転入。中央再登録を行い、まずはゲート試験を目指す。

12月6日 昨日キャニオンファーム栗東を経由して、本日チャンピオンヒルズへ移動。今後はこちらでソエのケアを施しながら、栗東TC再転入に備える。再転入先はもともと所属していた高野友和厩舎を予定。

11月30日 連勝後、ややソエが出ているものの大きなダメージはない。もうしばらく弥富TCで状態を確かめていくが、JRA復帰に備え、本日付けでNARの登録を抹消。

11月29日 名古屋・宇連川特別(C15組・ダート1500㍍)戦に56㌔今井貴大騎手で出走。馬体重はプラス2㌔の522㌔。今回も圧倒的な支持を得て単勝人気は1.5倍。レースでは五分以上のスタートで、外からスッと先行し2番手につける。道中も楽な手応えで流れに乗り、3コーナーからは逃げ馬に並びかける。そのままの態勢で4コーナーを回り、直線残り200㍍で鞍上のステッキが入ると、グンと脚を伸ばし後続を一気に引き離し完勝。角田輝也調教師は「強かったです。前走より走りのバランスも良くなっていて、手応え十分に勝負どころも回ってきました。直線で追い出したときの反応も非常に良かったですね。連勝で決められて、良かったです。有難うございました」と。JRA再登録へ。

11月26日 週明け11月29日名古屋・宇連川特別(C15組・ダート1500㍍)戦に今井貴大騎手で出走。昨日ダートコースで追い切り、半マイルから55.8-40.5-12.9をマーク。角田輝也調教師は「キャンターで1周したあとの2周めに追い切りました。いい動きだったと思います。脚元を含め状態は変わりありません。今回もチークピーシーズを着けて臨みます。本馬を含め前走勝ちの馬も入る選抜戦なので、メンバーはグッと強化されますが、ここも期待しています」と。

11月22日 前走後も脚元の状態を含め馬体に変わりはない。既にダートコースでキャンター調教を消化している。来週11月29日名古屋開催での出走目指す。角田輝也調教師は「レース直後は全身に若干のコズミが見られましたが、すぐに良化・回復しています。いまは元気に調教を再開しており、今日もキャンターを2400㍍乗りました。このまま来週からの開催へ向けて調整していきます」と。

11月14日 名古屋・C24組(ダート1500㍍)戦に56㌔今井貴大騎手で出走。馬体重はプラス8㌔の520㌔。単勝は1.3倍の抜けた1番人気。レースでは五分のスタートから、馬なりで先行。道中は3番手で流れに乗っていく。3コーナーで一発ステッキを入れると、徐々に勢いが増し、4コーナーでは楽な手応えで先頭に立つ。そのまま直線を向いて追われると、さらに後続との差をドンドン広げ完勝。角田輝也調教師は「ホッとしました。有難うございました。今日は能力で勝ったような感じですね。道中は走りがバラバラでジョッキーも乗っていて不安だったようです。それでも、早めにステッキを入れてからは、ある程度の体勢が整い、勝負どころは違う脚色で上がっていけましたね。レース後の状態を見てからですが、問題なければ、次の開催での出走に備えます」と。

11月8日 来週11月14日名古屋・C24組(ダート1500㍍)戦に今井貴大騎手で出走予定。この中間はダートコースでダク1200㍍、キャンター2400㍍というメニューを基本として、昨日はダートコースでサッと追い切る。角田輝也調教師は「1頭になると集中力を欠くところが見られるので、この中間もできるだけ併せ馬で調教を行っています。引き続きチークピーシーズには効果がうかがえるので、このまま着けて調整する方針です。予定通り先週はキャンターにとどめ、正式な時計は計測されていませんが、昨日にサッと馬なりの追い切りを消化しました。動きそのものは良くなってきていますし、蹄を含め脚元の状態も変わりありません。コンディションは上向いてきています。ただ、いまの課題としては気性面でしょうか。まずはキャリアを積んでいく必要があるかもしれません」と。

11月1日 再来週11月14日からの名古屋開催での出走を予定。先週末10月29日にダートコースで追い切り、半マイルから56.0-40.0-12.7の時計をマーク。角田輝也調教師は「トモの緩さも残している分や気性的に若さを感じる分だと思いますが、ちょっとフラフラと走るところがうかがえました。チークピーシーズを着けたところ、少しずつ安定して走れるようになっていますね。競馬でも着けていった方がいいかもしれません。コンディションは問題ありません。今週はじっくりキャンター調教を重ね、来週に追い切り、再来週の開催への出走を目指していきます」と。

10月26日 順調に調整しているものの、もう少し乗り込みたいことから、11月14日からの名古屋開催での出走を目指す。

10月25日 弥富TC転入厩後も順調に調教を進めている。ダートコースでのキャンター調教に加え、先週末にはサッと追い切りを消化。早ければ来週10月31日からの名古屋開催での出走も視野に入れていく。角田輝也調教師は「順調ですね。ソエは落ち着いていますし、蹄の状態も問題ありません。先週末には時計は計測されなかったものの、サッと脚を伸ばしています。乗り手は『まだトモに緩さは感じますが、速いところにいけば、いい動きをしますね』と話していました。このまま乗り込めれば、来週の名古屋開催からの出走で調整していきます」と。

10月18日 移籍先は名古屋競馬場・角田輝也厩舎に決定。本日、弥富TCに入厩。

10月13日 この中間もおおむね順調に調教を重ねている。現在のメニューは、坂路コースをハロン18-17秒ペースで2本、週2回坂路コースで2本めを15-15で駆け上がるという内容。先週、一時的に両前脚ともにソエが出ていた箇所を触ると、わずかに反応を示したものの、いまは落ち着いており、引き続き調教に影響もない。右前蹄の状態は問題なく、速めを重ねるごとに、体つきにはいい張りが出てきた。この調子で、地方転籍への最終調整を施していく。最新の馬体重は520㌔。

9月29日 この中間はソエも落ち着き、触っての反応は見られなくなった。現在のメニューは、坂路コースをハロン18-17秒ペースで2本、週2回坂路コースで2本めを15-15で駆け上がるという内容。負荷を強めてもしっかりと走れており、脚元に反動は見られない。体調面も上向いてきており、10月前半の地方転籍で調整を重ねていく。最新の馬体重は522㌔。

