エレガントヒロイン(Elegant Heroine) 

2020年2月16日生(栗毛) 美浦・宗像義忠厩舎
生産 ; 社台ファーム 繋養 ; 白老ファームYearling
育成 ; 社台ファーム 外厩 ; 山元TC
父 モーリス
   鹿毛 2011
スクリーンヒーロー
メジロフランシス
母 ウイングレット
   鹿毛 2001
*タイキシャトル
エアウイングス
兄弟 ウイングドウィール(5勝)、タブレットピーシ(4勝)、ウイングチップ(4勝)、ガルトマーン(地3勝)、ルールザウイングス(未)
馬名の意  上品なヒロイン。祖父名より連想
戦績 4-0・0・0・4 条件 未勝利

■競走成績■

 日付 開催 レース名  頭数 人気  着順  騎手  斤量  コース  馬場 タイム  馬体重
引退
2023/05/21 新潟 3歳未勝利 15 12 ☆横山琉人 53.0 2000 2.07.8 454
2023/05/07 東京 3歳未勝利 18 12 丸田恭介 54.0 1800 1.49.3 450
2023/03/19 中山 3歳未勝利 16 8 西村淳也 54.0 1800 1.57.6 460
2023/01/14 中山 3歳新馬 16 5 横山武史 54.0 1600 1.38.3 466
山元TCにて調整(2022/11/05~12/13)
ゲート試験合格(2022/10/27)
美浦・宗像義忠厩舎入厩(2022/10/20)
右前肢深管部骨折(2022/03/15~)

■近況レポート■

[2023年 3歳]

5月23日 前走の敗戦を受けて、宗像調教師および牧場サイドと協議。本馬はデビューからここまでの4戦で2桁着順を重ねており、デビュー当時からの成長も乏しい。現状でJRAの3歳未勝利戦を勝ち上がることは非常に困難と思われ、本馬を前走をもって引退とする。

5月21日 新潟・芝2000㍍戦に53㌔☆横山琉人騎手で出走。馬体重はプラス12㌔の512㌔。レースでは五分のスタートを切ると、いったん控えて中団馬群の外め、やや後方からの追走。道中は馬場の良い外めを通って、4コーナーから徐々に仕掛けていく。しかし、直線に向くあたりでは手応えがなく、直線も伸びを欠いてしまい、最後は勝ち馬から2.9秒差のシンガリでゴール。横山騎手は「道中はスムーズに追走できたのですが、勝負どころからペースが上がると突っ張った走り方になってしまい、直線も前のめり気味のバランスを崩した走りになって、追うことができませんでした。現状は苦しいところがあるのかもしれません」とコメン。

5月17日 今週5月21日新潟・芝2000㍍戦に☆横山琉人騎手で出走予定。フルゲート16頭のところ、想定段階で出走表明馬は14頭。宗像調教師は「その後の回復状況は順調で、けさは坂路で15-15程度の調整でした。出走できそうなため、新潟戦に投票予定です。平坦コースは合うと思います」と。

5月10日 前走後も馬体に変わりはなく、在厩で続戦する。

5月7日 東京・芝1800㍍戦に54㌔丸田恭介騎手で出走。馬体重はマイナス10㌔の450㌔。レースではスタートがあまり速くなく、最後方から追走。道中は平均ペースで推移し、勝負どころも後方のままポジションは変わらず。直線では馬場の真ん中に持ち出されて前を追ったものの、伸び脚は一息で勝ち馬から1・8秒差の15着。宗像調教師は「課題のゲートは、今回のレースでも問題なかったですね。ただ、前半から上手く流れに乗れず、直線でも伸びきれませんでした。この後は在厩調整で、続戦していければと考えています」と。

5月3日 今週5月7日東京・芝1800㍍戦に丸田恭介騎手で出走予定。フルゲート18頭のところ、想定段階で出走表明馬は6頭のみ。本日はウッドチップコースで、6ハロンから85.8-68.8-53.4-38.5-11.9を強めに追われてマーク。宗像調教師は「当初、新潟のレースを予定していましたが、想定段階では除外が濃厚です。そのため、東京のレースへ切り替えることにしました。調教での動きは先週より上向いていますので、状態良くレースへ向かうことができると思います」と。

4月28日 発走調教再審査を受けて、問題なく合格。宗像調教師は「けさは横山琉人騎手に騎乗してもらい、試験を受けて無事に合格しました。練習では問題ないですし、来週5月6日新潟・芝1800㍍(牝馬限定)戦に横山琉人騎手で出走を予定しています」と。

