国際『馬』交流展

【ベトナム】

(2002年6月、その後一部加筆)

 オフィスで隣の島に座っているN君がベトナム出張から帰ってきた。「お土産です。馬の切手、それに頂きモノなんですけど、これにも馬がデザインされているんで・・・」
 ワールドカップが始まった。サッカーは世界中で最も多くの人に親しまれているスポーツと言われているが、競馬は世界中で最も多くの国で行われているエンターテインメントかもしれない。N君の話では、ベトナムの競馬は192年、宗主国であったフランスによって始められた。社会主義政権になった1975年には閉鎖されたが、1989年には再開されたとのこと。しかし「いわゆるポニー競馬なんですが」

 そういえば、2001年11月に放送された世界ウルルン滞在記(MBS系)で乗馬が得意の女優の堀江奈々さんが、競走馬の騎手になりたい?とベトナムを訪れた放送があった。番組ウェブサイトによると、訪れたのはホーチミンから車で2時間ほどのルックファーテゥン村。フートー競馬場に登録されている約450頭の競走馬の半数以上が飼育・調教されている競走馬の故郷である。
 ベトナムの競馬は毎年10月から4月の乾季がシーズン。この時期は毎週土・日曜の午後7~8レース前後行われている。馬のクラス分けは何と体高(肩までの高さ)で9クラスに分けられ、最も大きいクラスで145㌢以上と全体的にかなり小さいのが特徴。そのため、斤量も20㌔~40㌔前後と定められていて、騎手の殆どは12~17歳くらいの少年。17~18歳になると重量オーバーのため定年し、調教師などの職業につく。・・・とのこと。因みに堀江さんの体重は47㌔?

 ベトナムでも2004年9月、オーストラリアから40頭のサレブレッドが輸入され、サレブレッド競馬が始まった。1着賞金数万円では、日本馬の輸入は当面ありえないだろうが、ベトナムのハクチカラが誕生したら嬉しい限りだ。
 

             

  [工芸品]


紫檀

ブラストガラス

     

 [馬切手]