9月15日 この中間も坂路コースを中心に乗り込んでいる。現在のメニューは、坂路コースをハロン17-16秒ペースで2本という内容。速めはまだ行っていないものの、動きは良くなってきた。両前脚のソエに関しては、触るとまだわずかに反応するものの、調教にはまったく影響ない。念のためショックウェーブでケアを施してから、調教負荷を上げ、9月下旬か10月前半には地方転籍の態勢を整えていく。最新の馬体重は514㌔。

9月1日 放牧後も右前蹄の状態に問題はないが、両前脚ともソエの反応が見られたため、ショックウェーブでのケアを優先。ソエの症状は徐々に和らぎ、だんだんと元気も出てきたことから、今週より騎乗調教を再開している。現在のメニューは、坂路コースをハロン20秒ペースで2本という内容。跨った感触は思ったほど緩みはなく、歩様もスムーズだが、調教後に脚元を触ると、まだソエの反応が残る。もうしばらく治療も並行しながら、徐々にペースアップを図っていく。最新の馬体重は520㌔。

8月18日 チャンピオンヒルズへ移動。脚元など、全体的な状態をしっかり確認しながら進めていく。

8月16日 冷却治療を重ね、両前脚ともにソエは落ち着いてきている。本日は曳き運動を消化したが、歩様に見せることもない。ただし、ひと息入った分の緩みは否めず、残り3週にわたって組まれている3歳未勝利戦への出走は事実上厳しい状況。そのため、地方競馬へ転籍させ、JRAへの再登録を目指すことに決定。近日中に中央登録を抹消し、チャンピオンヒルズへ移動、しっかりと調整したうえで地方転籍のタイミングを検討していく。

8月9日 栗東TCに戻り、レース翌日の6日朝、両前肢にソエの症状が見られた。痛みも伴っており、歩様もだいぶ抑えている印象。すぐにケアを施し、徐々に和らいできているものの、本格的に乗り出すには、しばらく時間がかかりそう。高野友和調教師は「レース翌日からソエが出てしまいました。当初はかなり気にしていたため、念のためレントゲン検査も実施しましたが、骨折などの症状は見られませんでした。休ませていることとケアで、本日にはだいぶ痛みも和らいできました。歩様も落ち着いていますね。ただ、ダクやキャンターになると、まだ時間がかかるかもしれません。残りの未勝利戦が限られているなかで、申し訳ございませんが、治療を施し、もう少し様子を見たうえで、ご相談させてください」と。

8月5日 新潟・ダート1800㍍戦に56㌔松若風馬騎手で出走。馬体重は前走デビュー時と変わらず512㌔。単勝は2.0倍の1番人気。レースでは、おっとりとしたスタートで隣の馬に挟まれ後方からの競馬。向正面でも後方3番手をじっくりと進み、縦長の馬群は3コーナーに差し掛かる。勝負どころからペースが上がるなか、後方のままコーナーをカーブし直線へ。直線入口でふたたび挟まれるような不利もあり、そこからはジワジワとした伸びるも勝ち馬から3.0秒差の8着で入線。松若騎手は「返し馬やゲートに入るまでの雰囲気は、適度な気合乗りがあり、決して悪くありませんでした。ただ、道中のステッキに対する反応が良かった前走に比べ、今日は反応がありませんでした。2戦目でもっと走れればと思っていたのですが・・・」と。高野調教師は「緩さを残す部分もあり、ゲートについては、少し遅いくらいのこともあるかなと想定してはいたのですが、ジョッキーの話にもあった通り、向正面の進みが前走に比べると物足りず、推進をかけていないと止めてしまいそうな感じだったようです。直線でもバテた馬こそ交わしましたが、挟まれた点についても、この馬自身の脚があれば、抵抗して不利を受けることもなかったでしょう。中間の雰囲気からも状態落ちは無いと思って臨み、期待を持って挑んだだけに、このような結果となってしまい大変申し訳ありませんでした。優先出走権も逃してしまったため、出走状況次第とはなってしまいますが、小倉開催での出走機会を伺いたいと考えています。今日のレースぶりも踏まえ、もし、小倉戦に向かえる場合は、ブリンカーなどの馬具の着用というのも選択肢として検討したいと思います」と。

8月2日 今週8月5日新潟・ダート1800㍍戦に56㌔松若風馬騎手で出走予定。この中間も順調に調整し、本日は坂路コースで追い切っている。高野友和調教師は「坂路・単走で追い切りました。終いも馬なりでしっかりと脚を伸ばしていましたね。蹄を含め脚元の状態は変わりなく、具合も上向いてきました。本馬としてはだいぶ活気が出てきた印象を受けます。変に気負ったところもありません。うまく輸送もこなして、いいコンディションでレースへ送り出したいところです。2鞍組まれているうちのどちらへ向かうかは想定を見て検討しますが、掛け持ちの馬も多く、悩ましいですね。明日の投票締切まで慎重に確かめながら判断します」と。

7月26日 来週8月5日新潟・ダート1800㍍戦に出走予定。騎乗調教を再開してからも順調で本日も、坂路コースで乗られている。高野友和調教師は「サッと15-15程度を乗りました。実戦を経験して、もうひとつグッと良くなったというところまであれば一番ですが、どこかもともと淡々と走るタイプなので、いい意味で変わりがないという感じでしょうか。蹄を含めて脚元の状態も問題ありません。暑さが続いても、へこたれる感じがないのもいいですね。この調子で来週のレースに備えます」と。

7月19日 レース後は、脚元の状態を含めて大きな問題はない。このまま在厩で調整を進めたうえで、再来週8月5日新潟・ダート1800㍍戦への出走を目指していく予定で、乗り役は引き続き松若風馬騎手で調整中。高野友和調教師は「幸いレース後の状態も問題ありませんね。このまま中2週での出走を目指していきましょう。勝つことはできませんでしたが、力のあるところは見せてくれて良かったです。もちろん、そう簡単なことではありませんが、次こそはという期待が持てる内容だったと思いますので、レースに向けてしっかりとコンディションを整えていきます」と。