4月26日 明後日に、発走調教再審査を受ける。本日はウッドチップコースで、4ハロンから58.8-42.1-13.3を馬なりでマーク。宗像調教師は「中間のゲート練習では、挙動に問題はありません。発走調教再試験を無事にクリアすれば、来週5月6日新潟・芝1800㍍(牝馬限定)戦への出走を予定しています」と。

4月19日 美浦TC帰厩。5月新潟・芝レース出走を目指す。

4月14日 予定どおり騎乗調教を再開しており、現在は周回コースと坂路コースを併用してキャンター調教を重ねている。坂路コースではハロン17~18秒ペースで1~2本駆け上がり、さらに今週から週2日2本登坂の日を設けている。来週からハロン15秒ペースの強め調教を取り入れながら、さらにピッチを上げて帰厩を目指す。現在の馬体重は466㌔まで回復。

3月28日 放牧後はウォーキングマシン運動のみで楽をさせて、リフレッシュに専念している。それほどテンションは上がっていないので、心身のケアをしっかりおこなってから騎乗運動を再開していく。現在の馬体重は458㌔。

3月23日 山元TCへ移動。先ずは精神面のリフレッシュを優先して調整していく。

3月22日 前走後も馬体に異常はないが、明日山元TCへ移動。先ずは心身のリフレッシュを促し、帰厩時のゲート再試験(発走調教再審査)へ備えていく。

3月19日 中山・ダート1800㍍(牝馬限定)戦に54㌔西村淳也騎手で出走。馬体重はデビュー時よりマイナス6㌔の460㌔。。今回もゲート入りを渋る仕草を見せ、目隠しをされてのゲートイン。スタートは五分も、外側の馬の斜行による不利を受け後方からの追走。その後の勝負どころ、直線での伸び脚もなく、勝ち馬から4.7秒差の12着に敗退。宗像調教師は「発走前、枠入りをかなり渋ってしまい、ゲート再試験の制裁を課されてしまいました。当初は芝のマイル戦への出走を目指していたものの、出走節が足りずにダート戦へ切り替えましたが、道中はキックバックを嫌がり、走りからもやはり芝の方が良さそうです。この後はいったん放牧を挟み、まずはゲート再試験に備えます。申し訳ありませんでした」と。

3月15日 今週3月19日中山・ダート1800㍍(牝馬限定)戦に西村淳也騎手で出走予定。本日はウッドチップコースで、5ハロンから68.5-53.1-37.9-11.7を一杯に追われてマーク。宗像調教師は「ここまでこの馬なりにしっかりと調整できていますので、変わり身に期待します。ただし、当初は芝のマイル戦への出走を目指していましたが、本馬の出走間隔では出走目途が立たない状況です。そのため、ダートへ切り替えることになりました」と。

3月8日 来週3月19日中山・芝1600㍍戦に西村淳也騎手で出走予定。本日はウッドチップコースで6ハロンから、85.3-68.4-53.0-38.6-12.3を一杯に追われてマーク。宗像調教師は「デビュー戦時よりもだいぶ心身は整ってきた印象で、走りに対する集中力も出てきました」と。

3月2日 坂路コースで4ハロンから、60.3-44.2-29.3-15.0をマーク。宗像調教師は「けさは坂路で15-15程度の調整から立ち上げています。精神面は落ち着いており、ここからレースへ向け徐々にピッチを上げる予定です」と。

3月1日 再来週3月19日中山・芝1600㍍戦への出走を目指している。本日は坂路コースで2本、軽めキャンター程度で乗っており、明日、時計になるところを乗る。

2月25日 山元TCでは順調に調教が進められたことより、本日美浦TCへ帰厩。今のところ、3月19日中山・芝1600㍍戦への出走が視野に入っている。

2月14日 この中間は順調に調教を重ねており、引き続き周回コースでハッキングキャンターを2000㍍消化後、坂路コースをハロン16〜18秒ペースで登坂するメニューを継続中。先週からは週2日の頻度で2本登坂する日を設けており、2本目にはハロン15秒程度の強め調教も課している。寒さも残り捌きの硬さを見せることはあるが、軽めの運動時に見せる程度で、調教時にはさほど気にならない。水準以上の力強い走りができているので、次走で巻き返しを図るべく、この調子でしっかり鍛えていく。最新の馬体重は473㌔。