7月16日 中京・ダート1800㍍戦に56㌔松若風馬騎手で出走・デビュー。馬体重は512㌔で幾分ふっくらとした感じ。レースでは、まずまずのスタートを決めるも、隣の馬と接触するような場面もあり、後方からの競馬となる。後方3番手のポジションで1コーナーへ。徐々に外めに持ち出し、向正面では外々を進みながら、前との差を詰めていく。3コーナーに入ってからも、外めを回りながら進出を図り、しっかりと馬群についていく形で直線へ向く。そこからはジワジワという脚ではあったものの、外から力強く伸び、内のライバルを交わし、残り200㍍を切ってからも脚色は衰えるどころか、グイグイと前との差を詰めていく。ゴールまで懸命に脚を使うが、上位3頭には及ばず4着でゴール。松若騎手は「あそこまでいったら差し切りたかったのですが、終いの伸び脚は非常に良かったです。調教も跨らせてもらって、緩さはあるものの、背中はとてもいいと感じていたので、初出走でも期待して乗りました。スタートしてからは、キックバックを気にしていて、戸惑っていました。このあたりは初出走らしい感じがしました。それでも、向正面に入るくらいで、外に出したこともありましたし、砂が飛んできても大丈夫というのが分かってくれたようで、落ち着いてリズム良く走れていました。まだ推進力やレース慣れは必要だと思いますが、経験を積んでいけば、上のクラスを目指せるくらいの素質を持っていると思います」と。高野調教師は「さらに差し切れるかと思ったくらい、ラストは良く伸びてくれました。既走馬相手によく頑張ってくれたと思います。ゲートは調教から水準とはいえ、初出走の分、見劣るとは思っていたので、ある程度出していって欲しいという指示はしていました。周りの馬もちょうど体勢が悪い馬もいて、より難しいスタートになったのですが、そこからよく整えてくれました。キックバックにも早く慣れてくれたようですし、この点については、普段の調教で、後ろに入れて教えていたことが良かったのかもしれません。まずはホッとしたというのは正直なところです。ここまでお待たせしてしまいましたが、じっくりとケアしてきて、力を出せる状態で臨みたいと考えていました。ジョッキーも本馬の素質を褒めてくれていましたし、力はあると信じていますので、ここからさらに上昇させて、まずはひとつ勝利を掴みたいと思います」と。

7月12日 今週7月16日中京・ダート1800㍍戦に56㌔松若風馬騎手で出走・デビュー予定。この中間も順調に調整しており、本日は坂路コースで時計を出している。高野友和調教師は「予定より少し時計は速くなりましたが、無理せずほぼ馬なりで、いい動きをしていました。調整はここまで順調に進めることができました。元気・活気もありますし、一定水準のデキに仕上がったと思います。あとは既走馬相手の分がどれだけ出るかでしょうか。普段のキャンターで集団に慣らす調整もしていますので、馬群は苦にしないでしょう。ゲートに関しても週程度の確認を続けてきました。出も良くなっていますが、先週ジョッキーに『もっと推進力がほしい』とのコメントがあったように、もう少しトモの力強さが欲しいところです。練習では良くても、競馬のスピードでどうかという面は残ります。実戦を経験すれば、さらに良くなってくる感触も得ていますし、時期的にもここでしっかり目処は立てたいですね」と。

7月5日 来週7月16日中京・ダート1800㍍戦に松若風馬騎手で出走・デビュー予定。本日は松若騎手を背に坂路コースで追い切って、55.6-40.0-25.7-12.6をマーク。高野友和調教師は「ジョッキー騎乗・単走で追い切りました。『推進力がもっとほしい』とのコメントで、抜群の手応えというところまでではなかったものの、まだ余力は感じましたし、今回はここまで順調に調整できています。実戦を経験すれば、さらに良くなってくるでしょう。まずは来週のレースに向けて、引き続き油断せず、いい状態に仕上げていきたいと思います」と。

6月28日 再来週7月16日中京・ダート1800㍍戦に松若風馬騎手で出走・デビュー予定。この中間も入念な乗り込みを続けており、本日坂路コースで追い切っている。高野友和調教師は「ここまで十分に乗り込んでいますし、今週も馬なり・終い重点で調整しました。単走でもいい動きをしていますし、感触は良好です。平坦のウッドチップコースでは若干前向きさに欠けるかなという印象があったものの、ウッドチップコースでは速いペースで乗らないというのが分かっている感じですね。促せば動きますし、坂路では力まない程度に自分からスッと進んでいきます。脚元の状態は変わりなく、ここまで順調です。来週は松若騎手にも跨ってもらう予定です」と。

6月21日 来月16日中京・ダート1800㍍戦での出走・デビューを予定。本日は坂路コースで追い切って、56.4-40.8-25.6-12.2をマーク。高野友和調教師は「坂路・単走の追い切りです。今週もまだ強くは攻めていませんが、終いだけ反応するように促すと、自分からグンと伸びる雰囲気がありますし、いい動きをしていますね。息遣いもずいぶんと良くなってきました。乗り手の感触としては『もう少しトモの力強さがほしい』と話していましたが、着実な良化がうかがえるので、まだまだ変わってくるでしょう。目標までもう少し時間があるので、常歩にしっかりと時間をかけたり、ウッドでのキャンター調教では他馬と併せたり、後ろに入れて、キックバックに慣れさせたりしています。いまのところ変な癖も見られませんね。蹄を含め脚元の状態も問題ないですし、来週からは少しずつピッチを上げて、出走態勢を整えていきます」と。

6月14日 この中間も順調に乗り込んでおり、本日も坂路コースを2本駈け上がっている。7月16日中京・ダート1800㍍戦での出走・デビューを本線に調整していく。高野友和調教師は「中京3週目を目標と定めましたので、まだ少し時間がありますから、馬なりの追い切りです。それでも、終いは伸びていますし、本数を重ねて、だんだんと体力もついてきた印象です。先週のゲート試験は問題なかったものの、既走馬相手のところに入ると、まだダッシュは見劣る可能性が高いですね。もうしばらく追い切りの感触を確かめながら判断しますが、ダート1800㍍戦を本線に検討していくつもりです」と。

6月11日 坂路コースで併せ0.2秒先行、56.9-41.1-26.2-12.6を馬ナリ余力で0.2秒先着。

6月9日 ゲート試験を受け、問題なく合格。高野友和調教師は「目標のレースに向かうには、ゲート試験合格から1年経過してしまうことが確実だったため、あらかじめ試験を受けました。入り・駐立・発馬ともに問題なく、無事に合格しています」と。