1月28日 山元TC到着後の数日間は、基礎運動のみにとどめて楽をさせた。順調に疲労が解消されたため、1月21日より騎乗調教を再開。現在は周回コースでハッキングキャンター2000㍍を消化後、坂路コースでハロン17~18秒ペースのキャンター1本のメニュー。乗り出し直後はやや捌きの硬さが目立ったが、入念に準備運動をおこなって体を解し、コース入りしている。寒さも厳しい日々が続いているので、状態を確認しながらじっくり立ち上げていく。最新の馬体重は474㌔。

1月18日 デビュー戦後の馬体に異常はない。本日、山元TCへ移動し、こちらで先ずはリフレッシュを促していく。

1月14日 中山・新馬(芝1600㍍)戦に54㌔横山武史騎手でデビュー。馬体重は466㌔。発走前の枠入りで躊躇するような面を見せたが、レースでは先ず先ずのスタートを決め、先団4~6番手の好位をキープ。しかし直線での伸び脚は一息で、勝ち馬から1.5秒差の12着でゴール。宗像調教師は「稽古を積むごとに状態面は上向いていました。ただ、初めてのレースでパドックでは他馬を気にするような素振りがあり、枠入りもその辺りが関係しているのか、やや渋っていましたね。それでもスタートの飛び出しは速く、前半は流れへ乗ることができましたが、直線では早めに余力がなくなってしまい、最後は無理しなかったとのことでした。まだ心身ともにこれから成長余地があり、この後は放牧予定です」と。

1月11日 今週1月14日中山・新馬(芝1600㍍)戦に54㌔横山武史騎手でデビュー予定。フルゲート16頭のところに40頭が出走を表明しており、本馬を含めて優先出走権がある馬が23頭いるため、再度抽せんによって除外になる可能性が残る。一昨日はウッドチップコースで、6ハロンから84.9-68.2-53.3-39.1-12.3をゴール前で仕掛けられてマーク。宗像調教師は「牝馬ですが精神面は安定しており、乗り込むごとに動きは良化傾向です。出走を希望する馬が多いので、出走にこぎ着けたいところです」と。

1月5日 今週1月7日中山・新馬(芝1600㍍)戦は抽選除外。来週1月16日中山・新馬(芝1600㍍)戦以降でのデビューに。なお本レースだけでも抽選除外馬が21頭出ているので、来週の出走も確実とは言えない。

1月4日 今週1月7日中山・新馬(芝1600㍍)戦に丹内祐次騎手でデビュー予定。フルゲート16頭のところに38頭が出走を表明しており、そのうち除外による優先出走権のある馬が10頭いるので、優先権のない本馬は抽せんにより除外の可能性がある。本日は坂路コースで4ハロンから、54.5-39.4-26.1-12.9を一杯に追われてマーク。宗像調教師は「まだまだこれからの雰囲気はあるものの、徐々に動けるようになってきた印象です」と。

[2022年 2歳]

12月31日 坂路コースで4ハロンから、54.4-39.1-25.7-12.9を末強めに追いマーク。

12月28日 年明け1月7日中山・新馬(芝1600㍍)戦に丹内祐次騎手でデビュー予定。本日は坂路コースで4ハロンから、55.4-40.3-26.6-13.0をマーク。宗像調教師は「追うごとに良化が感じられますね。予定どおり、年明けのレースから出馬投票していきます」と。

12月21日 帰厩後は順調に調整が進み、本日は坂路コースで4ハロンから、56.3-41.4-27.7-14.2をマーク。宗像調教師は「前回在厩時と比較し、精神面で安定している点はいいですね。今のところ来年1月7日中山・新馬(芝1600㍍)戦でのデビューが視野に入っていますが、今週末の同条件を見ると頭数が多そうなので、流動的な情勢です」と。

12月14日 山元TCではデビューへ向けて調教ピッチが上がり、12月10日の速め調教では坂路3ハロン37.8-25.3-12.9の時計をマーク。動きも上向いてきたことから、本日美浦TCへ帰厩。こちらで追い切りを重ねながら、年明けのデビューを目指す。出発前の馬体重は477㌔。

11月28日 騎乗調教再開後は順調に乗り進められており、引き続き周回コースと坂路コースを併用しており、坂路では常時ハロン16~18秒ペースで1~2本駆け上がっている。さらに先週より坂路ではハロン15秒ペースの強め調教を課しており、動きにメリハリが出てきて良化傾向にある。ここからもう一段階ピッチを上げて、デビューを目指していく。現在の馬体重は471㌔。

11月14日 放牧後の数日間は、基礎運動のみにとどめて楽をさせた。牧場の馬体チェックでは少し疲れを見せていたが、その後の回復は早く、すでに乗り出している。現在は周回コースで3000㍍のハッキングキャンターを消化後、坂路コースに入ってハロン17~18秒程度のキャンターで駆け上がっている。デビューに向けて、しっかり負荷を上げていく。最新の馬体重は473㌔。

11月5日 やや疲れが見受けられるため、いったんリフレッシュ放牧へ出す。本日、山元TCへ移動。

11月2日 坂路コースで4ハロンから、54.9-40.1-26.6-13.6をマーク。もう少し厩舎で様子をみて、そのままデビューを目指すか、いったん放牧へ出すかを判断する。

10月26日 ゲート試験合格。宗像義忠調教師は「ここまで概ね一連の動作に問題はなく、けさは他に試験を受ける馬が居たため、一緒に試験を受けました。入りで少し躊躇するような素振りは見せたものの、その後は問題なかったです。こちらで数本時計を出した様子で今後の予定を立てていきます」と。

10月26日 入厩後は、トレセンの調教コースのスクーリングをおこないながらキャンター調教をはじめている。ゲート練習も進めており、一連の動作に問題はない。このまま練習を重ねて、ゲート試験合格を目指す。

10月20日 山元TCでの調整は順調に進み、美浦TC宗像義忠厩舎へ入厩。

10月14日 山元TC移動後は調教コースをスクーリングしながら、徐々にキャンター調教を進めている。現在は周回コースで約3000㍍の軽めキャンターを乗ったのちに、坂路コースをハロン17~18秒ペースで駆け上がっている。また先週より坂路2本の日を設けて、その2本目にハロン15秒ペースの強め調教を課している。まだ良化の余地を残すものの、ここまでは柔軟に対応できている。脚元の状態も安定しており、このまま入厩へ向けて鍛えていく。現在の馬体重は466㌔。

10月1日 この先は美浦TC入厩に備え、山元TCで乗り込んでいく。昨日社台Fを出発して、本日到着。出発前の馬体重は474㌔。

9月23日 この中間も脚元の状態を確認しながら、週3日坂路コースに入って3ハロン48秒程度のキャンターを乗っている。そのうち週2日は2本駆け上がっており、2本目に3ハロン42~45秒ペースの速め調教を取り入れている。坂路入りしない日は、周回コースで長め4000㍍のハッキングキャンターを消化、またはトレッドミル運動を課して持久力の底上げを図っている。コンスタントに速め調教を重ねてきたことで、メリハリのある走りができるようになってきた。9月15日の坂路2本目は、終い3ハロン12.7-12.2-12.9秒のラップをマークしており、9月1日よりも手応えが良くなっている。脚元が安定しているのも心強く、ここからさらに負荷を上げて馬体を引き締め、競走馬としての体型を整えていく。最新の馬体重は471㌔。

9月9日 引き続き週3日は坂路コースに入って、うち週2日は2本登坂してハードメニューを課している。坂路に入らない日は、周回コースで軽めキャンターを4000㍍乗っていて、さらにトレッドミル運動で心肺機能向上を目指している。9月1日は坂路コース2本目の3ハロンラップが、12.7-12.0-13.0秒と前回11秒台をおこなった時よりも、手応えが良くなっていた。ようやく体力が備わってきて、安定した走りができるようになってきた。この調子で最後の反応や手応えの良化を期待しており、さらに速め調教を繰り返しながら鍛えていく。現在の馬体重は471㌔。

8月26日 この中間も順調に乗り進めており、引き続き週3日は坂路コースに入って、そのうち週2日は2本登坂の日を設けている。その2本目にハロン14~15秒ペースの速め調教を取り入れ、8月18日には2本目3ハロン12.5-11.9-13.0秒とはじめて間に11秒台のラップを入れて強めてみた。乗り込みを強化して動きには良化が見られたが、最後の息遣いにはまだ良化の余地がありそうで、このまま涼しくなるまでは鍛錬を積み上げて基礎体力アップを目指す。現在の馬体重は467㌔。

8月12日 引き続き週3日は坂路コースに入り、そのうち週2日はコンスタントに2本登坂している。その週2日の2本目にはハロン14~15秒ペースの速め調教を課しており、8月9日には2本目に3ハロン41.0-26.3-13.2をマーク。鞍上の合図に応えてグンと加速できた点は評価できるが、最後はラップをさらに上げることができず、息遣いにも余裕がなかったので、もう少しの体力アップが必要な印象。脚元の状態は安定しており、ここから地道な乗り込みで底上げを図る。現在の馬体重は471㌔。