6月7日 この中間は徐々にピッチを上げている。本日は坂路コースで追い切り、54.3-39.5-25.5-12.5をマーク。高野友和調教師は「先週末、今日と少しピッチを上げました。走りのリズムがいいですね。自分からガツンといくタイプではないものの、力まないので、仕掛けたときの反応も良好です。すでに息遣いも良くなってきました。また、普段のキャンター調教でウッドチップコースにも入れていますが、集団調教でチップを被っても変に気にすることなく、落ち着いて走れていました。引き続き右前蹄を含め脚元の状態は変わりありません。このまま進めていけば、あと1ヶ月くらい速めを重ねていけば、十分に仕上がると思います。対象となっている見舞金は、昨年10月13日にMRI検査を実施したときが起算日となり、7月13日には9ヶ月を満了する予定です。ちょうど明けたくらいを目標にできる感じですね。ふたたびゲート試験をクリアしておく必要がありますので、確認を兼ねて近々受けておきたいと思います」と。

6月4日 坂路コースで0.1秒追走、4ハロンから54.8-39.7-25.5-12.4を馬ナリ余力で同入。

5月31日 帰厩後も状態は変わりない。本日は坂路コースでサッと追い切り、57.1-41.2-26.2-12.3をマーク。高野友和調教師は「先週末に戻ってきたばかりなので、まずは15-15程度から始めています。終いだけ伸ばしましたが、いい脚色でしたね。右前蹄の状態も安定しています。一気にとはいかなくても、ジワジワと進めていけると思います。牧場でもチェックをしてきましたが、息遣いはたしかにまだ良化の余地を感じますね。しっかりと本数を重ねながらさらに上向くように努めていきます。この時期なので、お待たせしてしまうのは申し訳ないですが、まずは目標を決めずに、念のため蹄の状態をチェックしながら、一段階ずつピッチを上げていく方針です」と。

5月27日 栗東TC帰厩。

5月26日 この中間も変わりなく調教を重ねている。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースでハロン15-13秒ペースの速めを消化するという内容。坂路4ハロン56秒のタイムも楽にマークしており、息遣いもようやく良くなってきた。若干ピリピリとした雰囲気がうかがえるが、許容範囲で調教に影響はない。高野調教師も状態を確認。プラン通り近日中に栗東TCへ帰厩して、さらに負荷をかけていく。最新の馬体重は508㌔。

5月12日 この中間も順調に乗り込んでいる。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースでハロン15-13秒ペースの速めを消化するという内容。筋肉疲労は癒え、さらに動きは良くなってきた。右前蹄の状態も安定している。あとは息遣いの良化と体力のさらなる強化といったところ。高野調教師も状態を確認。今月中に栗東TCへ帰厩させ、トレセンで長めからの調教を積むことで、課題の解消を目指していくプランも挙がっている。最新の馬体重は510㌔。

4月28日 1ヶ月ほど15-15を重ね、だいぶ動けるようになってきたため、この中間はさらにピッチを上げている。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースでハロン15-13秒ペースの速めを消化するという内容。13-13でもまずまずの手応えで駆け上がっている。蹄を含めた脚元に反動は見られないので、このまま進めていけそう。ただ、体をしっかりと使えるようになったこともあって、全体的に軽い筋肉疲労が出てきたので、馬体のケアは入念に施している。また、息遣いを含めた体力面の強化はまだ必要な印象。このままもうしばらく鍛錬を重ねていく。最新の馬体重は516㌔。

4月14日 この中間も順調に乗り込んでいる。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本、週2回坂路コースで15-15を消化するという内容。引き続き右前蹄の状態は安定している。馬体も締まってきて、動きは着実に上向いてきた。ただ、息遣いはまだ荒く、より一層の体力強化は必要な印象。また、右トモの筋肉に少し疲れが出てきたので、しっかりとケアを施しながら鍛錬を重ねていく。最新の馬体重は500㌔。

3月31日 騎乗調教再開後は至って順調にペースアップできている。周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本乗り、今週より坂路コースでの15-15も取り入れ始めた。負荷を強めても右前蹄は安定しており、脚さばきもスムーズ。ただ、体の使い方には良化がうかがえる一方で、息遣いは荒く、もっと体力を戻したいところ。このまま問題なければ、1ヶ月ほどは今のメニューを継続して、しっかりと土台を整え直していく。最新の馬体重は510㌔。

3月17日 この中間より坂路入りを開始。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン18-17秒ペースで1本という内容。進めてからも右前蹄の状態は安定している。少しずつ体をしっかり使って動けるようになっているが、まだ細かいところは良化途上の印象。しっかり乗り込み、筋力・体力の強化を図っていく。最新の馬体重は504㌔。

3月3日 角馬場での調教も問題なかったことから、この中間より周回コースにも入っている。現在のメニューは、周回コースでダクとハッキングキャンターを合わせて2000㍍という内容。コースでの動きも問題なく、右前蹄を気にすることもない。ただ、跨ると動きが以前よりも小さく感じられる。徐々に運動量を増やしながら、筋肉強化と体力向上にしっかりと取り組んでいく。飼い葉はよく食べており、調教を進めてきても元気がうかがえる。最新の馬体重は504㌔。

2月17日 移動後も右前蹄は安定しており、まずはトレッドミルでダクペースの運動を始めた。歩様は問題なく、気持ちの部分でも落ち着いて動けていた。1週間経過を見て、問題ないことから、今週よりトレッドミルでの運動と並行して、角馬場での騎乗調教も再開している。まずは角馬場でもダク程度だが、特に蹄を気にする様子はない。跨った感触としては、以前よりチョコチョコと動きが小さく感じるものの、この点は蹄の影響ではなく、運動制限の期間が長かったことで、必要な筋肉が落ちている分だと考えられる。もうしばらく慎重に状態をチェックしながら、一段階ずつ調教を進めていく。最新の馬体重は510㌔。

2月3日 チャンピオンヒルズへ移動。こちらで徐々に調教を進めていく。

2月2日 右前蹄のMRI検査を実施。経過はほぼ良好であるものの、深屈腱部分に触れていた箇所は周囲にまだいくらか炎症の痕が残っている。獣医師からは「蹄そのものの状態はきちんと回復しており、馬体のコンディションも運動を制限しているわりに良いため、ここからは徐々に騎乗運動へと進めながら、さらに経過を見ていきましょう」との方向性が示された。明日、チャンピオンヒルズへ移動する。トレッドミル運動から騎乗調教へと進めていくが、立ち上げは慎重に行っていく。

2月1日 栗東TCへ移動。明日、右前蹄のMRI検査を行う。

1月20日 この中間よりウォーキングマシン運動を60分間に延ばしている。歩様は引き続きキビキビとしていて、右前蹄の状態も特に気になるところはない。2月上旬にもう一度MRI検査を実施し、騎乗調教へ進めていけるかどうかを判断する。最新の馬体重は509㌔。

1月6日 ライジングR移動後も、右前蹄の状態は安定している。トレセン診療所での検査結果を踏まえ、この中間よりウォーキングマシンでの運動時間を15分間から45分間に延ばしている。常歩ではあるものの、キビキビと動けており、運動中の雰囲気は良好。タイミングを見て、運動時間を60分間まで延ばしていく。最新の馬体重は502㌔。

[2022年 2歳]

12月23日 ライジングRへ移動。蹄のケアを続けながら運動を重ねていく。

12月22日 右前蹄のMRI検査を行う。蹄の部分の膿瘍は消えており、経過は良好。ただし、ほとんど炎症の影も映らなかったものの、深屈腱部分に触れていた箇所は周囲にいくらか炎症が残っていた。そのため、栗東TC診療所の獣医師からは、「現状の歩様もあわせて考慮すると、運動負荷は徐々に上げていっても良いが、年明け2月にもう一度MRI検査を実施して、その経過が良好かどうかで、本格的に騎乗調教を再開できるタイミングを判断しましょう」と。明日、再びライジングRへ放牧に出る。今後はウォーキングマシンでの運動時間を60分間に延ばしたうえで、蹄のケアを続けていく。

12月21日 検疫で栗東TCへ帰厩し、入院馬房へ移動。明日夕刻より、右前蹄のMRI検査を行う。

12月16日 引き続き馬房内で安静に努めながら、適度に曳き運動やウォーキングマシン運動を行っている。右前蹄は変わりなく、気にする様子も見せない。年内に栗東TCでもう一度MRI検査を実施する。飼い葉食い含め体調面は良好で、最新の馬体重は502㌔。

12月2日 この中間も適度に曳き運動やウォーキングマシンでの運動を交えながら、基本的には安静に努めている。右前脚は定期的に装蹄師がチェックしているが、だいぶ表面上は一定の硬さで安定し、熱感を持つこともない。歩様も問題ないものの、もうしばらく慎重に経過を見ていく。体調面は良好で、最新の馬体重は498㌔。

11月18日 放牧後も慎重に状態をチェックしているが、右前蹄の状態や歩様は落ち着いており、体調面も変わりない。ただ、運動制限が続き、普段から元気が有り余っている様子がうかがえる。高野調教師も直接状態を確認。もうしばらく安静に努めるとのプランもあったものの、馬房内でのアクシデントは避けたいため、今週よりガス抜きを兼ねて、曳き運動やウォーキングマシンでの運動を少しずつ行っている。いまのところ変にイレ込むことはなく、常歩での歩様はスムーズ。引き続き獣医師や装蹄師とも相談しながら、今後の進め方を検討していく。

11月5日 歩様は良化傾向にあり、排膿してからは右前蹄の状態も安定している。診療所より退院の許可がおりたことから、本日、栗東TC近郊の外厩・ライジングリハビリテーションに移動。なお、直近のMRI検査において、右前蹄内の膿瘍が深指屈腱部に触れている箇所が認められたことも踏まえ、JRAの事故見舞金(18号規程)に該当するという診断がくだされており、事故見舞金の受給申請を行う。現在、歩様はだいぶ良化傾向にあることから、見舞金の規程に定められた休養加療期間(9ヶ月)よりも回復が早まる可能性もあるが、JRAの獣医陣からは『深指屈腱部が影響し、ふたたび歩様に影響をおよぼす可能性もあることから、慎重に進めていった方が良さそう』という見解も寄せられている。いずれにしても、しばらく運動制限している状況が続いていることから、慎重に対応する必要はあるが、ライジングリハビリテーションには獣医師が常駐しているので、しっかりと相談を重ねながら、引き続き経過観察に努めていく。

11月2日 この中間も右前蹄と歩様の状態確認に努めている。常歩の歩様は良化傾向にあり、先週末からは消炎剤を抜いているなかでも、日に日に歩様は良くなっている。『この状態が続くようであれば、退院したうえで経過観察していくことも考えていける段階にあるのではないか』という獣医師の見解も寄せられている。ひとまず、今週末までは入院馬房で経過を観察したうえで、今後の進め方について検討していく。

10月26日 蹄冠部からの排膿は思ったよりも長く続いたが、ようやく治まる。また、蹄叉のあたりからも排膿したことから、そちらのケアも施している。複数の膿瘍が残っていて、それがようやく表に出てきたと考えられる。幸いこの2箇所に排膿があってから、ずいぶんと常歩の歩様は良化傾向になってきた。普段の四肢の負重もバランスがとれている。また体調面も良好。もうしばらくトレセン獣医師と経過を見ていく。

10月19日 MRI検査の後、ふたたび歩様が悪化。チェックを重ねた結果、先週末のレントゲン検査で、右前蹄の蹄球蹄冠部のあたりに膿が溜まっていることが確認され、翌日からは排膿が始まる。籠っているものが抜けたことで、歩様は落ち着いてきている。一時は馬房内でも右前脚を浮かせていたため、心配されたが、四肢の負重もバランスがとれるように戻った。もうしばらく排膿した箇所の治療を行いながら経過を確かめていく。

10月14日 昨日夕方に右前蹄のMRI検査を実施。その結果、蹄の全体としては良化がうかがえるものの、まだ残っている膿瘍が蹄骨付近の深指屈腱部に触れている箇所が認められた。獣医陣からは、歩様の違和感が完全に解消されない期間が思った以上に長くなっており、これは深指屈腱部に影響を及ぼしていることが原因ではないかとの指摘も挙がる。ただ、はっきりと診断するには症状を特定できるほどの明確な検査結果や前例も少ないのが実状。また、外科的な処置をとれる箇所ではなく、もうしばらく経過を見ていくことになる。現時点では痛みそのものはひどくなく、馬房内にいるときの四肢の負重もバランスがとれており、運動は制限されているなかでも体調面は安定している。そのため、一旦退院して、トレセン近郊の牧場で治療を重ねていくことも検討中。引き続きトレセン内診療所の獣医師と相談しながら、今後の治療プランを定めていく。