7月29日 この中間は順調に調教を進めており、現在は週3日の坂路コース入りのうち週2日は2本登坂の日を設けている。そのうちの1日はハロン15秒ペースの強め調教を課していて、7月22日は坂路3ハロン43.0-27.9-13.7の時計をマークしている。後傾ラップできているものの、上がりの息の入りはもうひとつで、もう少し乗り込んで体力の向上を図っていく。現在の馬体重は467㌔。

7月15日 引き続き週3日は坂路コースに入って、ハロン16~18秒ペースで駆け上がっている。坂路に入らない日は、周回ウッドチップコースで長め4000㍍を乗ったり、トレッドミル運動を取り入れて心肺機能の強化を図っている。また、今週より坂路コースではハロン15秒ペースの強め調教を取り入れはじめた。まだ馬体には余裕があるので、脚元に注意を払いながら入念に乗り込んでいく。現在の馬体重は473㌔。

7月1日 この中間もゆっくり調教負荷を上げているところで、現在は周回コースでハッキングキャンターを長め4000㍍乗りながら、週3日は坂路コースに入っている。現在はハロン17~18秒ペースで駆け上がっており、ここまで脚元の状態は安定している。まだ動きに重さは残っているので、この夏は基礎体力を戻すべく、入念に乗り込んでいく。現在の馬体重は472㌔。

6月17日 騎乗調教再開後はじっくり立ち上げているところで、現在は周回コースで長めキャンターを行いながら、直線坂路コース(1000㍍)入りを再開している。。まだ、ゆっくりとしたペースで駆け上がっている程度だが、脚元の状態は安定。もう少しの間は慎重に進めていくが、徐々に調教ピッチを上げていく。現在の馬体重は475㌔。

6月2日 この中間もトレッドミル運動で徐々に負荷を上げてきたが、獣医師による定期的な検査でも順調な回復が確認されたことから、先月27日よりゆっくりと騎乗運動を再開。現在はロンギ場でじっくりダク運動をおこなっているところだが、歩様に若干の硬さは見られるものの問題はない。今後も調教コース入りを目指して、ケアを続けながらじっくり進めていく。現在の馬体重は487㌔。

5月20日 この中間も基礎運動のみで、右前肢の定期的な検査を繰り返している。獣医師の見解では順調な回復経過であることから、今週よりゆっくりとトレッドミル運動を取り入れ始め、現在は常歩からダク運動程度までスピードを速めている。運動後も脚元の状態は安定しており、ここから騎乗再開に向けてリハビリを課していく。現在の馬体重は487㌔。

5月6日 この中間も右前肢へ治療を続けながら、ウォーキングマシン運動で歩かせている。牧場獣医師による定期的なレントゲン検査では、順調な回復経過が確認されたことから、今週よりウォーキングマシン運動を午前と午後の2回(計2時間)に増やしている。歩いているぶんには歩様もスムーズで、もう1ヶ月半程度は基礎運動のみに留めて早期回復を目指す。現在の馬体重は475㌔。

4月1日 この中間も週4日は坂路コースに入れて、そのうち週2日は2本登坂の日を設けていた。その2本目にはハロン15秒ペースの強め調教を取り入れて、3月15日には坂路で2ハロン29.5-14.5秒の時計をマーク。ところが、先週25日の調教後、右前肢を気にする素振りが見られた。そのため牧場獣医師によって、レントゲン検査をおこなった結果、右前肢の深管部分に少しヒビが入っていることが見付かる。骨折の言えるほどではないものの無理はできず、いったん騎乗を控えて、現在はウォーキングマシン運動のみで治療を続けている。1ヶ月間程度は獣医師の定期的な検査で経過を確認しながら、基礎運動のみで回復を優先させていく。3月下旬に計測した体高は156㌢、胸囲は186㌢、管囲は19㌢、馬体重は466㌔。

3月4日 この中間は順調に調教を進めており、現在は坂路コースに週3日入って、そのうち週2日は2本登坂している。キャンターペースもハロン16~17秒ペースに上げており、徐々に走りに軽快さが出てきた。また、坂路に入らない日は周回コースで右回りと左回りを各2000㍍、計4000㍍のキャンターで手前の替え方を確認しながら乗り込んでいる。調教コースでは要所で物見するような面や、ハミ受けなどに幼い部分は残るが、体力が備わってきて改善傾向にはある。寒さが厳しいなか休まずに調教を続けられているのは良い傾向で、このまま地道な基礎鍛錬を重ねて土台を作っていく。現在の馬体重は475㌔。なお、馬名が「エレガントヒロイン」(Elegant Heroine 上品なヒロイン。祖父名より連想)に決定。