10月12日 この中間も入院馬房で、右前蹄の治療に専念している。先週末には蹄鉄を外して、経過を確かめた。だいぶ歩様の違和感は和らいでいるものの、まだ完全に良くなったというところまではいかず、一進一退の状況。退院して蹄が伸びるのを待つとしても、もっと常歩での歩様を安定させたいと考えている。近日中にMRI検査を実施する予定で、その結果も踏まえて、今後の進め方を検討していく。

10月5日 引き続き入院馬房で右前蹄の治療を行っている。蹄鉄を履かせて、だいぶ歩様の違和感は和らいだものの、まだ曳き運動の出かけはわずかに蹄を気にしている印象。馬房では元気な様子がうかがえ、体調面は変わりない。トレセン獣医師からは近くあらためてMRI検査を実施して、経過を確かめるとの方針が示されている。

9月29日 トレセン内診療所の獣医師と検討を重ね、右前蹄については蹄が伸びるのを待つことになった。地面に直接触れる負担を軽減するために、現在は接着で装蹄を施す。なお、何度か削蹄を行ったところ、蹄全体に蹄血斑の症状が認められている。思ったよりも広い範囲に蹄血斑が出ているが、時間をかけて、しっかりと治せば予後には影響ないとの見解。蹄鉄をつけてすぐはかえって気にする素振りを見せていたが、だんだんと慣れて、歩様の違和感は和らいできている。ケアを施しながら、もうしばらく入院馬房で経過を確かめていく。

9月28日 この中間も入院馬房で右前蹄の治療を行っている。まだ自然排膿はしておらず、獣医師からはやはり膿瘍が硬くなっているとの見解。直接、膿瘍を取り出すことも検討したが、その部分がしばらく空洞となり、蹄が弱くなることで、他の部分に影響が出るかもしれない。また、騎乗再開には、蹄が伸びるのを待つ必要がある。痛みはコントロールできており、歩様も落ち着いているため、ここは無理に外科的処置は行わず、蹄が伸び、固まった膿瘍が表に出てくるまでじっくりとケアを施していく方が良いのではないかとの意見も挙がっている。引き続き経過を確かめながら、今後の治療プランを練っていく。

9月21日 引き続き入院馬房で蹄の治療を続けている。蹄叉側溝のあたりを中心に蹄を削り、自然排膿を促しているが、まだ出てきていない。獣医師からは膿瘍が硬くなっているのかもしれないとの指摘も受ける。直接、膿瘍を取り出すことを含め、もうしばらく経過を見ながら治療方針を検討していく。消炎剤や抗生剤を投与していることもあり、歩様は徐々に安定してきた。また、運動・飼い葉ともに制限しているものの、元気がうかがえ、体調面自体に問題はない。

9月16日 栗東TC内診療所で実施したMRI検査の結果、右前蹄にはまだ膿が溜まっていることが確認された。前回、排膿した箇所とは異なる位置に映っており、複数の膿瘍があったと考えられる。獣医師からもこの膿瘍が圧迫して、歩様も不安定になっているとの見解。その他の箇所への炎症もあるのではとの懸念もあったが、現時点では蹄内部に膿瘍以外の所見は認められていない。トレセン獣医師陣からは今回見つかった膿瘍付近の蹄叉側溝を削り、まずは自然排膿を促すとの方針が示されている。しばらく入院馬房に滞在し、抗生剤を投与しながら治療を行っていく。

9月15日 チャンピオンヒルズで右前蹄のケアを施してきたが、歩様は安定したかと思われると、蹄を気にしてしっかりと負重して歩けていない日があるなど一進一退の状況が続いている。装蹄師や獣医師のチェックで、まだ中に膿が残っている可能性やその他の箇所に炎症が出ていることも考えられるのではとの指摘が挙がったため、高野調教師とも相談し、トレセン診療所で精密検査を行い、今後の治療のプランをあらためて検討することになった。本日栗東TCへ帰厩し、トレセン診療所内の入院馬房へと移動している。

9月2日 この中間も右前蹄のケアを優先している。先月中旬に蹄球あたりから排膿したものの、その部分の傷みが目立ち、蹄の再生にもう少し時間を要する見込み。また、歩様チェックを兼ねて、曳き運動を行っているが、右前脚はつま先立ちになってしまう印象で、まだ中に膿が残っている可能性も指摘されてきている。装蹄師も交えてしっかりと状態を確認し、完全に排膿できるように努めていく。馬房内での四肢の負重は悪くないので、もうしばらく丹念に蹄の治療を施して良化を図っていく。

8月19日 放牧後は、右前蹄を気にしている様子が目立ち、歩様もいまひとつだったことから、舎飼いとして検査を重ねた。すると、挫跖による膿が溜まっている箇所が判明。装蹄師に調整してもらい、今週15日には患部からの排膿が認められた。その後は四肢の負重のバランスも整い、現在はウォーキングマシンでの常歩運動を15分間行っている。歩様は安定しているが、もうしばらく蹄のケアを優先させる。なお、入場時の馬体重は500㌔だったものの、運動や飼い葉を制限したこともあり、いまの馬体の張りはやや落ちている。しっかりとコンディションの回復も促し、立て直しを図っていく。

8月5日 まだ完治とはいかないが、右前蹄の状態は回復しており歩様も安定。そのため、本日チャンピオンヒルズへ移動。引き続きケアを施して、騎乗調教再開のタイミングを計っていく。

8月3日 右前挫跖のため出走を取り消したが、無事栗東TCへ戻っている。ケアを施して、歩様の違和感は徐々に解消されてきた。もうしばらく経過を見てから、一旦放牧に出す。高野友和調教師は「ご心配をお掛けして、申し訳ございませんでした。念のためレントゲン検査も行いましたが、骨に異常はありませんでしたし、挫跖による膿が溜まっているような所見もありませんでした。血液検査の結果も正常です。そのわりに回復のスピードがややゆっくりかなとは感じるものの、蹄の痛みのピークは過ぎて、歩様は改善されてきています。大事には至りませんでしたが、ここは無理せず放牧を挟み、しっかりと態勢を整えなおしてから、あらためてデビューを目指していきます」と。

7月31日 本日の新馬戦デビューは挫跖で出走取消。朝、運動のため馬房から出したところ、右前脚の歩様に乱れが認められる。すぐにチェックを行うと、右前蹄に内側に反応がうかがえ、獣医師から挫跖との診断。歩様の違和感はそれほどひどいものではないものの、本日の新馬戦出走は取り消す。高野友和調教師は「直前になっての取り消しで、大変申し訳ございません。一昨日の輸送や昨日の運動でも問題ありませんでしたので、夜のうちに馬房の中でブツけたのではないかと考えられます。ご心配をお掛けしますが、今のところ蹄以外に異常は見られません。しっかりと治してから、あらためてデビューを目指していきます」と。

7月28日 今週7月31日新潟・芝1400㍍戦に54㌔松山弘平騎手での出走・デビュー確定。

7月27日 今週7月31日新潟・芝1400㍍戦に54㌔松山弘平騎手でデビューへ。想定時点ではフルゲート18頭のところに本馬を含め16頭が出走表明。この中間も順調に乗り込み、本日は坂路コースで追い切って、53.8-39.1-25.0-11.9をマーク。高野友和調教師は「動けていますね。終いまでいい伸び脚でしたし、感触は上向いているので、今週のデビューでいくこととさせていただきました。適性については引き続き探りながらとはなるものの、現時点でもいい走りの質をしていますし、芝からチャレンジしてみましょう。母父のいいところが出ているのかもしれませんね。目方は最新の計測で498㌔でした。飼い葉もしっかりと食べていますし、いいコンディションで臨めると思います」と。

7月24日 坂路コースでメランポシューム(新馬)に0.1秒先行、4ハロンから58.7-42.1-26.5-12.4を馬ナリ余力で同入。

7月20日 坂路コースで追い切り、54.3-39.5-25.3-12.0併せ馬でマーク。高野友和調教師は「藤懸騎手に追い切りを手伝ってもらい、上がり重点で良い反応を見せてくれました。レースを目指していくかどうかは今週の追い切りを見て判断したいと考えていましたが、ジョッキーの感触も踏まえ、デビューに向けて前向きに考えていけるような動きでした。馬体重は490㌔で飼い葉食いは良好です。常歩の感じだけで言えば、年長馬と比べてしまうと不足しているかなと感じるものの、動かすと走れますね。適性面については、もう少し探っていきたいと思います」と。

7月13日 ゲート試験合格後も変わりなく調整している。先週末は坂路コースで、56.5-41.0-26.6-12.9の時計。本日は坂路コースを72.9-53.8-34.8-17.2でゆっくりと駆け上がってから併せ馬で、54.8-39.7-25.8-12.4をマーク。高野友和調教師は「併走馬に先着し、1本目の本格的な追い切りとしては上々でした。テンから仕掛けていけば、もっと全体の時計も出せていたでしょう。まだ良くなってきそうですね。この1本を境にどう変わってくるかを見てみましょう。適性面については悩むところです。将来的にはダートかなと思うものの、芝もいけそうな走りをしています。どのあたりを目標にしていくかを含め、もうしばらく状態をチェックしながら検討させてください」と。

7月6日 栗東TC入厩後は順調にゲート練習を消化。本日、キャンター調教の後にゲート試験を受け、入り・駐立・発馬といずれも問題なくこなし合格の判定。この後は少し負荷をかけてみて、どのあたりのデビューを目指すのか検討していく。高野友和調教師は「ゲートは非常にスムーズで、早くも合格できました。上がり運動後に少し疲れたなという雰囲気を出しており、1日単位ではもっと体力が欲しいなと感じるものの、翌日にはすぐに回復していますし、飼い葉食いも良好です。慣れていけばもっと良くなるでしょうし、トータルとしては対応できそうですね。まずは1本攻めてみて、その感触を確かめてから目標を検討していきましょう。芝・ダートを含め適性面についても追い切りの動きをよく見ながら判断したいと考えています」と。

6月29日 栗東TC・高野友和厩舎入厩。新しい環境に慣らしながら、まずはゲート試験合格を目指す。

6月17日 この中間からは、周回コースでのハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン17秒ペースで1本に加え、週2回は坂路コースでの15-15を乗り出す。肩の出に硬さは感じるものの、ほぐせば問題なく、速めでもまずまず動けている。馬体重は506㌔とあまり変わりはないが、少しずつトモにボリュームは出てきており、毛ヅヤも上向いてきた。この調子でさらなるコンディションの良化を促していく。

6月3日 この中間は肩の出に若干の硬さを感じたことから、そこまでペースアップはせずに調整している。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン18-16秒ペースで1本という内容。硬さは調教を休むほどではないが、ショックウェーブなどで肩周りの筋肉をしっかりとケアしている。もう少しトモにボリュームを出したい意向もあり、コンディションを確かめながら進めていく。最新の馬体重は508㌔。

5月20日 チャンピオンヒルズ到着後は新しい環境に慣らしながら調整している。現在のメニューは、周回コースでハッキングキャンター3000㍍と坂路コースをハロン18-17秒ペースで1本という内容。いい手応えで駆け上がっており、真面目にトレーニングに取り組んでいる。今後は坂路コースで15-15を課し、栗東TC入厩に向けた態勢を整えていく。飼い葉もよく食べており、最新の馬体重は506㌔。

5月9日 栗東TC入厩に備えた最終調整は滋賀県のチャンピオンヒルズで行うことになり、本日、追分Fリリーバレーを出発。

5月6日 この中間も順調に鍛錬を重ねている。現在のメニューは、坂路コースをハロン14秒ペースかハロン15秒ペースで1本、または周回コースでハッキングキャンター2500㍍という内容。若干終いの甘さは残るため、手応えや体幹の強化、フォームの安定を図るべく、本数を重ねている。やや煩い面も見せるが、大きな問題はなく許容範囲内。今後は栗東TC入厩に向けた最終調整をトレセン近郊の牧場で行うため、徐々に移動に向けて態勢を整えていく。飼い葉食い・体調面ともに良好で、最新の馬体重は513㌔。