2月4日 寒さが厳しいこともあり、馬の状態に合わせて段階を踏みながら調教負荷を上げている。現在は、週2~3日は直線坂路コースでハロン17~18秒ペースで1本、日によっては2本のことも。週2日は、周回コースのみで手前を転換しながら約4000㍍の距離をしっかりと乗り込んでおり、トレッドミル運動も併用しながら疲れを残さないようなインターバルを挟んでいる。馬体はまだ付くところに筋肉量が整っていないため、他馬と比較するとやや幼い立ち姿の印象を受ける。また、調教時にはハミの取り方に散漫な面があって、心身ともに良化途上の段階といえる。父、母ともに晩年まで息の長い活躍を遂げたので、今後の成長力に期待しつつ調整していく。最新の馬体重は479㌔。

1月7日 引き続き週3日は直線坂路コース(1000㍍)に入って、ハロン17~18秒ペースで元気に駈け上がっている。登坂後はそのまま周回コースに入ってハッキングキャンターを1000㍍乗るメニューも継続。更に昨年末から週1日は2本登坂する日を設けており、その2本目にハロン15~16秒台のラップを取り入れている。まだ心身ともに幼い面が残るので、坂路入りしない日は周回コースで長め3000㍍のキャンターを消化して、スタミナ強化を図っている。最近は余裕が出てきたのか前進気勢が旺盛なので、この調子で厳寒期は地道な乗り込みを重ねていく。現在の馬体重は476㌔。

[2021年 1歳]

12月3日調教コースに入ってからは、順調に調教を進めており、直線坂路コース(1000㍍)入りは週3日コンスタントに行っている。11月中旬から登坂後、更に周回コースに入ってハッキングキャンター1000㍍を乗るメニューを課しており、順調に基礎体力強化が図られている。ハロン17~18秒で駈け上がっているが、乗り手に対してとても従順な性格で安定した走りを見せている。ここから2本登板も取り入れつつ、この冬は地道に持久力強化を目指していく。現在の馬体重は473㌔。

11月5日 馴致場での騎乗調教を進めて、ひと通りの騎乗馴致を終えたところで、10月中旬にはいったん夜間放牧のみのリフレッシュ期間を設けた。フックラとさせてから調教コースに入って、いよいよ本格的なキャンター調教へ進めている。現在は、角馬場と周回ウッドチップコースで軽めキャンターを乗りながら、今週より直線坂路コース(1000㍍)入りを始めている。新しい環境への適応力も優れていて、飼葉食いが落ちることはなく、調教負荷を上げながら馬体重は474㌔まで増やしている。キャンターでは前向きな性格も見て取れるので、オーバーワークに気を付けながらしっかり基礎鍛錬に励んでいく。

10月1日 社台F移動後は、新しい環境に慣らしながら初期馴致を確認した後に、鞍や人を乗せる騎乗馴致を進めている。厩舎内では人が跨るところまで出来ており、これから馴致場で騎乗調教をおこなっていく。当初はやや人に抵抗するような面を見せていたが、いったん納得してしまえば学習できる力は持っており、この気の強さを競走意識に変換できるよう、丁寧に教えていく。現在の馬体重は464㌔。

9月14日 白老Fイヤリングでの初期馴致を終え、本日、騎乗調教開始に備えて社台Fの調教厩舎へ移動。

9月3日 現在は夜間放牧を継続しながら、サイドレーンを装着したウォーキングマシンでの常歩運動、また装鞍やダルマを用いての背慣らし、洗い場での全身水洗いなど初期馴致を進めている。馬体は張りがあり、肌艶のいい健康的な姿に成長している。ボリュームがありながらも、適度に引き締まったメリハリあるシルエットは、放牧地でも目を引く存在。僚馬からの信頼が厚い社交的な気性や、軽快な身のこなしにもサラブレッドらしい健やかさで、これからの本格的な調教メニューに対しても着実に進めていけそう。8月下旬時点の測尺は、体重473㌔ 体高155㌢ 胸囲178㌢ 管囲19.3㌢。

6月下旬 馬体重439㌔ 

6月9日 測尺;体重415㌔ 体高152.0㌢ 胸囲172.0㌢ 管囲19.3㌢