4月1日 この中間は更に調教を進め、現在のメニューは坂路コースをハロン14秒ペースかハロン15秒ペースで1本、または周回コースでハッキングキャンター2500㍍という内容。15-15では余裕を持って動けるようになり、左トモへの反動もなく、徐々に馬体に芯が入ってきた。推進力も前へ効率よく伝わるようになって、しっかりと地面を捉えた質の高い走りに変わってきている。しかし、14-14になると、まだ終いで甘さが感じられるので、引き続き本数を重ねて、更なる上積み・レベルアップに努めていく。3月下旬に計測した3月下旬に計測した体高は163㌢、胸囲は185㌢、管囲は20.2㌢、馬体重は512㌔。

3月4日 左トモに入念なケアを施し、疲れはきちんと癒えたことから、この中間より15-15での調教を再開している。現在のメニューは、坂路コースをハロン15秒ペース、またはハロン16秒ペースで1本、もしくは周回コースをキャンターペースで2500㍍駆け抜けるという内容。15-15でも徐々に動けるようになっているが、力が上に逃げている様子で、手応えに余裕がある段階までは至っていない。しっかりとした推進力が、前へスムーズに伝わるように鍛えていく。馬体にはいい感じで筋肉が発達し、コンディションは良好。時々は煩くなるものの、基本的には気性面の心配なく進めることができている。最新の馬体重は513㌔。なお、馬名が 「ウィズザドリーム」 (With the Dream 「夢とともに」の意。母名より連想) に決定。

2月4日 この中間は左トモに疲れがうかがえたため、15-15の調教は控えている。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで1本、または周回コースでハッキングキャンター1500㍍という内容。トモの疲れについては、調教を休むほどのものではなく、腰のあたりにショックウェーブをあてケアを施している。暫くはこれくらいの負荷にセーブしながら、状態に合わせて適切なメニューを組んで調整していく。飼葉食いは安定しており、最新の馬体重は510㌔。

1月7日 この中間も徐々にペースアップしながら鍛錬を重ねている。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒もしくは15秒ペースで1本、または周回コースをハッキングキャンターで2500㍍駈け抜けるといった内容。ストライドの大きな走りで、現状の負荷でも問題なく登坂できている。素軽く、スピードの乗りがいい様子からも、動きに関しては順調に良化している印象。一方で、引き続き後方の状況に敏感な面を見せるので、今後も様々な状況に触れさせつつ、対応できるように教え込んでいく。飼い葉食いは良好で、最新の馬体重は493㌔。

[2021年 1歳]

12月3日 この中間は各種の調教を順調に消化している。現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで1本、または周回コースをキャンターベースで1500㍍駈け抜けるといった内容。登坂時の動きは着実にパワーアップしており、それでいて素軽さ・スピードもうかがえる。トモの筋肉は発達しており、今後も適切な負荷をかけ、よりパワフルかつ俊敏性に優れた動きを実現できるよう努めていく。騎乗時は後ろの馬を気にしたり、落ち着きがなかったりと気持ちの幼さをまだ残すため、集中力の維持を意識しつつ、精神面の成長も促す。最新の馬体重は480㌔。

11月5日 追分Fリリーバレー到着後は、環境の変化に順応させつつ、一連の背慣らしなどをスムーズに終えた。タイミングを見て騎乗調教を開始しており、現在のメニューは、坂路コースをハロン16秒ペースで1本、または周回コースをキャンターペースで2500㍍駈け抜けるという内容。騎乗スタッフは「初めて跨った時から素軽く、息遣いも良好で、素質の高さを感じます」と話していた。乗り始めて間もないこともあり、まだ非力なため、登坂を重ねることで力強さを増していきたい。気性的にも幼いことから、こちらも乗り込むことで成長を促す。最新の馬体重は475㌔。

10月4日 白老Fイヤリングから追分Fリリーバレーへ移動。新しい環境に慣らしながら、騎乗調教開始の準備を整えていく。

10月1日 患部の状態は何ら問題なかったことから、この中間より通常メニューへ戻した。現在は日中放牧およびウォーキングマシンでの運動を消化している。装鞍や跳び乗りといった初期の背慣らしも始めているが、素直に受け入れており、今後も順調にステップアップできそう。全体に厚みが出たことにより、一層の逞しさが増した印象で、休みを挟む期間があったとはいえ緩みはなく、秋の1歳馬らしい充実ぶりがうかがえる。アクティブな気性で、自らよく動くタイプなだけに、先行する他馬にもすぐに追いついてくれるはず。最新の馬体重は480㌔。

9月3日 白老Fイヤリングへ移動してからは、舎飼で様子を見た後、パドック放牧へ移行した。暑い時期であることや、傷口からの感染などに注意しながら進めてきたが、経過は順調そのもので、現在はすでに通常放牧へと戻している。馬体のバランスは崩れておらず、休みを挟んだことにより、ゆったりとボリュームが出てきた。活発な気性ながら自制心が利いており、いっそう大人びた様子までもうかがえる。今後はタイミングを見て、ウォーキングマシンでの常歩運動や背慣らしといった、一連の初期馴致も並行して始めていく。8月下旬現在の測尺は、体重449㌔ 体高156㌢ 胸囲177㌢ 管囲19.9㌢

7月25日 術後の経過は良好で、白老ファームYearlingへ移動。今後はケアを施しながら舎飼いやパドック放牧で経過を観察し、通常放牧へ戻していく。

7月17日 放牧メニューを消化してたが、本日、疝痛の症状が認められ検査を施したところ、結腸左背方変位(腸の位置が変化したり、捻れたりする症状)の診断。そのため、社台ホースクリニックにて開腹手術を行い、腸そのものを切ることなく、腸の位置を正すという処置を施術。程度は軽く、競走能力に影響を及ぼすものではない。今後については1週間ほど社台ホースクリニックにて経過観察し、問題なければ繋養地へ戻る。白老ファームYearlingでは舎飼いやパドック放牧による運動制限を行い、1ヶ月を目処に通常放牧に戻す。

6月下旬 馬体重457㌔ 

6月9日 測尺;体重419㌔ 体高153.0㌢ 胸囲170.0㌢ 管囲19.9㌢